BTM(5247)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,350円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
BTM(5247)の上場日とIPO申込期間
BTM(5247)の上場日は2022年12月27日(火)で、ELEMENTS(5246)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は岡三証券となっております。
このBTM(5247)のIPO申し込み期間は12月9日(金)~12月15日(木)となっており、12月IPOラッシュ自体は終盤戦に入りますが、まだIPO申し込みラッシュ中となっていることから、他IPO案件とのIPO申し込み期間が多数被っているため、資金移動や申し込み忘れなどにご注意下さい。
BTM(5247)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
BTM(5247)のIPO想定価格は1,350円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~1.8倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このBTM(5247)のIPO仮条件は明後日12月7日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
BTM(5247)の事業内容
BTM(5247)の事業内容は地方人財を活用したDX推進支援等ということで、全国のマルチなスキルを兼ね備えたオールラウンダーのITエンジニア(フルスタックエンジニア)を活用したDX(デジタルトランスフォーメーション)推進事業を展開しています。
このBTM(5247)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
BTM(5247)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月25日)IPO新規上場承認発表があった2社のうちの1社目となります。 当記事は …
BTM(5247)のブルベア要素とIPO参加スタンス
BTM(5247)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,690円としてオーバーアロットメント含め4.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,014枚と少ないため、当選確度はかなり低そうです。
そして今回もこのBTM(5247)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容に新規性は無いもののDX(デジタルトランスフォーメーション)絡みのIT系人材派遣と根強い人気業態で、業種も情報・通信業と人気のセクターとなります。業績も好調で株価設定に割高感もありません。
公開規模はIPO想定価格(1,690円)ベースで4.6億円と軽量サイズで荷もたれ感は無く、公開価格の1.5倍でロックアップ解除されるベンチャーキャピタルの保有株があるものの132,500株と需給を壊すほどの量ではありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては銘柄面での安心感はあるもののIPO主幹事は黒歴史を持つ岡三証券となっており、一抹の不安が残ります。上場日はいよいよIPOラッシュ終盤戦となる12月27日(火)で、ELEMENTS(5246)と2社同日上場、両社ともに軽量サイズとなるため、同日上場による資金分散の影響は軽微であると思われますが、連日の上場劇から来る買い疲れはピークに達している頃です。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
BTM | 4.6億円 | 東証グロース | 岡三証券 |
ELEMENTS | 7.8億円 | 東証グロース | みずほ証券 |
日程的にクリスマス休暇で海外投資家不在となってもさすがにこの内容とこの規模であれば国内個人投資家だけでもどうにかなるレベルで、公募割れする可能性は低いと考えているため、管理人の個人的なこのBTM(5247)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加の方向で考えます。
BTM(5247)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのBTM(5247)のIPO株(公募株及び売り出し株)3,014枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
岡三証券(主幹事) | 2,684枚 | 89.0% |
SMBC日興証券 | 90枚 | 3.0% |
SBI証券 | 60枚 | 2.0% |
東海東京証券 | 30枚 | 1.0% |
東洋証券 | 30枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 30枚 | 1.0% |
極東証券 | 15枚 | 0.5% |
Jトラストグローバル証券 | 15枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 15枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 15枚 | 0.5% |
水戸証券 | 15枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 15枚 | 0.5% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が452枚あります。
IPO幹事団(シンジケート)はIPO委託幹事(裏幹事)含めて13社と無駄に多いことから各社に分散されているため、やはり積極的にIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となる岡三証券からの申し込みは必須と言えます。主要ネット証券もSBI証券、松井証券、マネックス証券、楽天証券と4社しっかりと入っていますが、割り当て数的にはかなり厳しい数字となっています。
BTM(5247)のIPO仮条件決定
BTM(5247)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,350円
IPO仮条件:1,350円~1,500円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.6億円~5.1億円となりました。
BTM(5247)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
BTM(5247)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,400円~2,600円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについては引き続き参加ですが、割り当て株数的に岡三証券とSBI証券の2社からのみの申し込みと致します。
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