くすりの窓口(5592)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,640円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。SBI証券主幹事案件となりますが、今回も人気銘柄とは言えないため、IPOチャレンジポイントの考察はありませんことをご了承下さい。
くすりの窓口(5592)の上場日とIPO申込期間
くすりの窓口(5592)の上場日は2023年10月4日(水)で、キャスター(9331)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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このくすりの窓口(5592)のIPO申し込み期間は9月19日(火)~9月25日(月)となっており、時期的にはまだIPO申し込みラッシュ期間中となるため、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社ありますので、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
くすりの窓口(5592)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
くすりの窓口(5592)のIPO想定価格は1,640円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想についてはやや弱めC級評価に設定させて頂いております。
なお、このくすりの窓口(5592)のIPO仮条件は今週9月14日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
くすりの窓口(5592)の事業内容
くすりの窓口(5592)の事業内容は薬局・医療・介護向けソリューションの提供ということで、処方箋予約システムから薬局向けの顧客管理ツールまで、幅広く顧客のニーズに合わせたサービスを提供しております。
このくすりの窓口(5592)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
くすりの窓口(5592)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月30日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの2社目となります。 当記 …
くすりの窓口(5592)のブルベア要素とIPO参加スタンス
くすりの窓口(5592)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,640円としてオーバーアロットメント含め52.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて28,000枚と比較的多めにあり、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるものの、ネット証券(SBI証券)主幹事案件となることから抽選割合も多く、IPO当選の可能性は低くは無さそうです。
そして今回もこのくすりの窓口(5592)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が医療関連ソリューションの提供と、ヘルスとテクノロジーを組み合わせた、いわゆる「ヘルステック関連」で、東証グロース市場上場の情報・通信業セクターとなることからも個人投資家を中心に注目度は高まりやすく、業績もグロース銘柄らしく売上収益ともに右肩上がりで順調に伸びており、成長への期待も高そうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては投資ファンドの売り出し案件で、公開規模はIPO想定価格(1,640円)ベースで52.8億円と海外投資家への販売があるものの、荷もたれ感のある水準となります。株価設定に割安感も無く、公開価格の1.5倍となればロックアップ解除される投資ファンドの保有株1,865,000株があるため、1.5倍に近付くと警戒感が出そうです。
上場日は10月4日(水)で、キャスター(9331)と2社同日上場となりますが、キャスター(9331)の公開規模は2~3億円レベルの超小型案件となるため、資金分散の影響はそれほど受け無さそうです。IPO集中期による買い疲れは一定出るかもしれません。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
くすりの窓口 | 52.8億円 | 東証グロース | SBI証券 |
キャスター | 2.6億円 | 東証グロース | 大和証券 |
いずれにしても、この内容であれば初値高騰することは無いと考えられますが、公募割れする可能性も低いと思われるため、管理人の個人的なこのくすりの窓口(5592)のIPO参加スタンスは当初の予定通り一部参加の方向で考えています。ただし、SBI証券主幹事案件ですが、IPOチャレンジポイントの使用予定はありません。
くすりの窓口(5592)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのくすりの窓口(5592)のIPO株(公募株及び売り出し株)28,000枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SBI証券(主幹事) | 22,400枚 | 80.0% |
岡三証券 | 2,800枚 | 10.0% |
大和証券 | 1,120枚 | 4.0% |
SMBC日興証券 | 560枚 | 2.0% |
みずほ証券 | 420枚 | 1.5% |
東海東京証券 | 280枚 | 1.0% |
アイザワ証券 | 84枚 | 0.3% |
岩井コスモ証券 | 84枚 | 0.3% |
極東証券 | 84枚 | 0.3% |
松井証券(前受け金不要) | 84枚 | 0.3% |
むさし証券 | 84枚 | 0.3% |
SBIネオトレード証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が4,200枚あります。
積極的にこのくすりの窓口(5592)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。抽選割合の多いネット証券は下位に松井証券ぐらいしか無く持ち分は二桁レベルとなります。抽選割合の少ない店頭系証券が多く目立ちますが、上位証券になると三桁レベルの抽選持ち分もあるため、期待値は低いものの狙えない数字では無さそうです。
くすりの窓口(5592)のIPO仮条件決定
くすりの窓口(5592)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,640円
IPO仮条件:1,600円~1,700円
IPO想定価格がほぼ中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は51.5億円~54.7億円となりました。
くすりの窓口(5592)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
くすりの窓口(5592)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,600円~1,900円
IPO仮条件はやや強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに公募割れも視野に入った下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からD級評価に格下げ変更とさせて頂きますが、IPO参加スタンスについては引き続き一部参加のままで変更はありません。
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