アイビス(9343)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日もIPO新規上場承認発表が2社ありました。来週もこのぐらいのペースでお願いしたいところです。
当記事はひとまずアイビス(9343)のIPO詳細記事となり、もう1社のカバー(5253)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。
アイビス(9343)の上場日は2023年3月23日(木)で、ハルメクホールディングス(7119)と日本ナレッジ(5252)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事は東海東京証券となっております。
アイビス(9343)のIPO(新規上場)情報
設立:2000年5月11日
業種:サービス業
事業の内容:モバイル事業(モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発、サービス運営)、ソリューション事業(IT技術者派遣サービス、アプリ開発及びサーバ構築・移行・運用保守等の受託開発サービス)
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9343 |
名称 | アイビス |
公募株数 | 700,000株 |
売出し株数 | 150,000株 |
オーバーアロットメント | 127,500株 |
IPO主幹事証券 | 東海東京証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券(前受け金不要) 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) 松井証券(前受け金不要) 大和コネクト証券(委託幹事決定) auカブコム証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月17日(金) |
上場日 | 3月23日(木) |
仮条件決定日 | 3月6日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 3月7日(火)~3月13日(月) |
公開価格決定日 | 3月14日(火) |
IPO申し込み期間 | 3月15日(水)~3月20日(月) |
上場時発行済株式総数 | 3,488,783株 |
時価総額 | 22.6億円 |
吸収金額 | 6.3億円 |
想定価格 | 650円(65,000円必要) |
そしてこのアイビス(9343)のIPO幹事団(シンジケート)の中には大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、それぞれグループ会社となる大和コネクト証券とauカブコム証券がIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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アイビス(9343)のIPO(新規上場)事業内容等
アイビス(9343)はモバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発・運営を行う「モバイル事業」と、日本企業向けのIT技術者派遣・受託開発を行う「ソリューション事業」を展開しています。
自社開発したiOS・Android用モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発、サービス運営、さらには「ibisPaint」で制作された全世界のユーザコンテンツに発表の場を与える自社オンラインギャラリー「ibispaint.com」の運営を行っています。
労働者派遣法に基づくシステムエンジニア等のIT技術者派遣サービス、モバイルアプリやWebアプリ等の受託開発・運用保守及びクラウドコンピューティングサービスである「AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)」を用いたサーバ構築・移行・運用保守等の受託開発サービスと2つのサービスを展開しております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額411,600千円については、第三者割当増資の手取概算額上限76,245千円と合わせた手取概算額合計上限487,845千円を、運転資金として①「ibisPaint」の新規ユーザ獲得のための広告宣伝費として387,845千円(2023年12月期387,845千円)、②IT技術者確保のための採用費及び人件費として100,000千円(2023年12月期人件費48,000千円、採用費52,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品にて運用する予定であります。
(アイビスのIPO目論見書より一部抜粋)
アイビス(9343)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
アイビス(9343)の市場からの吸収金額はIPO想定価格650円としてオーバーアロットメント含め6.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は低単価となることから公募株及び売り出し株合わせて8,500枚とやや多めにあります。
上述の通りアイビス(9343)の事業内容はモバイル事業(モバイルペイントアプリ「ibisPaint」の開発、サービス運営)、ソリューション事業(IT技術者派遣サービス、アプリ開発及びサーバ構築・移行・運用保守等の受託開発サービス)ということで、ネットワークソフトウェアやアプリ開発、Webシステムの開発・導入やスマホ向けコンテンツの開発及び配信などを行っています。
自社開発のモバイルペイントアプリ「ibisPaint(アイビスペイント)」の最大の特徴は「ほぼフル機能を無料で提供している」ことで、19カ国語の言語に対応していることから、全世界で2.9億ダウンロード(海外92.5%)を超え、2021年日本企業発のアプリとしても世界ダウンロード数No.1(App Store+Google Play)を記録しており、月間アクティブユーザー(MAU)においても2022年12月に全世界で4,000万人に達しています。
管理人もつい先日、IPO管理アプリ「IPOマネジャー」をリリース致しましたが、「ibisPaint」のこの2.9億ダウンロードという数字は海外比率が高い(92.5%)とはいえ、現実離れし過ぎており、もはや意味不明の領域です。少しでも追い付けるように下記よりダウンロードして頂けますと幸いです^^;
詳細やダウンロードはコチラ ⇒ IPO管理アプリ「IPOマネジャー」
この手の企業にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の出資が多くあるかと思いきや、アイビス(9343)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株はありません。既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため上場時の大きな売り圧力はありません。
アイビス(9343)のIPO主幹事の東海東京証券は久しぶりの登場となりますが、気になって振り返ってみると、昨年(2022年)はノバック(5079)、ASNOVA(9223)、INTLOOP(9556)と3社のIPO主幹事を引き受けていますが、3社すべて公募割れとなっています。もちろん企業のチカラ不足や市況などが要因ではあると思いますが、どこかしら不安が残りますね。
とは言え、アイビス(9343)の公開規模はIPO想定価格(650円)ベースで5.6億円と小型サイズで荷もたれ感はなく、単価も個人投資家の買いやすい低単価設定、事業内容もIPO市場では人気化しやすいモバイル関連事業で、業績もしっかり黒字化し堅調に推移しています。
上場日が3月23日(木)で、ハルメクホールディングス(7119)と日本ナレッジ(5252)と3社同日上場になるという資金分散リスクはあるものの、よほど地合いが悪くなったり主幹事が下手を打たない限りは需給主導で初値は押し上げられることになりそうです。
ひとまずの初値評価はIPOラッシュを考慮してもまだ前半戦であることやグロース案件となることからA級評価で問題無いと考えているため、とりあえず現時点での管理人の個人的なこのアイビス(9343)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。
アイビス(9343)のIPO(新規上場)業績等
アイビス(9343)のIPO経営指標
アイビス(9343)のIPO売上高及び経常損益
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