キャスター(9331)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月30日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの3社目となります。昨日は3社で今日はゼロというのも極端ですね^^;

IPO新規上場承認発表3社2023.8.30

当記事はキャスター(9331)のIPO詳細記事となりますが、残り2社の西部技研(6223)とくすりの窓口(5592)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

キャスター(9331)の上場日は2023年10月4日(水)で、くすりの窓口(5592)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高い大和証券となっております。

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キャスター(9331)のIPO(新規上場)情報

設立:2014年9月26日
業種:サービス業
事業の内容:リモートアシスタントをはじめとした人材事業運営

キャスター(9331)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード9331
名称キャスター
公募株数350,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント52,500株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SBI証券
岩井コスモ証券
極東証券
松井証券前受け金不要
マネックス証券100%完全抽選
大和コネクト証券委託幹事決定
IPO発表日8月30日(水)
上場日10月4日(水)
仮条件決定日9月14日(木)
ブック・ビルディング期間9月19日(火)~9月25日(月)
公開価格決定日9月26日(火)
IPO申し込み期間9月27日(水)~10月2日(月)
上場時発行済株式総数1,907,960株
時価総額12.4億円
吸収金額2.6億円
想定価格650円(65,000円必要)

そしてこのキャスター(9331)のIPO主幹事は大和証券となっているため、グループ会社となる大和コネクト証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)確定となっています。主幹事からの委託となるため、割り当て数は多めになることが予想されます。

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キャスター(9331)のIPO(新規上場)事業内容等

キャスター(9331)はリモートワーカーがより活躍できる環境を構築するべく「あらゆる仕事のリモート化」の実現を目指し、人材不足な企業から仕事を受け、その仕事を各地に所在するリモートワーカーが代行して実施する「CASTER BIZ」サービスを主に運営しており「WaaS事業」と「その他事業」の2事業を展開しています。

キャスター(9331)IPO沿革

WaaS事業

WaaS事業の「WaaS」とは「Workforce as a Service」の略称で、人的リソースの不足に悩む中小企業とリモートワーカーを繋ぐプラットフォームの役割を果たしており、顧客企業の希望に応じて、適切なスキルをもつリソース(=Workforce)を、独自システムを用いて効率的に自動マッチングし、必要な時間だけ提供するサービスとなります。
キャスター(9331)IPOWaaS事業提供サービス

その他事業

その他事業では「在宅派遣」「Reworker」を展開しているほか、事業開発機能が属しております。「在宅派遣」「Reworker」においては、ワーカーの直接のマネジメントを希望する顧客企業に向けて、各地に所在するリモートワーカーを派遣・紹介し、時間的・地理的制約を取り払った人材の広い選択肢を提供していることが特徴です。事業開発機能においては、あらゆる仕事のリモート化の実現を目的とし、新規事業の企画立案・実行のほか、M&Aの調査・実行による売上の拡大及び対応可能な業種・職種の多角化を推進しております。
キャスター(9331)IPOその他事業提供サービス


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額220,500千円及び第三者割当増資の手取概算額上限33,125千円については、運転資金として広告宣伝費及び販売促進費に2024年8月期に253,625千円(CASTER BIZアシスタント:152,300千円、CASTER BIZ経理:18,500千円、CASTER BIZ労務:1,200千円、CASTER BIZ採用:36,000千円、My Assistant:13,500千円、海外事業:32,125千円)を充当する予定であります。
(キャスターのIPO目論見書より一部抜粋)

キャスター(9331)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

キャスター(9331)の市場からの吸収金額はIPO想定価格650円としてオーバーアロットメント含め2.6億円と規模的に東証グロース市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感はまったくありません。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで3,500枚と少なく希少性があります。

上述の通りキャスター(9331)の事業内容はリモートアシスタントをはじめとした人材事業運営ということで、リモートワーク及びリモートワーカーを中心とした人材事業を幅広く展開しており、国内のみならず海外にも範囲を広げてリモートワークサービスの提供を行っております。

提供している主要サービスには秘書、経理、人事、採用、カスタマーサポート、マーケティングなどバックオフィス業務代行を中心としたリモートアシスタントサービス「CASTER BIZシリーズ」や、顧客企業の人材ニーズとリモートワーカーの就業ニーズをマッチングさせる「在宅派遣」などがあります。

キャスター(9331)IPO WaaS事業

キャスター(9331)の今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は売り出し株無しの公募株のみで、株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株が多数あるものの、売り出しでの放出が無いことから出口(イグジット)感換金色はありません。事業内容は競合が多いもののネット系人材事業と人気化しやすい業態となります。

ただやはり気になるのは業績で、ベンチャー企業ということで致し方ないところではあるかもしれませんが、売上は右肩上がりで伸びているものの収益は赤字続きです。今期も第3四半期時点では惜しいところまで来ていますが、残念ながら黒字化には至っておりません。赤字企業に対する見方が厳しい現状を踏まえると不安材料となりそうです。

とはいえ、公開規模はIPO想定価格(650円)ベースで2.6億円と超小型サイズで個人投資家が手を出しやすい低単価設定。ベンチャーキャピタル(投資ファンド)には解除価格無しのロックアップが掛かっており、余計な売り圧力も無いことから、需給だけでも初値は押し上げられることになりそうです。

最近のIPOには過熱感が無くなってきていることや、微妙に過密スケジュールになっていることなどを加味しても初値評価はA級評価であってほしいと思うところです。よって現時点の管理人の個人的なこのキャスター(9331)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定です。

元々のIPO株数が少ないため、期待値は下がりますが、IPO主幹事の大和証券はもちろんのこと、IPO委託幹事(裏幹事)の大和コネクト証券も狙い目かと考えます。

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キャスター(9331)のIPO(新規上場)業績等

キャスター(9331)のIPO経営指標
キャスター(9331)IPO経営指標

キャスター(9331)のIPO売上高及び経常損失
キャスター(9331)IPO売上高及び経常損失

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