リンカーズ(5131)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(295円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
リンカーズ(5131)の上場日とIPO申込期間
リンカーズ(5131)の上場日は2022年10月26日(水)で、Atlas Technologies(9563)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このリンカーズ(5131)のIPO申し込み期間は10月11日(火)~10月17日(月)となっており、他多数のIPO案件とIPO申し込み期間がドンピシャで被っているため、申し込まれる方は資金の割り振りや申込忘れに注意する必要があります。
リンカーズ(5131)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
リンカーズ(5131)のIPO想定価格は295円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このリンカーズ(5131)のIPO仮条件は本日10月7日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
リンカーズ(5131)の事業内容
リンカーズ(5131)の事業内容はものづくり領域におけるビジネスマッチングサービス、リサーチコンサルティングの提供ということで、ものづくり企業のあらゆる探索等の課題に対して、マッチングプラットフォームの運営を中心に課題解決のサービスを提供しています。
このリンカーズ(5131)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
リンカーズ(5131)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月22日)もまたIPO新規上場承認発表が2社あり、残念ながら月末恒例の重複上場 …
リンカーズ(5131)のブルベア要素とIPO参加スタンス
リンカーズ(5131)の公開規模はIPO想定価格295円としてオーバーアロットメント含め8.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は低位株となるため公募株及び売り出し株合わせて24,310枚と比較的多くありますが、海外投資家への販売が無いことやSBI証券主幹事案件と言うことも含めて当選確度はやや高くなりそうです。
そしていつも通りリンカーズ(5131)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)に加えて、今回はSBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントについても考察してみたいと思います。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がものづくり領域におけるビジネスマッチングサービス及びリサーチコンサルティングと時流に乗ったビジネスモデルで、公開規模はIPO想定価格(295円)ベースで8.2億円と小型サイズ。株価設定に割安感は無いものの手を付けやすい超低位株となることから個人投資家を中心に積極的な買いが入りそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはベンチャーキャピタルの保有株が多く、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しに応じており、出口(イグジット)感があります。さらに売り出し放出後も上場時発行済株式総数(13,236,000株)の3割近く(3,748,000株)が残り、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除となり売却可能となるため、公開価格の1.5倍付近で警戒感が急激に高まる可能性もあります。
上場日となる10月26日(水)はAtlas Technologies(9563)と2社同日上場で10月唯一の重複上場となるため、軽微ながらも地合い次第では資金分散の影響が出る可能性もありそうで、中身的にもAtlas Technologies(9563)の方が注目度は高そうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
Atlas Technologies | 28.2億円 | 東証グロース | SMBC日興証券 |
リンカーズ | 8.2億円 | 東証グロース | SBI証券 |
そしてこのリンカーズ(5131)はSBI証券主幹事案件ということで、IPOチャレンジポイントについても考察してみました。考察と言っても今年(2022年)はSBI証券の動向がまったく読めないのでデータを集約させたものを参考として見て頂く程度となります。
今年(2022年)に入ってSBI証券主幹事案件はこのリンカーズ(5131)含めて6社あり、過去5社のIPOチャレンジポイント動向は以下の通りです。尚、ポイントボーダーについては読者様より頂いた情報やSNSなどの情報を参考にさせて頂いておりますので、確定数ではありませんことをご了承下さい。
IPO銘柄 | IPO総株数 | IPO配分株数 | ポイントボーダー |
マイクロアド | 2,661,100株 | 100株 | 100P |
クリアル | 1,152,300株 | 100株 | 290P |
モイ | 2,716,000株 | 100株 | 140P |
マーキュリーリアルテック | 615,000株 | 100株 | 250P |
CaSy | 243,300株 | 不明 | 不明 |
上記を見ているとポイントボーダーよりもIPO配分株数がすべて100株になっている点がやはり気になるところでしょうか。これまでであればCaSy(9215)以外は複数配分となっていてもおかしくない状況です。特にIPO総株数が百万株超えとなれば200株はおろか300株配分となっても不思議ではありませんでした。今年(2022年)に入って「複数配分廃止説」が浮上していますが、現時点ではまさに説が立証されています。
この傾向から考えるとこのリンカーズ(5131)のIPO参加スタンス自体は積極参加で問題無いと考えていますが、さすがにIPO想定価格ベースで295円と超低単価となることから複数当選前提でないと旨味が無いと考えられるため、複数当選の不確定要素が強い状況ではIPOチャレンジポイントを使用してまで取りに行くレベルでは無いかと思っています。
リンカーズ(5131)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのリンカーズ(5131)のIPO株(公募株及び売り出し株)24,310枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 22,121枚 | 91.0% |
みずほ証券 | 729枚 | 3.0% |
岩井コスモ証券 | 365枚 | 1.5% |
極東証券 | 365枚 | 1.5% |
松井証券(前受け金不要) | 365枚 | 1.5% |
水戸証券 | 365枚 | 1.5% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,646枚あります。
積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるSBI証券からの申し込みは必須で、残る狙い目証券としては松井証券ぐらいでしょうか。
リンカーズ(5131)のIPO仮条件決定
リンカーズ(5131)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:295円
IPO仮条件:290円~300円
IPO想定価格が中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。想定価格を上限にも下限にも合わせて来ないSBI証券特有の素直じゃない仮条件設定です。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は8.1億円~8.3億円となりました。
リンカーズ(5131)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
リンカーズ(5131)の第二弾初値予想が発表されたようです。
450円~500円
IPO仮条件はやや強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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