グリッド(5582)のIPO(新規上場)初値が無事に付きましたので、簡単ではありますが、ご紹介させて頂きたいと思います。
これでひとまず6月中旬より続いた異例のIPOラッシュが一段落となりました。再スタートはおよそ二週間後の7月21日(金)となります。
グリッド(5582)のIPO初値結果
公募価格 | 2,140円 |
初値価格 | 6,400円(2日目 9時59分) |
初値売却益 | +426,000円 |
初値売買代金 | 37.8億円 |
初値出来高 | 591,600株 |
7月10日終値 | 5,440円 |
市場開場直前(8時59分)のこのグリッド(5582)のフル板の合致点は6,400円(初値売買代金:22.6億円)となっていたので、市場開場前合致点と同値となる6,400円(初値売買代金:37.8億円)での初値形成となりました。初値売りで+426,000円の利益となります。IPO株にご当選された方はおめでとうございます。
ただ初値形成後は初値価格(6,400円)が最高値となる初値天井となり、ストップ安(5,400円)スレスレまで下落、即金規制明けの期待買いも虚しく、終値は本日のほぼ最安値となる5,440円での大引けとなりました。
本日の出来高は1,403,400株で、公開株数(1,320,200株)の1回転もしていません。東証グロース市場の出来高ランキングも17位と、人気IPOとは思えない内容です。
グリッド(5582)IPO5分足チャート(2023年7月10日)
初値買いで攻めたIPOセカンダリ組は全滅でIPO当選組だけが利益の出る残念な結果となりました。ここまで完璧なまでの初値天井は久しぶりですね。初値が上がり過ぎた報いと言うとおかしな表現になってしまいますが、こういった値動きは今後のIPOにとってはマイナスとなります。
本日からおよそ二週間のIPO空白期間となることから、ラストIPOということでIPOセカンダリも成功する可能性が高いと考えていた方も多かったかもしれませんが、まさに「人の行く裏に道あり花の山」という投資格言通り、真逆の動きとなりました。本当に投資(投機)は難しいですね。
某レポートでは本日終値ベースのPERは80倍台(あまり当てにならない方は120倍台)となっており、PER三桁がまかり通るAI(人工知能)銘柄としてはまだ割安水準となります。今後のIPOのことも考えると明日の即金規制明けの値動きがどうなるのかは興味深いところです。ちなみに18時時点のPTS(夜間取引)は終値(5,440円)以下の冴えない株価で推移しています。
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