ストレージ王(2997)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月24日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちの1社です。これで4月は8社目となりました。

IPO新規上場承認発表2社2022.3.24

すでにもう1社のモイ(5031)のIPO詳細については下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

ストレージ王(2997)の上場日は2022年4月27日(水)で、モイ(5031)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。4月は大和証券主幹事案件が目立ちますね。

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ストレージ王(2997)のIPO(新規上場)情報

設立:2010年4月1日
業種:不動産業
事業の内容:トランクルームに関する企画、開発、運営、管理及びプロパティマネジメント業、これらに付帯関連する一切の事業

ストレージ王(2997)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード2997
名称ストレージ王
公募株数220,000株
売出し株数423,500株
オーバーアロットメント96,500株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
岩井コスモ証券
大和コネクト証券委託幹事
IPO発表日3月24日(木)
上場日4月27日(水)
仮条件決定日4月8日(金)
ブック・ビルディング期間4月12日(火)~4月18日(月)
公開価格決定日4月19日(火)
IPO申し込み期間4月20日(水)~4月25日(月)
時価総額15.1億円
吸収金額6.3億円
想定価格860円(86,000円必要)

スッキリした幹事構成となっていますが、このストレージ王(2997)のIPO主幹事が大和証券となっていることから、グループ会社となるCONNECTコネクト)のIPO委託幹事(裏幹事)入りが決まっています。大和証券主幹事案件となるため、割り当て数も多めにあるかと思います。

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ストレージ王(2997)IPO大和コネクト証券

ストレージ王(2997)のIPO(新規上場)事業内容等

ストレージ王(2997)はセルフストレージ方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行う事業を展開しており、基本的なビジネスモデルはトランクルームとして利用可能な不動産を賃借や自社開発で確保した上でトランクルームとしての貸し出し、清掃を含む維持管理により利用者から利用料を徴収し、その収益で不動産コストや販売管理費を回収し、利益を上げる単一のセグメントから成り立っております。

ストレージ王(2997)IPO事業内容

蓄積した運営ノウハウを応用し、2019年からトランクルームの新規開発に本格的に取り組んでいます。トランクルームに適した用地を購入。建築主として面積効率が高く、顧客が利用しやすいトランクルームを企画。生産性の高い不動産として開発し、不動産投資家に売却することで利益を得ます。

ストレージ王(2997)IPO事業内容2


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額177,200千円に本第三者割当増資の手取概算額上限82,590千円を合わせた、手取概算額合計上限259,790千円については、優秀な人材確保のための人件費・採用費や事業拡大のための用地取得や工事代金費用として充当する予定であります。
なお、各々の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ストレージ王のIPO目論見書より一部抜粋)

ストレージ王(2997)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ストレージ王(2997)の市場からの吸収金額はIPO想定価格860円としてオーバーアロットメント含め6.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は低単価のため公募株及び売り出し株合わせて6,435枚と多くもなく少なくもなくといった感じです。

上述の通りストレージ王(2997)の事業内容はトランクルームに関する企画、開発、運営、管理及びプロパティマネジメント業、これらに付帯関連する一切の事業と、セルフストレージ(レンタル収納スペース)方式のトランクルームの企画、開発、運営、管理を行っております。

内装や設備にこだわった建築確認取得済みトランクルーム専用設計の建物なので安心で安全。定期的な巡回と清掃を行い、防犯カメラや空調など店舗内外に充実の設備を設置した高品質のトランクルームを月額3,300円(税込)からとリーズナブルに24時間365日使えるという特徴を持っています。

ストレージ王(2997)IPOの強み特徴

ストレージ王(2997)の筆頭株主は親会社でもある建築・不動産事業、エネルギー事業、ホテル事業、施設管理事業、資産運用代行事業を行う株式会社デベロップ(非上場)で、およそ80%を保有しています。株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はなく、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。

コロナ禍によるライフスタイルの多様化を背景にトランクルームへのニーズが高まっているそうですが、アメリカに比べてまだまだ利用者数は少なく、アメリカの市場規模およそ4兆円、世帯普及率10%と比べて、日本の市場規模はおよそ770億円で世帯普及率は0.7%にとどまっているそうです。これらのことも含めて今後の市場拡大が見込めると予測しているそうですが、トランクルームと聞くとなんとなく富裕層が使用するイメージが強く、個人的には「?」という感じです^^;

ストレージ王(2997)の事業内容は新規性も無く地味で微妙な感じです。売上はそこそこ伸びているものの収益は赤黒のバラつきが目立ち安定感がありません。とはいえ公開規模はIPO想定価格(860円)ベースで6.3億円と小型サイズとなり、需給面での不安は乏しく、単価も1,000円を切っており、個人投資家も手を出しやすい価格設定となることから初値高騰は無いものの堅調にスタートする可能性は高そうです。

ひとまずの初値評価は需給面からB級評価としたいところですが、やはり今の環境下ではワンランクダウンのC級評価が妥当なところでしょうか。いずれにしても上記の通りこの規模での公募割れは想像しにくいため、管理人の個人的なこのストレージ王(2997)のIPO参加スタンスは全力申し込みの方向で考えようと思います。

昨日の記事でも書きましたが、LINE証券ギックス(9219)のIPO初当選を頂きました。野村證券LINE証券大和証券大和コネクト証券ということで、IPO委託幹事(裏幹事)でのIPO当選にも期待したいところです。

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ストレージ王(2997)のIPO(新規上場)業績等

ストレージ王(2997)のIPO経営指標
ストレージ王(2997)IPO経営指標

ストレージ王(2997)のIPO売上高及び経常損益
ストレージ王(2997)IPO売上高及び経常損益

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