AeroEdge(7409)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,460円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
AeroEdge(7409)の上場日とIPO申込期間
AeroEdge(7409)の上場日は2023年7月4日(火)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。
このAeroEdge(7409)のIPO申し込み期間は6月16日(金)~6月22日(木)となっており、いよいよ6月のIPO申し込みラッシュも終盤戦で落ち着き始めてはいますが、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
AeroEdge(7409)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
AeroEdge(7409)のIPO想定価格は1,460円となっているため、現時点では公募価格の1.3倍~2.0倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっているようですが、個人的な初値予想についてはやや強めB級評価に設定させて頂いております。
なお、このAeroEdge(7409)のIPO仮条件は本日6月14日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
AeroEdge(7409)の事業内容
AeroEdge(7409)の事業内容は航空機エンジン部品等の製造、販売ということで、仏Airbus社及び米Boeing社製航空機に採用されているLEAPエンジンの部品であるチタンアルミ製の低圧タービンブレード(チタンアルミブレード)の量産販売を行っています。
このAeroEdge(7409)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
AeroEdge(7409)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月29日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。早くも7月第一号 …
AeroEdge(7409)のブルベア要素とIPO参加スタンス
AeroEdge(7409)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,460円としてオーバーアロットメント含め13.4億円と規模的に東証グロース市場への上場としては10億円超えではあるものの、まだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて7,996枚と多くもなく少なくもなくといったところですが、IPOの当選確度は高くは無さそうです。
そして今回もこのAeroEdge(7409)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が航空機エンジン部品等の製造、販売と地味でキラキラ感は無いものの、世界でも渡り合える技術力があり、新型コロナウイルス感染症も落ち着きを見せ始め、移動制限の緩和等により航空業界は回復傾向にあります。
公開規模もIPO想定価格(1,460円)ベースで13.4億円と荷もたれ感の無い水準で株主の中にベンチャーキャピタルの保有株はありますが、既存株主含め解除価格無しロックアップもしっかり掛かっているため、上場時の余計な売り圧力は無く、需給面での不安もありません。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては7月第一号IPO案件で単独上場ではあるものの、スケジュール的には6月IPOラッシュの延長戦のような日程となっていることから買い疲れが出ていたり、6月の全IPOの初値結果やIPOセカンダリなど地合い次第では初値が伸び悩む可能性は少なからずあるかもしれません。
とはいえ、この内容と規模で公募割れする可能性は低く、初値はしっかりとなる可能性の方が高く感じることから、管理人の個人的なこのAeroEdge(7409)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定で考えています。
AeroEdge(7409)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのAeroEdge(7409)のIPO株(公募株及び売り出し株)7,996枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
みずほ証券(主幹事) | 7,276枚 | 91.0% |
野村證券(前受け金不要) | 240枚 | 3.0% |
大和証券 | 160枚 | 2.0% |
SBI証券 | 120枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 120枚 | 1.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 40枚 | 0.5% |
水戸証券 | 40枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,199枚あります。
積極的にAeroEdge(7409)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるみずほ証券からのIPO申し込みは外せません。その他平幹事の中には抽選割合の多いネット証券が3社(SBI証券、楽天証券、マネックス証券)入っているものの、それほど多くの持ち分が無いため、なかなか厳しい数字となります。
AeroEdge(7409)のIPO仮条件決定
AeroEdge(7409)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,460円
IPO仮条件:1,460円~1,690円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は13.4億円~15.5億円となりました。
AeroEdge(7409)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
AeroEdge(7409)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,000円~3,500円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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