ブリーチ(9162)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,250円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ブリーチ(9162)の上場日とIPO申込期間
ブリーチ(9162)の上場日は2023年7月5日(水)で単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券と野村證券の2社共同主幹事となっております。
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このブリーチ(9162)のIPO申し込み期間は6月20日(火)~6月23日(金)となっており、IPO申し込みラッシュも落ち着いているものの、まだ他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが微妙にありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ブリーチ(9162)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ブリーチ(9162)のIPO想定価格は1,250円となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.6倍程度の初値形成になるのではないかとやや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についてもやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このブリーチ(9162)のIPO仮条件は明日6月19日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ブリーチ(9162)の事業内容
ブリーチ(9162)の事業内容はレベニューシェア型(当社の広告により獲得した新規ユーザー獲得数に、予め顧客企業と合意した新規ユーザー獲得当たりの報酬単価を乗じて計算されるレベニューシェア額を報酬として受領する成果報酬型のビジネスモデル)のインターネットマーケティングということで、DtoC(消費者に商品を直接届けるモデル)領域に特化した「シェアリング型統合マーケティング事業」を行っています。
このブリーチ(9162)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ブリーチ(9162)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(6月1日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。7月第2号のIPO案件となりま …
ブリーチ(9162)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ブリーチ(9162)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,250円としてオーバーアロットメント含め89.1億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて62,000枚と多めにあり、海外投資家への販売があるものの、IPOの当選確度は比較的高めかもしれません。
そして今回もこのブリーチ(9162)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としてはクライアントと売上をシェアするレベニューシェア型の報酬体系(顧客企業から初期費用やコンサルティング料を受領せず、新規ユーザーの獲得など実際に実現したマーケティング効果に応じて報酬を頂く報酬体系)という独自性のあるビジネスモデルを展開しており、業績も売上収益ともに高い水準で拡大傾向となっていることから、成長期待も含め人気が見込めそうな内容です。
株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。募集株(公募株及び売り出し株)の一部は海外投資家へ販売されるため、その配分割合は要注目となりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,250円)ベースで89.1億円と東証グロース市場への上場案件としては荷もたれ感があり、需給面での不安は否めません。上場日も7月5日(水)で単独上場ではあるものの、スケジュール的には6月IPOラッシュの延長戦的な日程となっていることから買い疲れが残っている可能性も考慮する必要があるかもしれません。
とはいえ、IPO主幹事が2社(SMBC日興証券、野村證券)共同主幹事となっているため、投資家不足に陥る可能性は低く、スケジュールもまずまず良好で、海外投資家への販売もあることから、海外投資家への販売割合次第では荷もたれ感も幾分かは解消されることになります。これらのことを総合的に見た結果、管理人の個人的なこのブリーチ(9162)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。
ブリーチ(9162)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのブリーチ(9162)のIPO株(公募株及び売り出し株)62,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 38,750枚 | 62.5% |
野村證券(主幹事) | 22,320枚 | 36.0% |
SBI証券 | 310枚 | 0.5% |
みずほ証券 | 186枚 | 0.3% |
楽天証券(100%完全抽選) | 124枚 | 0.2% |
松井証券(前受け金不要) | 124枚 | 0.2% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 124枚 | 0.2% |
岩井コスモ証券 | 62枚 | 0.1% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が9,300枚あります。
積極的にこのブリーチ(9162)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券と野村證券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券(SBI証券、楽天証券、松井証券、マネックス証券)も入っており、いずれも三桁の持ち分があるため、申し込んでみる価値はありそうです。
ブリーチ(9162)のIPO仮条件決定
ブリーチ(9162)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,250円
IPO仮条件:1,250円~1,340円
IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は89.1億円~95.5億円となりました。
ブリーチ(9162)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ブリーチ(9162)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,600円~2,000円
IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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