エリッツホールディングス(5533)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,580円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
エリッツホールディングス(5533)の上場日とIPO申込期間
エリッツホールディングス(5533)の上場日は2023年6月27日(火)で、GSI(5579)とクオリプス(4894)と3社同日上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このエリッツホールディングス(5533)のIPO申し込み期間は6月9日(金)~6月15日(木)となっており、すでに6月のIPO申し込みラッシュが始まっているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
エリッツホールディングス(5533)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
エリッツホールディングス(5533)のIPO想定価格は1,580円となっているため、現時点では公募価格の1.0倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このエリッツホールディングス(5533)のIPO仮条件は明後日6月8日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
エリッツホールディングス(5533)の事業内容
エリッツホールディングス(5533)の事業内容は不動産賃貸事業、不動産ファンド事業、不動産の企画・コンサルティング事業、人材紹介事業、不動産仲介及び管理事業並びにシステム開発・販売事業を行うグループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務となりますが、基本的にはホールディングス(持株会社)となるため、各子会社に対し経営計画、事業企画等の経営指導を行うと同時に、人事・経理・システム・総務等の事務管理業務を集中受託して事務の効率化を図っています。
このエリッツホールディングス(5533)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
エリッツホールディングス(5533)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月22日)もしっかりIPO新規上場承認発表が1社ありました。これ …
エリッツホールディングス(5533)のブルベア要素とIPO参加スタンス
エリッツホールディングス(5533)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,580円としてオーバーアロットメント含め4.9億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて2,751枚とかなり少ないため、IPO当選の確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのエリッツホールディングス(5533)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては30年以上の社歴があり、売上収益ともに堅調、知名度もあることから社会的信頼度は高めです。株価設定に割高感は無く、公開規模がIPO想定価格(1,580円)ベースで4.9億円と軽量感があり、ベンチャーキャピタル(投資ファンド)などの保有株も無く、既存株主にもしっかりロックアップが掛かっており需給面での不安はありません。なんだかんだと無理矢理こじつけていますが、結局のことろ軽量感による需給頼りとなりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはIPO市場では人気化しにくい不動産セクターで上場市場も人気の劣る東証スタンダード市場、上場日は6月27日(火)でIPOラッシュ中盤戦、GSI(5579)とクオリプス(4894)と3社同日上場、IPOラッシュ中盤戦による買い疲れや、同日上場による資金分散の影響も出やすくなります。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
GSI | 4.4億円 | 札証本則 | 岡三証券 |
エリッツホールディングス | 4.9億円 | 東証スタンダード | みずほ証券 |
クオリプス | 39.4億円 | 東証グロース | 野村證券 |
とはいえ、さすがにこの規模で公募割れする可能性は低いと考えているため、管理人の個人的なこのエリッツホールディングス(5533)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加で考えています。ただし下記のIPO株数的にみずほ証券とSBI証券の2社からのみとなりそうです。
エリッツホールディングス(5533)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのエリッツホールディングス(5533)のIPO株(公募株及び売り出し株)2,751枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 1,926枚 | 70.0% |
SBI証券 | 275枚 | 10.0% |
野村證券 | 192枚 | 7.0% |
西村証券 | 138枚 | 5.0% |
岡三証券 | 110枚 | 4.0% |
東洋証券 | 110枚 | 4.0% |
マネックス証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が412枚あります。
積極的にエリッツホールディングス(5533)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事の中に抽選割合の多いネット証券が少ないため、やはりIPO主幹事含めた上位2社からのIPO申し込みがセオリーとなりそうです。
エリッツホールディングス(5533)のIPO仮条件決定
エリッツホールディングス(5533)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,580円
IPO仮条件:1,420円~1,580円
IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.4億円~4.9億円となりました。
エリッツホールディングス(5533)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
エリッツホールディングス(5533)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,800円~2,200円
IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き参加(一部参加)で変更はありません。
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