トライト(9164)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月20日)もまたIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで7月IPOは7社目となります。
トライト(9164)の上場日は2023年7月24日(月)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券とBofa証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券とUBS証券の4社共同主幹事となっております。
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トライト(9164)のIPO(新規上場)情報
設立:2019年2月5日(実質上:2016年1月4日)
業種:サービス業
事業の内容:人材サービス及びデジタルソリューションサービスを中心とした事業を行うグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
上場市場 | 東証グロース |
コード | 9164 |
名称 | トライト |
公募株数 | 0株 |
売出し株数 | 40,000,000株 (国内売出株式数:21,600,000株) (海外売出株式数:18,400,000株) |
オーバーアロットメント | 6,000,000株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 Bofa証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 UBS証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) 楽天証券(100%完全抽選) auカブコム証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 6月20日(火) |
上場日 | 7月24日(月) |
仮条件決定日 | 7月5日(水) |
ブック・ビルディング期間 | 7月6日(木)~7月11日(火) |
公開価格決定日 | 7月12日(水) |
IPO申し込み期間 | 7月13日(木)~7月20日(木) |
上場時発行済株式総数 | 100,000,000株 |
時価総額 | 1,620.0億円 |
吸収金額 | 745.2億円 |
想定価格 | 1,620円(162,000円必要) |
トライト(9164)は正式なグローバルオファリングとなるため、売出株式40,000,000株については国内及び海外(米国及び欧州を中心とする海外市場)で販売される予定となっており、国内募集株式数21,600,000株及び海外募集株式数18,400,000株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は需要状況等を勘案の上、売出価格決定日2023年7月12日(水)に決定される予定となっております。
そしてこのトライト(9164)のIPO共同主幹事4社の中の1社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっていることから、グループ会社となるauカブコム証券がIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。
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トライト(9164)のIPO(新規上場)事業内容等
トライト(9164)はグループ会社で、株式会社トライト及び子会社4社(株式会社トライトキャリア、株式会社トライトエンジニアリング、株式会社HAB&Co.及び株式会社bright vie)の計5社で構成されており、持株会社としてグループの経営管理及び同業務に付帯又は関連する業務等を行っています。
トライトグループは医療福祉業界の代表企業として、人材ソリューション、ICTソリューション、データ活用などの複合的なサービスを提供することで、医療福祉業界が直面している社会課題の解決により人々が幸せに暮らせる社会の実現を使命としており、創業以来人材事業で培った経験・ノウハウ・強みを活かした医療福祉関連業種に加え、非医療福祉分野においても建設人材紹介、建設人材派遣サービスを提供しています。
医療福祉事業では、主に介護業界、看護業界、保育業界において人材サービスを提供しており、有資格者を主なターゲットとした人材紹介・人材採用支援・人材派遣サービスを提供しています。医療福祉事業の売上収益は2022年12月期において当社連結売上収益の約70%を占めています。
非医療福祉事業としては、現在建設業界向け人材サービス事業を行っています。建設業界向け人材サービス事業では、主にゼネコンや大手工務店を派遣先とした人材派遣サービスを提供しています。具体的には、建築士、建築施工管理技士、土木施工管理技士等の有資格者を主な対象として派遣を実施しています。
トライト(9164)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
トライト(9164)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,620円としてオーバーアロットメント含め745.2億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超大型サイズとなり、かなり荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて400,000枚と多めにありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りトライト(9164)の事業内容は人材サービス及びデジタルソリューションサービスを中心とした事業を行うグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務ということで、医療福祉業界向けに人材紹介・人材派遣サービス、介護施設向けICTサービス等を提供する医療福祉事業を行う株式会社トライトキャリア、株式会社HAB&Co.及び株式会社bright vieと建設業界向けに人材紹介・人材派遣サービスを提供する非医療福祉事業を展開する株式会社トライトエンジニアリングの4社の事業持株会社として、グループの経営管理及び同業務に付帯又は関連する業務等を行っています。
トライト(9164)の今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株無しの売り出し株40,000,000株のみ、売り出し株の放出人は筆頭株主となるLIFE SCIENCE & DIGITAL HEALTH CO. LIMITED(投資ファンド)で、オーバーアロットメント分6,000,000株含めたオファリング・レシオはおよそ46.0%となかなかの危険水準の出口(イグジット)案件となります。7月は6月打って変わってこの手のIPO(新規上場)が続きますね。
7月21日(金)上場予定のホロスホールディングス(5839)は純粋持株会社でオファリング・レシオ53.1%の出口(イグジット)案件、同じく7月21日(金)上場予定のナレルグループ(9163)も純粋持株会社でオファリング・レシオ47.6%の出口(イグジット)案件、そして今回のこのトライト(9164)も事業持株会社でオファリング・レシオ46.0%の出口(イグジット)案件、いずれも持株会社かつ出口(イグジット)案件とIPO市場でいうところのネガティブな共通点があり、同時期にこれほど類似した会社がIPO(新規上場)となると、何かしら大人の事情でも絡んでいるのかと勘繰ってしまいます^^;
トライト(9164)は正式なグローバルオファリングで、海外投資家への販売もありますが、国内分だけで見てもIPO株数は比較的多くあるため、IPO当選は容易かもしれません。とはいえ、キラキラ案件でも無く、東証グロース市場上場で公開規模700億円超えはかなりの重量案件となるため、よほどの好材料が隠れていない限りはスルー案件になるのではないかと思っています。初値評価もやはりD級評価が妥当でしょうか。
最終的には今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てからにはなると思いますが、現時点での管理人の個人的なこのトライト(9164)のIPO参加スタンスはスルーとなる可能性が高いです。
トライト(9164)のIPO(新規上場)業績等
トライト(9164)のIPO経営指標
トライト(9164)のIPO売上収益及び調整後営業利益
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