エコナビスタ(5585)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(6月21日)もIPO新規上場承認発表が2社ありました。7月もまた月末に固められていますね。

IPO新規上場承認発表2社2023.6.21

当記事はひとまずエコナビスタ(5585)のIPO詳細記事となりますが、もう1社のテクニスコ(2962)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンク致します。

エコナビスタ(5585)の上場日は2023年7月26日(水)で、テクニスコ(2962)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要のみずほ証券となっております。

エコナビスタ(5585)のIPO(新規上場)情報

設立:2009年11月18日
業種:情報・通信業
事業の内容:睡眠解析技術を通じた健康状態推移予測AIの開発と、開発したAIを実装した「ライフリズムナビ+Dr.」サービス等、社会課題解決型ソリューションの提供

エコナビスタ(5585)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5585
名称エコナビスタ
公募株数1,000,000株
売出し株数1,100,000株
オーバーアロットメント315,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券野村證券
SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
楽天証券100%完全抽選
IPO発表日6月21日(水)
上場日7月26日(水)
仮条件決定日7月5日(水)
ブック・ビルディング期間7月7日(金)~7月13日(木)
公開価格決定日7月14日(金)
IPO申し込み期間7月18日(火)~7月21日(金)
上場時発行済株式総数5,776,630株
時価総額64.1億円
吸収金額26.8億円
想定価格1,110円(111,000円必要)

このIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうです。

エコナビスタ(5585)のIPO(新規上場)事業内容等

エコナビスタ(5585)は介護業界を中心にDXの推進による業務効率化とケアの質向上を両立する「ライフリズムナビ+Dr.」、ライフリズムナビ+Dr.で培ったノウハウを在宅介護領域に最適化し事業パートナーを通じて展開するサービス「ライフリズムナビ+HOME」があり、これらのライフリズムナビ事業は蓄積してきた高密度かつ長期間の睡眠データ、バイタルデータをベースに医学的知見を加えた独自の解析技術、創業時から得意とするセンサフュージョン技術を組み合わせ、SaaS型見守りサービスとして提供しています。

エコナビスタ(5585)IPOライフリズムナビ事業

上記に加えてライフリズムナビ事業を通じて永続的に蓄積し続けているビッグデータ、ビッグデータの可視化(Visualization)×価値化(Value-ization)技術、そこから生み出される疲労回復度予測AIや認知症予測AIのような健康状態の推移を予測するAIを中核に、介護や医療業界に限らずハウスメーカーやデベロッパーなど住宅関連事業者や衣類・寝具メーカーといった様々な共創パートナーとの連携を実現し、事業領域を限定しない価値創造型の事業として展開しております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額1,011,200千円に第三者割当増資の手取概算額上限321,678千円を合わせた、手取概算額合計上限1,332,878千円については、①人材確保費用として582,878千円(2024年10月期100,000千円、2025年10月期200,000千円、2026年10月期282,878千円)、②ハードウェア調達資金として450,000千円(2024年10月期100,000千円、2025年10月期150,000千円、2026年10月期200,000千円)、③研究開発費(ハードウェア・ソフトウェア)として300,000千円(2024年10月期50,000千円、2025年10月期100,000千円、2026年10月期150,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(エコナビスタのIPO目論見書より一部抜粋)

エコナビスタ(5585)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

エコナビスタ(5585)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,110円としてオーバーアロットメント含め26.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて21,000枚と比較的多めにあります。

上述の通りエコナビスタ(5585)の事業内容は睡眠解析技術を通じた健康状態推移予測AIの開発と、開発したAIを実装した「ライフリズムナビ+Dr.」サービス等、社会課題解決型ソリューションの提供ということで、主に「ライフリズムナビ+Dr.」及び「ライフリズムナビ+HOME」の2つのライフリズムナビ事業を展開しています。

自社開発の「ライフリズムナビSleepSensor」など各種センサーから得られた睡眠と生活習慣に関するビッグデータに最新の解析技術を適用し、特徴量を可視化(Visualization)、AI(人工知能)を始めとした様々なソフトウェアを開発し、開発した各種AIを顧客が使いやすいソリューションに実装し、価値化(Value-ization)することで社会課題解決型のサービスとして提供しております。

エコナビスタ(5585)IPOライフリズムナビSleepSensor

エコナビスタ(5585)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間及び360日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。公募株1,000,000株のうちの一部(3.0億円を上限)は現状の協業関係の維持、発展のため、エムスリー株式会社に売付け(親引け)する予定となっています。

エコナビスタ(5585)は睡眠解析技術で高齢化社会に貢献しているスタートアップ企業で、新規性や独自性もあり、AI(人工知能)、SaaS、ビッグデータなどIPO人気ワードもしっかり入っています。特にAI(人工知能)は今最も旬な業態で、業績も右肩上がりで順調に伸ばしていることから投資家の注目度は高そうです。

公開規模はIPO想定価格(1,110円)ベースで26.8億円とやや荷もたれ感のある水準となりますが、東証グロース市場上場の情報・通信業と人気セクターとなることから初値は好調なスタートとなりそうです。今の強いIPO地合いを考慮すると初値評価はA級評価と言ったところになるでしょうか。

よって現時点での管理人の個人的なこのエコナビスタ(5585)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。IPO市場が過熱感を増しているので、IPO当選が難しくなっている現状ですが、IPO株数もそれなりに多くあるため、下位証券も含めて積極的に狙って行きたいところです。

エコナビスタ(5585)のIPO(新規上場)業績等

エコナビスタ(5585)のIPO経営指標
エコナビスタ(5585)IPO経営指標

エコナビスタ(5585)のIPO売上高及び経常利益
エコナビスタ(5585)IPO売上高及び経常利益

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