ABEJA(5574)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,390円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ABEJA(5574)の上場日とIPO申込期間
ABEJA(5574)の上場日は2023年6月13日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
このABEJA(5574)のIPO申し込み期間は5月29日(月)~6月1日(木)となっており、まだ6月IPOの序盤戦で、他IPO案件との申し込み期間被りも少ないため、資金管理に悩まされることは無さそうです。
ABEJA(5574)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ABEJA(5574)のIPO想定価格は1,390円となっているため、現時点では公募価格の1.4倍~2.3倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めB級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このABEJA(5574)のIPO仮条件は来週5月25日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ABEJA(5574)の事業内容
ABEJA(5574)の事業内容はDXプラットフォーム「ABEJA Platform」を基盤として顧客企業のDXを総合的に支援する「デジタルプラットフォーム事業」の運営ということで、トランスフォーメーション領域で設計し、ABEJA Platform上に構築したビジネスプロセスをオペレーション領域で運用する事業モデルで、安定した高い品質で300社を超えるサービスの提供実績があります。
このABEJA(5574)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ABEJA(5574)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月9日)はおよそ1カ月半ぶりに6月分のIPO新規上場承認発表が1社ありました。 …
ABEJA(5574)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ABEJA(5574)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,390円としてオーバーアロットメント含め19.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて12,500枚と万枚超えではありますが、IPO主幹事はマンモス野村となるため、IPO当選の確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのABEJA(5574)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が顧客企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援かつAI(人工知能)システムの提供となることから、特にIPO市場では高い人気を誇る業態となります。業績も黒字化しており、売上も順調に伸ばしています。
東証プライム市場上場のSOMPOホールディングス株式会社とも資本業務提携(親子関係は無し)しており、IT業界において絶対的王者のGoogleが出資していることも話題性があり、スケジュール面においてもおよそ1カ月半に及ぶIPO空白期間明けのIPO(新規上場)となることで、初値買い資金を集めやすい環境となりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,390円)ベースで19.9億円と軽量サイズとまでは言えず、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除され売却可能となる株式がベンチャーキャピタル(投資ファンド)の1,382,800株を含めて2,355,555株と上場時発行済株式総数8,411,400株の28%ほどあるため、ひとまず公開価格の1.5倍水準が意識されそうです。
とはいえ、この内容で公募割れする可能性は限りなく低く、逆に3月~4月のようにIPO地合いが好調であれば、公開価格の1.5倍水準も超えて来る可能性も十分あるため、当初の予定通り管理人の個人的なこのABEJA(5574)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で変更はありません。
ABEJA(5574)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのABEJA(5574)のIPO株(公募株及び売り出し株)12,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 11,250枚 | 90.0% |
SBI証券 | 938枚 | 7.5% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 125枚 | 1.0% |
みずほ証券(前受け金不要) | 94枚 | 0.75% |
楽天証券(100%完全抽選) | 31枚 | 0.25% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 31枚 | 0.25% |
松井証券(前受け金不要) | 31枚 | 0.25% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,875枚あります。
本気でABEJA(5574)のIPO株を狙いに行くのであれば、やはりIPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券)もほぼオール参加で入っていますが、残念ながらSBI証券以外は雀の涙程度の持ち分しかありません。個人的に全力申し込みとはいえ、申し込み証券会社は限られると考えています。
ABEJA(5574)のIPO仮条件決定
ABEJA(5574)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,390円
IPO仮条件:1,450円~1,550円
IPO想定価格が窓開けで上ブレとなる超強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は20.8億円~22.2億円となりました。
ABEJA(5574)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ABEJA(5574)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,500円~3,800円
IPO仮条件が窓開けの超強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価からA級評価に格上げ変更させて頂き、IPO参加スタンスについては引き続き全力申し込みで変更はありません。
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