クオリプス(4894)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,560円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

クオリプス(4894)の上場日とIPO申込期間

クオリプス(4894)の上場日は2023年6月27日(火)で、GSI(5579)エリッツホールディングス(5533)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

このクオリプス(4894)のIPO申し込み期間は6月9日(金)~6月15日(木)となっており、すでに6月のIPO申し込みラッシュが始まっているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

クオリプス(4894)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

クオリプス(4894)のIPO(新規上場)初値予想

クオリプス(4894)のIPO想定価格は1,560円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このクオリプス(4894)のIPO仮条件は明後日6月8日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

クオリプス(4894)の事業内容

クオリプス(4894)の事業内容は再生医療等製品、特定細胞加工物の研究、開発、製造、販売再生医療等製品、特定細胞加工物に係る受託開発製造サービス及びコンサルティング業務ということで、ヒトiPS細胞由来心筋細胞シートの開発及び事業化を手掛け、先端医療を基盤に新しい医療を開発する大阪大学発のバイオベンチャーとなります。

クオリプス(4894)IPOCDMO事業

このクオリプス(4894)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

クオリプス(4894)のブルベア要素とIPO参加スタンス

クオリプス(4894)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,560円としてオーバーアロットメント含め39.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて22,000枚と多めにありますが、海外投資家への販売もありるため、IPO当選の確度はそれほど高くはないかもしれません。

そして今回もこのクオリプス(4894)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が再生医療関連と将来への期待値の高い分野で事業を展開しており、収益はいまだ赤字から抜け出せていませんが、5期目(2021年3月期)からは売上が発生し始めています。

バイオベンチャーということで、株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が多数ありますが、上場時のロックアップ解除が公開価格の2.0倍に設定されていることや、IPO主幹事が野村證券になっているという点も少なからず安心材料に繋がりそうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはやはり赤字のバイオベンチャーということで、投資家の評価は分かれそうです。公開規模もIPO想定価格(1,560円)ベースで39.4億円と海外投資家への販売があるものの、軽量感には欠けます。

上場日は6月27日(火)でIPOラッシュ中盤戦による買い疲れや、GSI(5579)とエリッツホールディングス(5533)と3社同日上場で、中でも最大となるため資金分散の影響も加味しておく必要がありそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
GSI4.4億円札証本則岡三証券
エリッツホールディングス4.9億円東証スタンダードみずほ証券
クオリプス39.4億円東証グロース野村證券

基本的に赤字のバイオベンチャーはIPO市場でもギャンブル的な要素が強く、参加不参加の判断が難しいIPO案件という位置付けとなりますが、IPO地合いが好調であれば無駄な心配は不要かもしれません。よって管理人の個人的なこのクオリプス(4894)のIPO参加スタンスは一部参加で行こうかと考えています。

クオリプス(4894)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのクオリプス(4894)のIPO株(公募株及び売り出し株)22,000枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
野村證券(主幹事20,240枚92.0%
SBI証券1,650枚7.5%
松井証券前受け金不要110枚0.5%
楽天証券委託幹事110枚0.5%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が3,300枚あります。

積極的にクオリプス(4894)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる野村證券からのIPO申し込みは外せません。そもそもIPO幹事団(シンジケート)がIPO主幹事及び委託幹事(裏幹事)含めて4社しかないため、もはや選択の余地はほぼ無さそうです。

クオリプス(4894)のIPO仮条件決定

クオリプス(4894)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,560円
IPO仮条件:1,400円~1,560円

IPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は35.4億円~39.4億円となりました。

クオリプス(4894)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

クオリプス(4894)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,800円~2,000円

IPO仮条件が一般的な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価で変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き一部参加で変更はありません。

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