Skyfall(625A)のIPO(新規上場)が承認されました。上場日は9月17日(木)、上場市場は東証グロース市場、IPO主幹事はSBI証券です。当記事では、初値予想をはじめ、仮条件、公開価格、抽選結果、初値結果まで、判明した情報を上場日まで随時追記していきます。
<注目点>
売上高が高い成長率を維持しながら利益も大きく伸びている点です。
<初値の見え方>
吸収金額は39.7億円と軽量ではありませんが、業績成長と株主構成が需給を支えます。
<参加判断の軸>
広告プラットフォームとしての成長性と、想定価格1,500円に対する評価水準をどう見るかがポイントです。
Skyfall(625A)のIPO基本情報

| IPO基本情報 | ||
| 上場市場 | 東証グロース | |
| 証券コード | 625A | |
| 会社名 | Skyfall | |
| 設立年月日 | 2017年10月26日 | |
| 業種 | サービス業 | |
| 事業の内容 | ユーザーが特定のアクションを達成した時点で初めて広告費が発生する「ロング CPE リワード広告」を軸とする、リワードマーケティングプラットフォーム「SKYFLAG」を主力サービスとして展開 | |
| 公募株数 | 1,100,000株 | |
| 売出株数 | 1,203,800株 | |
| OA売出 | 345,500株 | |
| 海外募集 | なし | |
| IPO承認日 | 8月17日(月) | |
| 上場日 | 9月17日(木) | |
| 仮条件決定日 | 8月31日(月) | |
| BB期間 | 9月2日(水)~9月8日(火) | |
| 公開価格決定日 | 9月9日(水) | |
| 購入申込期間 | 9月10日(木)~9月15日(火) | |
| 上場時発行済株式数 | 7,307,450株 | |
| 時価総額 | 109.6億円 | |
| 吸収金額 | 39.7億円(OA含む) | |
| 想定価格 | 1,500円 | |
| IPO幹事証券・配分数 | ||
| 幹事証券名 | 配分数 | 配分割合 |
| SBI証券(主幹事) | 20,738枚 | 90.0% |
| 大和証券 | 806枚 | 3.5% |
| SMBC日興証券 | 345枚 | 1.5% |
| みずほ証券 | 287枚 | 1.2% |
| 楽天証券 | 287枚 | 1.2% |
| マネックス証券 | 230枚 | 1.0% |
| 岡三証券 | 115枚 | 0.5% |
| 極東証券 | 115枚 | 0.5% |
| 松井証券 | 115枚 | 0.5% |
| 大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
IPO一次情報
Skyfall(625A)のIPO(新規上場)に関する有価証券届出書に基づき、一次情報から読み取れる需給、事業、収益、および市場での評価について分析を行います。本記事は届出書提出時点の想定発行価格1,500円を前提とし、公開されたデータに基づき構成しています。
需給の全体像
公募1,100,000株に対して売出は1,203,800株で、公募と売出がほぼ同規模です。OA345,500株を含めた公開株数は2,649,300株となり、想定価格1,500円ベースの吸収金額は39.7億円です。東証グロースとして小型ではありませんが、極端な大型案件でもありません。
想定時価総額は109.6億円です。売出人は代表取締役の長谷川智一氏を中心に、and factory、田谷野貴正氏、L.V.R、Amaziaとなっています。
大株主には代表取締役や取締役、資産管理会社、資本業務提携先が並び、一般的なVCファンドは確認できません。主要株主には上場後180日間のロックアップが設定されており、価格による解除条項も記載されていません。短期的な既存株主からの売却圧力は抑えられています。
事業の見え方
Skyfall(625A)の主力はリワードマーケティングプラットフォーム「SKYFLAG」です。ユーザーがアプリ利用や会員登録、継続利用など広告主が設定した成果地点まで到達した場合に広告費が発生する「ロングCPEリワード広告」を軸としています。
広告主には成果に近いユーザーを獲得できる利点があり、メディア側には広告収益を得ながらユーザーへポイント等を還元できる仕組みです。2025年10月~2026年6月の最大広告主の売上構成比は8.5%、最大メディアの媒体費構成比は15.1%で、特定顧客への依存度も極端には高くありません。
韓国への展開を開始しており、今後は米国や欧州への進出も計画しています。IPOによる手取概算額1,506,000千円は、海外人材の採用、広告宣伝、販売促進、海外拠点の運営などに充当する予定です。
収益面
Skyfall(625A)の2025年9月期の売上高は16,215,701千円で前期比26.0%増、営業利益は515,000千円で同259.5%増、経常利益553,694千円、当期純利益446,613千円となりました。売上高だけでなく利益面の改善も進んでいます。
さらに2026年9月期第3四半期累計では、売上高14,059,331千円、営業利益1,013,201千円、経常利益1,065,988千円、四半期純利益796,731千円となっており、すでに前期通期の利益を大きく上回っています。
一方、2025年9月期は売上債権の増加などから営業キャッシュ・フローが917,108千円のマイナスとなりました。第9期中間期には752,667千円のプラスへ戻っていますが、事業規模拡大に伴う運転資金の動きは確認しておきたいところです。
評価ポイント
Skyfall(625A)のプラス材料は、売上成長が続く中で利益成長が加速していること、一般的なVC保有が見当たらないこと、主要株主に180日間のロックアップが設定されていることです。公募による資金調達もあり、海外展開へ成長資金が投入されます。
一方、吸収金額39.7億円はグロースIPOとして軽い水準ではありません。また、インターネット広告業界は競合が多く、AppleやGoogleなどプラットフォーマーのポリシー変更、広告規制、海外展開、人材確保などのリスクがあります。その他事業も2025年9月期まではセグメント損失を計上しており、主力の「SKYFLAG」への収益依存度は高い状態です。
プレ初値予想
Skyfall(625A)の初値評価はC級とします。
初値評価:C級
初値予想:2,000円~2,200円程度
参加スタンス:参加
OAを含む吸収金額は39.7億円で、東証グロース市場のIPOとしては軽い案件ではありません。一方、2026年9月期第3四半期累計では売上高14,059,331千円、営業利益1,013,201千円、経常利益1,065,988千円、四半期純利益796,731千円となっており、利益成長は評価材料です。
需給面では一般的なVCファンドの保有が確認できず、主要株主には180日間のロックアップが設定されています。売出株数は1,203,800株と多いものの、公募も1,100,000株あり、IPOによる調達資金は主に欧米を中心とした海外展開に充当される予定です。
事業面では、成果地点まで到達した場合に広告費が発生する「ロングCPEリワード広告」を軸とした「SKYFLAG」が主力です。売上成長に加えて収益性も改善している点はプラスですが、広告関連は競争が激しく、AppleやGoogleなどプラットフォーマーの方針変更、海外展開の成否などは注意材料です。
想定価格1,500円に対して、初値は2,000円~2,200円程度を予想します。公開規模が上値を抑える要因となる一方、業績成長とVC色の薄い株主構成が下支え材料になると考えます。
Skyfall(625A)のIPO初値予想:第1弾
1,500円~1,800円
仮条件価格
1,450円~1,500円
(上限突破なし)
公開規模:38.4億円~39.7億円
Skyfall(625A)のIPO初値予想:第2弾
1,600円~1,850円
仮条件決定後のAI診断
Skyfall(625A)の仮条件は1,450円~1,500円で、想定価格1,500円を上限とする中立設定。上限ベースの吸収金額は39.7億円(OA含む)となり、東証グロース案件として需給は軽くない。公募1,100,000株に対して売出1,203,800株と売出比率も52.3%を占めるため、既存株主の出口性は意識される。一方、全株売出型ではなく公募による資金流入も大きく、差引手取概算額14.8億円は欧米を中心とする海外展開の人材採用、広告宣伝、拠点運営などに投入する計画となっている。
業績の伸びは明確だが、リワード広告という業態自体に高い新規性を見込みにくく、公開規模の重さを打ち消すほどの需給プレミアムは想定しづらい。一次情報でも、海外取引先の拡大に伴い、各国の法規制や社会的規範への不適合、信用低下などをリスクとして挙げている。海外展開は中期成長材料である一方、採用や販促への先行投資が短期利益を圧迫する可能性もある。
短期評価では、39.7億円の公開規模と売出比率、SBI証券主幹事という販売構成を考えると上値追いには慎重。訂正届出書では公募分のうちSBI証券が870,000株を引き受け、主幹事への配分集中度も高い。中期では、公募資金を使った海外展開が売上成長につながれば再評価余地はあるが、広告業界は競争が激しく、成長率だけで高い評価を置くのは避けたい。
IPO地合いについては、足元でグロース市場への資金回帰が見られる点は追い風。ただし9月はIPO件数が増え、このSkyfall(625A)の前後にも上場が続くため、同日上場こそないものの資金・関心の分散は無視できない。
公開価格が上限1,500円で決まる前提なら、初値予想は1,600円~1,850円程度とする。上限要因は足元の利益成長、公募による成長資金、主要株主のロックアップ。下限要因は公開規模、売出比率、広告業態の成熟度、上場集中による資金分散となる。短期では大幅なプレミアムを見込みにくいため、参加スタンスは「参加」とする。
公開価格
公開価格決定後に追記します。
IPO抽選結果
抽選結果発表後に追記します。
Skyfall(625A)のIPO初値予想:第3弾
公開価格決定後に追記します。
直前初値予想
上場日前日に追記します。
上場日の気配運用
上場日前日に追記します。
Skyfall(625A)のIPO初値結果
初値形成後に追記します。
