クリアル(2998)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日も週末(金曜日)ということで2社のIPO新規上場承認発表がありました。もはやIPO業界では週末(金曜日)出しが恒例となりつつありますね。ちなみに同日発表の同日上場です。
当記事はひとまずクリアル(2998)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のペットゴー(7140)のIPO詳細記事につきましてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。
クリアル(2998)の上場日は2022年4月28日(木)で、ペットゴー(7140)と2社同日上場、上場市場は東証グロース市場(市場再編後の新興市場)への上場で、IPO主幹事はまたもやIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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クリアル(2998)のIPO(新規上場)情報
設立:2011年5月11日
業種:不動産業
事業の内容:資産運用プラットフォーム事業、ワンルームマンション投資、富裕層・機関投資家向け資産運用
上場市場 | 東証グロース |
コード | 2998 |
名称 | クリアル |
公募株数 | 743,000株 |
売出し株数 | 259,000株 |
オーバーアロットメント | 150,300株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 大和証券 岡三証券 楽天証券(100%完全抽選) 岩井コスモ証券 東洋証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) SBIネオトレード証券(委託幹事) 大和コネクト証券(委託幹事) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 3月25日(金) |
上場日 | 4月28日(木) |
仮条件決定日 | 4月11日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 4月13日(水)~4月19日(火) |
公開価格決定日 | 4月20日(水) |
IPO申し込み期間 | 4月21日(木)~4月26日(火) |
時価総額 | 45.1億円 |
吸収金額 | 10.3億円 |
想定価格 | 900円(90,000円必要) |
そしてこのクリアル(2998)のIPO幹事団(シンジケート)は現時点で10社と多く、IPO主幹事がSBI証券となることからSBIネオトレード証券、平幹事の中には大和証券と岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となるCONNECT(コネクト)と岡三オンライン証券がIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いため、最終的には13社まで増えそうです。
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クリアル(2998)のIPO(新規上場)事業内容等
クリアル(2998)はグループ会社で、クリアル株式会社及び連結子会社(クリアルパートナーズ株式会社、合同会社RLSプロジェクト、合同会社RLSプロパティ)の計4社で構成されており、不動産への投資、資金調達、物件仕入れ、運用、売却といった不動産投資運用にかかる一連のフローをDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用した「資産運用プラットフォーム事業」を展開しています。
資産運用プラットフォーム事業の単一セグメントとなりますが、1万円から不動産へ投資ができる不動産ファンドオンラインマーケット「CREAL」、1,000万円からの資産運用が可能な資産運用サービス「CREAL Partners」、1億円からの資産運用が可能な資産運用サービス「CREAL Pro」の3つのサービスにより構成されております。
「CREAL」は、クラウドファンディングを活用した不動産ファンドオンラインマーケットです。資産運用において重要な位置づけを占めるにも拘わらず、投資に必要な多額の資金と手間、専門的な知識が障害となり個人にとっては遠い存在であった不動産投資への門戸を広く個人に開放するサービスです。
「CREAL Partners」は、個人投資家向けに実物不動産(主に首都圏の中古区分レジデンス)への投資を通じた資産運用サービスを提供しています。個人投資家向けに販売する投資用不動産を連結子会社であるクリアルパートナーズ株式会社が仕入れ、個人投資家に販売することにより売却利益を獲得しています。
「CREAL Pro」は、機関投資家・超富裕層向けの資産運用サービスであり、大型不動産への投資を通じた資産運用サービス事業を展開しています。当社が情報を入手した投資物件を基に仲介業務や私募ファンドを組成・運用する業務が中心となります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額600百万円については、①金利負担軽減を目的として既存社債の償還資金として2023年3月期に583百万円、②「CREAL」のGMV拡大のために、新規のクラウドファンディング案件の劣後出資資金として2023年3月期に17百万円を充当予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(クリアルのIPO目論見書より一部抜粋)
クリアル(2998)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
クリアル(2998)の市場からの吸収金額はIPO想定価格900円としてオーバーアロットメント含め10.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,020枚と万枚超えで比較的多めにあります。
上述の通りクリアル(2998)の事業内容は資産運用プラットフォーム事業、ワンルームマンション投資、富裕層・機関投資家向け資産運用ということで、最近流行りの不動産投資型クラウドファンディング(不動産ファンドオンラインマーケット)サービスの運営会社となります。
これまで個人では投資の機会を得ることが難しかった大型不動産や保育園などのESG不動産を含めた多様なの不動産への投資を不動産投資型クラウドファンディング(不動産ファンドオンラインマーケット)サービスを通じて1万円からプロアマ問わず誰もが手軽に資産運用を開始できるサービスを展開しています。
想定利回りは3%~8%(年利)で、元本割れや配当遅延はゼロ。投資元本を保護するためすべての案件にクリアル(2998)も劣後出資しているので、万が一売却する際に損失が⽣じた場合はでもまずはクリアル(2998)が負担することになることから、基本的に投資家が損失を受けることが無いことも大きな特徴となっています。
購入型クラウドファンディングとしてはすでにマクアケ(4479)が2019年12月に上場しており、2021年6月上場のランドネット(2991)は兼業で不動産投資型クラウドファンディングサービス(現在案件無し)を提供していることから、純粋に不動産投資型クラウドファンディング専業としてのIPO(新規上場)はこのクリアル(2998)が初モノになるかと思います。
不動産投資型クラウドファンディングサービス企業としては知名度もあり、市場の占有率は62%と高く、業績も好調でテーマ性もあります。公開規模はIPO想定価格(900円)ベースで10.3億円と荷もたれ感の無い水準と好条件が揃っています。とはいえやはり今のIPO地合いを鑑みると初値評価はB級評価といったところになるでしょうか。
よってとりあえず現時点の管理人の個人的なこのクリアル(2998)のIPO参加スタンスは全力申し込みで問題無いかと考えています。IPO主幹事はSBI証券ということでIPOチャレンジポイントの話題も出て来そうですが、やはり今の相場では「温存が吉」と個人的には考えているため、使用するには至らないと思います。
クリアル(2998)のIPO(新規上場)業績等
クリアル(2998)のIPO経営指標
クリアル(2998)のIPO売上高及び純利益
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