スマサポ(9342)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月25日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちの2社目となります。
これで12月は26社目となり、日程的にはオオトリっぽいですが、12月28日(水)はIPO企業が大好きな「大安」で、まだ空席となっている点はどこかしら奇妙な感じがします。
当記事はスマサポ(9342)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のBTM(5247)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、よろしければご参考にして頂けますと幸いです。
BTM(5247)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月25日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちの1社目となります。 当記事は …
スマサポ(9342)の上場日は2022年12月29日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっています。
スマサポ(9342)のIPO(新規上場)情報
設立:2012年4月18日
業種:サービス業
事業の内容:不動産管理業界に向けた複数ソリューション提供と入居者アプリ「totono」を活用したDX推進事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9342 |
名称 | スマサポ |
公募株数 | 150,000株 |
売出し株数 | 140,000株 |
オーバーアロットメント | 43,500株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 SBI証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 岡三証券 楽天証券(100%完全抽選) 大和コネクト証券(委託幹事) 岡三オンライン(委託幹事) |
IPO発表日 | 11月25日(金) |
上場日 | 12月29日(木) |
仮条件決定日 | 12月9日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 12月13日(火)~12月19日(月) |
公開価格決定日 | 12月20日(火) |
IPO申し込み期間 | 12月21日(水)~12月26日(月) |
上場時発行済株式総数 | 2,361,700株 |
時価総額 | 17.9億円 |
吸収金額 | 2.5億円 |
想定価格 | 760円(76,000円必要) |
そしてこのスマサポ(9342)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券と岡三証券が入っていることから、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券と岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
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スマサポ(9342)のIPO(新規上場)事業内容等
スマサポ(9342)は不動産管理会社と入居者のコミュニケーションを活発化させることで、不動産管理会社がこれまで得られなかった収益を得ることや貼り紙や電話での連絡によるコミュニケーションをデジタル化することで不動産管理会社の業務負担を改善する、不動産管理会社向けソリューション提供事業を展開しています。
スマサポサンキューコールは、従来不動産管理物件の新規入居者との接点を持たなかった不動産管理会社に対して、入居者との継続的な関係を築く契機として、入居時のお礼や満足度アンケート調査の実施を代行するとともに、生活に必要な各種ライフラインサポート等の案内を手掛けるサービスです。
入居者アプリ「totono」は、不動産管理会社と入居者のコミュニケーションをデジタル化するアプリで、入居者が賃貸借契約を締結してから発生する「入居時点検」「駐車場・駐輪場契約、更新、退去等の各種申請」や「近隣トラブルの相談」等はこれまで紙やFAX、電話で行われていましたが「totono」を活用することでデジタル化が図れるようになります。
「SKB」は、Sumasapo Key Boxの略称であり、賃貸物件の内覧時における鍵の管理業務効率化を図るためのキーボックスです。これまで不動産仲介会社が内覧する際には不動産管理会社に鍵を取りに行き、内覧が終われば鍵を返しに行くというやりとりが必須で、鍵の管理が極めて煩雑でしたが、本サービスでは内覧用の鍵を空室のドアに設置したキーボックス内に格納し、そのキーボックスの開閉はアプリによって行われるようになるため、鍵の管理を行う必要がなくなります。
家賃保証サービス「sumai保証」は、入居者の連帯保証人を代行するサービスで、入居者側は保証料を支払うことで連帯保証人を立てる必要がなくなり、不動産管理会社側は規定する保証の範囲内で滞納賃料や原状回復費用の未回収分等の立替えを受けることができます。
新電力サービス「スマサポでんき」は、不動産管理会社が管理する物件の共用部分に係る電力契約を既存の地域電力会社から新電力会社に切り替える取次ぎを行っており、新規契約者を新電力会社に取り次ぐ際に取り次ぎ手数料を収受しているほか、契約先から電気料金の集金を代行し、代行手数料を得ております。
【手取金の使途】
手取概算額98,880千円に第三者割当増資の手取概算額上限30,415千円と合わせた、手取概算額合計上限129,295千円については、ソフトウエア開発費用として2023年9月期に87,750千円、2024年9月期に41,545千円を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(スマサポのIPO目論見書より一部抜粋)
スマサポ(9342)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
スマサポ(9342)の市場からの吸収金額はIPO想定価格760円としてオーバーアロットメント含め2.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,900枚と、かなり希少性があります。
上述の通りスマサポ(9342)の事業内容は不動産管理業界に向けた複数ソリューション提供と入居者アプリ「totono」を活用したDX推進事業ということで、不動産とIT技術を融合させた不動産関連の各種サービスを展開しています。
不動産のノウハウを活かしたアウトバウンドコールセンター「スマサポサンキューコール」、管理会社と入居者をつなぐ入居者専用スマホアプリ「totono」、賃貸物件の内覧を簡単にするスマートIoTツール「SKB」、管理会社やオーナーへ契約の保証範囲で家賃などの保証を行うサービス「sumai保証」など、不動産資産価値の向上、入居者メリットの拡大、業務効率化の仕組みを提供しています。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
スマサポ(9342)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が6社389,800株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありませんが、解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力とはなりません。
セクターは不動産業ではなくサービス業、不動産領域でアプリやIoT等のテクノロジーを活用していることから、IPO市場では人気化しやすい、不動産とテクノロジーを掛け合わせた「不動産テック」で、公開規模はIPO想定価格(760円)ベースで2.5億円と超ミニマム級。
売上は右肩上がりとなっているものの、収益は赤字になったり黒字になったりとムラがあり、中長期目線では不安要素となりますが、IPO目線で見ると超小型案件となることから、需給主導で初値は押し上げられることになりそうです。初値評価はA級評価で問題無いでしょうか。
よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのスマサポ(9342)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。日程的にもオーラスIPOとなる可能性が高く、IPO申し込みラッシュも終盤戦で、IPO株数も少ないことからプレミアチケットとなり、取得は困難となりそうです。
スマサポ(9342)のIPO(新規上場)業績等
スマサポ(9342)のIPO経営指標
スマサポ(9342)のIPO売上高及び経常損益
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