ファーストアカウンティング(5588)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,040円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ファーストアカウンティング(5588)の上場日とIPO申込期間
ファーストアカウンティング(5588)の上場日は2023年9月22日(金)で、笹徳印刷(3958)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。
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このファーストアカウンティング(5588)のIPO申し込み期間は9月6日(水)~9月12日(火)となっており、時期的にIPO申し込みラッシュ期間に入っているため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ファーストアカウンティング(5588)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ファーストアカウンティング(5588)のIPO想定価格は1,040円となっているため、現時点では公募価格の1.9倍~2.4倍程度の初値形成になるのではないかと、強めA級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても強めA級評価に設定させて頂いております。9月IPOの中では数少ないA級評価です。
なお、このファーストアカウンティング(5588)のIPO仮条件は来週9月5日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ファーストアカウンティング(5588)の事業内容
ファーストアカウンティング(5588)の事業内容は会計分野に特化したAIソリューション事業(経理AI事業)ということで、紙の請求書や領収書を一瞬でデータ化、カスタマイズ可能なAI経理エンジン「Robota(ロボタ)シリーズ」や、ウェブブラウザで完結するクラウド型の会計ソリューション「Remota(リモタ)」を提供しています。
このファーストアカウンティング(5588)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ファーストアカウンティング(5588)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月18日)IPO新規上場承認発表された2社のうちのもう1社とな …
ファーストアカウンティング(5588)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ファーストアカウンティング(5588)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,040円としてオーバーアロットメント含め6.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて5,766枚と少ないため、IPO当選の確度は低めとなりそうです。
そして今回もこのファーストアカウンティング(5588)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容は開発系では無いものの、会計分野に特化した会計AIソリューションをSaaSなどで提供しており、AI(人工知能)に絡んだ事業を手掛けていることからIPO市場では人気業態という位置付けとなります。
公開規模もIPO想定価格(1,040円)ベースで6.8億円と軽量感もあり、業績も黒字化したタイミングでの上場、7月31日(月)上場のAI(人工知能)関連銘柄Laboro.AI(5586)が市場コンセンサスよりも低い位置での着地となったのは気になるところですが、今回は軽量サイズで需給面不安も無いため、初値は好スタートとなりそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としてはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株がおよそ1,240,000株と比較的多く、公開価格の1.5倍となれば解除されるため、ひとまず1.5倍は警戒域となりそうです。1.5倍を超えたとしてもよほど地合いが好調でない限り翌日への持ち越しの可能性は低く当日中に決着を付けてきそうな感じがします。
上場日は9月22日(金)で、ちょっとしたIPOラッシュ突入となり、笹徳印刷(3958)と2社同日上場となりますが、両社ともに公開規模は大きくなく、話題性や注目度はこのファーストアカウンティング(5588)に軍配が上がりそうなため、資金分散の影響は軽微となりそうです。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
笹徳印刷 | 14.3億円 | 東証S・名証M | 東海東京証券 |
ファーストアカウンティング | 6.8億円 | 東証グロース | 大和証券 |
よって管理人の個人的なこのファーストアカウンティング(5588)のIPO参加スタンスは当初の予定通り積極参加で行く予定です。9月IPOの中でも唯一のA級銘柄となるため、なんとか手に入れたいところですね。
ファーストアカウンティング(5588)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのファーストアカウンティング(5588)のIPO株(公募株及び売り出し株)5,766枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
大和証券(主幹事) | 5,304枚 | 92.0% |
SBI証券 | 85枚 | 1.5% |
岡三証券 | 58枚 | 1.0% |
丸三証券 | 58枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 58枚 | 1.0% |
東洋証券 | 58枚 | 1.0% |
あかつき証券 | 29枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 29枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 29枚 | 0.5% |
松井証券(前受け金不要) | 29枚 | 0.5% |
極東証券 | 29枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
DMM株(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が864枚あります。
積極的にこのファーストアカウンティング(5588)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となる大和証券からのIPO申し込みは外せません。残る平幹事は店頭証券及び抽選割合の多いネット証券までもが抽選分は二桁レベルしかないため、確率的には厳しそうです。それと比べるとIPO委託幹事(裏幹事)とはいえ大和コネクト証券の方がIPO主幹事からの委託となるため、まだ期待できそうです。
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ファーストアカウンティング(5588)のIPO仮条件決定
ファーストアカウンティング(5588)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,040円
IPO仮条件:1,120円~1,320円
IPO想定価格よりも窓開けで上ブレとなる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.4億円~8.7億円となりました。
ファーストアカウンティング(5588)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ファーストアカウンティング(5588)の第二弾初値予想が発表されたようです。
2,000円~2,500円
IPO仮条件は窓開けで上ブレとなる超強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時と同値となる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き積極参加で変更はありません。
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