Earth Technology Group(9333)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月1日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。これで10月は早くも5社目となります。

IPO新規上場承認発表1社2023.9.1

Earth Technology Group(9333)の上場日は2023年10月6日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

Earth Technology Group(9333)のIPO(新規上場)情報

設立:2020年4月20日
業種:サービス業
事業の内容:バイリンガルエンジニアによるIT総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社

Earth Technology Group(9333)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード9333
名称Earth Technology Group
公募株数50,000株
売出し株数2,990,400株
オーバーアロットメント456,000株
IPO主幹事証券野村證券
IPO引受幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
岩井コスモ証券
SMBC日興証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券100%完全抽選
auカブコム証券委託幹事決定
IPO発表日9月1日(金)
上場日10月6日(金)
仮条件決定日9月20日(水)
ブック・ビルディング期間9月21日(木)~9月26日(火)
公開価格決定日9月27日(水)
IPO申し込み期間9月28日(木)~10月3日(火)
上場時発行済株式総数4,643,995株
時価総額91.0億円
吸収金額68.5億円
想定価格1,960円(196,000円必要)

※売出株式2,990,400株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日9月27日(水)に決定されます。

そしてこのEarth Technology Group(9333)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券IPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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Earth Technology Group(9333)のIPO(新規上場)事業内容等

Earth Technology Group(9333)はグループ会社で、Earth Technology Group株式会社及び連結子会社2社(Earth Technology株式会社Cloudin株式会社)の計3社で構成されており、バイリンガルエンジニアによるIT総合サービス、クラウドシステムを活用したITソリューションの提供を主な事業としています。

Earth Technology Group(9333)IPO事業概要

SI事業(システムインテグレーション事業)

SI事業はEarth Technology株式会社において、主に基幹系ITシステム・インフラストラクチャ・ネットワークの各種ソリューションサービス及びシステム保守・運用等の技術領域において、バイリンガルエンジニアによるIT総合サービスを派遣契約、準委任契約及び請負契約により提供しており、IT×英語をキーワードに、毎年数千人の応募者の中から英語力を有する人材を採用し、IT技術の教育・研修を行うことで、日英バイリンガルのITエンジニアによる各種IT技術支援を行っていることが特徴となります。
Earth Technology Group(9333)IPOシステムインテグレーション事業

CI事業(クラウドインテグレーション事業)

CI事業はCloudin株式会社において、Salesforceをはじめとしたクラウドシステムに係る企画・設計・構築、インテグレーション及び保守・運用等並びにコンサルティングサービスなどを提供しており、すべてのエンジニアがSalesforceの資格を保有し、Salesforceの様々な製品及びその他のIT技術について日々研鑽を重ねることで、様々な事業領域において企画から保守や業務効率化まで一貫したITソリューションの提供を行っております。
Earth Technology Group(9333)IPOクラウドインテグレーション事業

【手取金の使途】
手取概算額72,160千円については、借入金の返済に充当する予定であります。具体的には、当社グループの財務体質の強化のため、借入金の返済の一部として、72,160千円(2024年12月期に72,160千円)を充当する予定であります。なお、上記手取金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品などで運用していく方針であります。
(Earth Technology GroupのIPO目論見書より一部抜粋)

Earth Technology Group(9333)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

Earth Technology Group(9333)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,960円としてオーバーアロットメント含め68.5億円と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて30,404枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため海外投資家への販売もあります。

上述の通りEarth Technology Group(9333)の事業内容はバイリンガルエンジニアによるIT総合サービス及びクラウドシステムのトータルソリューションサービスを行う事業会社の経営支援を行う純粋持株会社ということで、自ら事業を行わない純粋持株会社としてグループ会社の経営戦略の策定及びグループ会社の経営指導等を行っています。

新規上場会社概要上の設立は2020年4月となっていますが、これはあくまでもグループの持株会社となった日付であって、前身はバイリンガルエンジニアによるIT総合サービスを提供することを目的として設立されたSI事業(システムインテグレーション事業)を行うEarth Technology株式会社で、2013年1月に設立されています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

Earth Technology Group(9333)の今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株は2,990,400株で、売り出し比率はおよそ59.8倍、売り出し株の放出人は筆頭株主となるSunrise Capital(投資ファンド)で、オーバーアロットメント分456,000株を含めたオファリング・レシオはおよそ75.2%とかなりの危険水準にある投資ファンドの出口(イグジット)案件となります。

Sunrise Capital(投資ファンド)と言えば9月12日(火)上場予定のライズ・コンサルティング・グループ(9168)もSunrise Capital(投資ファンド)の出口(イグジット)案件ですね。

そして何より7月21日(金)上場のナレルグループ(9163)以降、この手の投資ファンドの出口(イグジット)案件5社連続公募割れと壊滅状態で、IPO愛好家含め短期筋からは毛嫌いされやすいIPO案件というイメージが付いてしまっている状況です。人気化しやすい業績好調のIT関連銘柄となるものの、やはりイメージ先行で敬遠されてしまいそうなので、今回も初値評価はD級評価といったところが無難でしょうか。

とりあえず9月12日(火)上場予定のライズ・コンサルティング・グループ(9168)の初値結果や今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てからにはなると思いますが、現時点の管理人の個人的なこのEarth Technology Group(9333)のIPO参加スタンスは余程のポジティブ材料が隠れていない限りはスルーになると思います。

Earth Technology Group(9333)のIPO(新規上場)業績等

Earth Technology Group(9333)のIPO経営指標
Earth Technology Group(9333)IPO経営指標

Earth Technology Group(9333)IPO売上高及び営業利益
Earth Technology Group(9333)IPO売上高及び営業利益

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