エフビー介護サービス（9220）のIPO（新規上場）初値結果！インフォメティス（5030）上場中止は想定内！？

エフビー介護サービス（9220）のIPO（新規上場）初値が無事に公募価格を上回る形での着地となりました。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。

ただ市場の初値コンセンサスは1,650円から1,800円にあったため、やや物足りなさは感じます。直近IPOのセカンドサイトアナリティカ（5028）が初値良し、セカンダリ良しと好調だったので、相応の上値余地はあるかと思っていました。

市況が悪過ぎたのか、銘柄的に微妙だったのかは定かではありませんが、本格的にIPO市場が回復したわけではないようです。個人的にはセカンドサイトアナリティカ（5028）のようなキラキラ案件でない限り初値はまだ渋いと言った印象です。

エフビー介護サービス（9220）のIPO初値結果

市場開場直前の合致点は1,540円でのスタートとなりましたが、寄り前気配は一進一退で、結果的に対等価格が近づくと逃げる寄る寄る詐欺的な動きはほとんど無いまま161円高の1,561円での着地となりました。

初値自体は市場コンセンサスを下回ったものの、初値形成後は堅調で右肩上がりで上昇し、10時55分には400円高となるストップ高（1,961円）に一瞬タッチしています。ただ張り付きとはならずジリジリと下げていき、終値は1,734円での大引けとなりました。それでも初値価格（1,561円）をしっかり上回っているのはまだセカンドサイトアナリティカ（5028）の余韻が残っているのでしょうか。

エフビー介護サービス（9220）日中足・5分足チャート（2022年4月7日）

ちなみに今日は保有株の下げダメージが大きくIPOセカンダリ参戦はしておりません。IPO市場もそうですが、全体的な相場も外部環境に左右され、一進一退といった感じです。

インフォメティス（5030）IPO（新規上場）中止

昨日（4月6日）インフォメティス（5030）のIPO（新規上場）中止が発表されましたので備忘録として記載させて頂きます。これで今年（2022年）はIPO（新規上場）中止7社目となりました。

公式発表ではIPO（新規上場）中止理由にウクライナ情勢を挙げていますが、インフォメティス（5030）のIPO発表日は3月18日（金）ですでにロシアによるウクライナ侵攻は始まっていました。

少なくともIPO発表日（3月18日）と比べれば最近の方が金融市場の環境はまだマシになっていると感じます。どういう状況になっていれば上場を決行していたのかの説明が欲しいところです。

IPO（新規上場）で企業の知名度は上がります。IPO発表もしかりです。もしかすると初めから上場する気は無く、目的は違うところにあったのかとひねくれ者の管理人は変な勘ぐりをしてしまいます。だとすると企業側は大成功ですね。

しかしながら想定内ではあったものの、とんだ茶番に付き合わされたものです。もちろんこのあたりは管理人の勝手な憶測ですが。