テクノロジーズ(5248)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(12月16日)は早くも2023年第一号となるIPO銘柄の新規上場承認発表がありました。

IPO新規上場承認発表1社2022.12.16

テクノロジーズ(5248)の上場日は2023年1月26日(木)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は久しぶり(数年に一度あるかないかのレベル)の登場でネット口座に厳しい東洋証券となっています。

テクノロジーズ(5248)のIPO(新規上場)情報

設立:2014年8月5日
業種:情報・通信業
事業の内容:映像ソフトウェア制作、AI等デジタル技術に関連したシステム開発、人材派遣会社向け業務管理システムの提供

テクノロジーズ(5248)IPO上場承認発表

上場市場東証グロース
コード5248
名称テクノロジーズ
公募株数300,000株
売出し株数400,000株
オーバーアロットメント105,000株
IPO主幹事証券東洋証券
IPO引受幹事証券SBI証券
東海東京証券
マネックス証券100%完全抽選
楽天証券100%完全抽選
極東証券
松井証券前受け金不要
岩井コスモ証券
水戸証券
あかつき証券
DMM株委託幹事
IPO発表日12月16日(金)
上場日1月26日(木)
仮条件決定日1月10日(火)
ブック・ビルディング期間1月11日(水)~1月17日(火)
公開価格決定日1月18日(水)
IPO申し込み期間1月19日(木)~1月24日(火)
上場時発行済株式総数2,715,400株
時価総額25.8億円
吸収金額7.6億円
想定価格950円(95,000円必要)

このテクノロジーズ(5248)のIPO幹事団(シンジケート)は中堅証券及びネット証券で固められており、大手証券は1社としてありません。そしてこのIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)も無さそうです。

テクノロジーズ(5248)のIPO(新規上場)事業内容等

テクノロジーズ(5248)はグループ会社で、株式会社テクノロジーズ及び連結子会社1社(株式会社Cotori)の計2社で構成され、映像ソフトウェア開発・AIといった技術領域や企業向けSaaSビジネス領域において、顧客にとって最大限の価値を創造できるよう「ITソリューション事業」と「SaaS事業」のサービスを展開しています。

テクノロジーズ(5248)IPO事業概要

ITソリューション事業

エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発、AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発の領域において受託開発及び金融自動売買システム「SAZANAMI SYSTEM」の販売を行っています。
テクノロジーズ(5248)IPO ITソリューション事業

SaaS事業

自社プロダクトとして、SaaSの開発・提供を行っており、株式会社テクノロジーズが販売及びカスタマーサポート業務を、株式会社Cotoriが開発・保守・メンテナンス等の業務を行っています。
テクノロジーズ(5248)IPO SaaS事業

テクノロジーズグループの事業系統図は以下の通りで、ITソリューション事業は顧客企業又は一次請け企業との請負契約によるフロー型の収益、SaaS事業は顧客企業からの月額利用料によるストック型の収益が発生します。

テクノロジーズ(5248)IPOビジネスモデル

【手取金の使途】
手取概算額256,200千円については、①採用費及び人件費として222,400千円(2024年1月期に59,399千円、2025年1月期に100,799千円、2026年1月期に62,200千円)、②広告宣伝費及び販売促進費として33,800千円(2024年1月期に13,800千円、2025年1月期に20,000千円)に充当する予定です。
なお、①から②に充当した結果、残額が生じた場合は、将来における事業拡大に寄与する成長資金として充当する方針でありますが、当該内容等について具体的に決定している事項はなく、具体的な資金需要が発生し、支払い時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(テクノロジーズのIPO目論見書より一部抜粋)

テクノロジーズ(5248)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

テクノロジーズ(5248)の市場からの吸収金額はIPO想定価格950円としてオーバーアロットメント含め7.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,000枚と、多くもなく少なくもなくと言ったところです。

上述の通りテクノロジーズ(5248)の事業内容は映像ソフトウェア制作、AI等デジタル技術に関連したシステム開発、人材派遣会社向け業務管理システムの提供ということで、企業運営の様々な課題や要望をIT技術によって解決し、DX(デジタルトランスフォーメーション)へと導き、主にAI領域とエンタメ映像ソフトウェア領域を中心に開発事業を行っています。

中小企業の人材派遣会社の社内オペレーションをサポートするクラウド型派遣管理システム「jobs(ジョブス)」の販売などのSaaS事業やシステムインテグレーション事業を行っており、2021年には最も成長力の高いIT企業を表彰するデロイトトーマツグループ社主催の「日本テクノロジー Fast 50」で1位を受賞するなどの実績もあります。

テクノロジーズ(5248)IPO日本テクノロジー1位

テクノロジーズ(5248)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存株主には90日間及び180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

セクターも情報・通信業で事業内容はネット関連とIPO市場では人気の業態、業績規模は小さいもののしっかり黒字化しており、公開規模もIPO想定価格(950円)ベースで7.6億円と荷もたれ感はありません。残念ながら「新年第一号IPOに公募割れ無し」のアノマリーは無くなってしまったものの「新年第一号IPOはご祝儀相場で初値が騰がりやすい」というアノマリーは健在かと思われます。内容的にもスケジュール的にも初値評価は素直にA級評価で大丈夫そうなIPO案件です。

ただし、IPO主幹事は東洋証券で2021年9月上場のメディア総研(9242)以来となりますが、以下画像の通り当時はホームトレード(インターネット)口座からは申し込み自体ができない旨が発表されていたので、今回のテクノロジーズ(5248)もホームトレード(インターネット)口座からは申し込みができないという可能性もあります。あくまでも前回はという話なのでネット口座の方は今後の東洋証券の公式サイトは要チェックです。

メディア総研(9242)東洋証券IPO申し込み不可

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのテクノロジーズ(5248)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えていますが、IPO主幹事の東証証券からの申し込みができないとなるとIPO当選の可能性は限りなく低くなります。とは言え管理人は東洋証券の口座はすでに閉鎖されているので、どうにもできませんが^^;

12月19日(月)追記

やはりこのテクノロジーズ(5248)のIPO主幹事となる東洋証券の公式サイトでホームトレード(インターネット)口座からのIPO申し込みはできない旨が発表されました。相変わらずあからまさまな対応です。もはやIPO愛好家には不要の証券会社ですね。
テクノロジーズ(5248)IPO東洋証券ネット不可

テクノロジーズ(5248)のIPO(新規上場)業績等

テクノロジーズ(5248)のIPO経営指標
テクノロジーズ(5248)IPO経営指標

テクノロジーズ(5248)のIPO売上高及び経常利益
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