成友興業(9170)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はIPO新規上場承認発表が1社ありましたが、まるで忘れられていたかのように遅い時間の発表でした。さらにIPO愛好家目線で見ると漢字社名の地方上場案件とテンションが上がりそうなIPO銘柄でもありません><

IPO新規上場承認発表1社2023.9.8

成友興業(9170)の上場日は2023年10月13日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる地方市場(名古屋証券取引所メイン)への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっておりますが、今回もIPOチャレンジポイントの話題は無さそうです。

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成友興業(9170)のIPO(新規上場)情報

設立:1975年3月12日
業種:サービス業
事業の内容:汚染土壌処理業、建設系産業廃棄物の収集運搬及び中間処理、建設業

成友興業(9170)IPO上場承認

上場市場名証メイン
コード9170
名称成友興業
公募株数30,000株
売出し株数100,000株
オーバーアロットメント19,500株
IPO主幹事証券SBI証券
IPO引受幹事証券東海東京証券
岡三証券
アイザワ証券
岩井コスモ証券
むさし証券
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日9月8日(金)
上場日10月13日(金)
仮条件決定日9月25日(月)
ブック・ビルディング期間9月27日(水)~10月3日(火)
公開価格決定日10月4日(水)
IPO申し込み期間10月5日(木)~10月11日(水)
上場時発行済株式総数1,286,100株
時価総額31.2億円
吸収金額3.6億円
想定価格2,430円(243,000円必要)

そしてこの成友興業(9170)のIPO主幹事はSBI証券となっており、平幹事の中には岡三証券が入っていることから、それぞれグループ会社となるSBIネオトレード証券岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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成友興業(9170)のIPO(新規上場)事業内容等

成友興業(9170)はグループ会社で、成友興業株式会社及び連結子会社2社(成友セキュリティ株式会社令友工業株式会社)により構成されており、首都圏を中心に環境事業として建設系産業廃棄物及び汚染土壌等(廃棄物等)の収集運搬及び中間処理並びに再資源化(廃棄物処理業)、建設事業として都市インフラ等の道路舗装・土木・土地造成・上下水道工事を主な事業内容としています。

成友興業(9170)IPO事業内容

環境事業

2022年9月期において、当社グループの連結売上高の約54%を占めており、当社が中間処理を受託している主な取扱品目は、がれき類、建設発生土、建設汚泥、汚染汚泥、工場系汚泥及び汚染土壌です。各処理施設の取扱い品目及び処理方法は下図のとおりです。
成友興業(9170)IPO環境事業

建設事業

2022年9月期において、当社グループの連結売上高の約40%を占めており、首都圏における、国土交通省及び東京都をはじめとする、国及び地方公共団体発注の公共工事の元請、及び大手ゼネコン等が受注した公共工事等の下請を中心に事業展開しております。対象工事は幹線道路の整備等に関する舗装工事及び一般土木工事であります。
成友興業(9170)IPO建設事業

環境エンジニアリング事業

環境エンジニアリング事業は、土壌汚染対策工事業務、環境計量証明業務、指定調査機関業務を行っており、主に大手ゼネコン等から受注しております。指定調査機関業務は、当社の技術者が調査計画の立案から調査を実施し調査結果を顧客に提出します。
成友興業(9170)IPO環境エンジニアリング事業

その他事業

東京都西多摩地区を中心として、主に都内全域を対象として交通誘導警備と雑踏警備を行っており、交通誘導警備では建築・土木・工事現場等で搬出入誘導、第三者安全確保を行い、雑踏警備では人が多く出入りする展示会やスポーツ大会、お祭りや祭礼行事等、各種イベント会場において、第三者の安全を円滑に確保しております。
成友興業(9170)IPOその他事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額57,068千円に第三者割当増資の手取概算額上限43,594千円を合わせた、手取概算額合計上限100,662千円については、環境事業における工場設備の一部入替、環境事業のあきる野工場、城南島第一工場、城南島第二工場において、汚染土壌処理施設及び産業廃棄物処理施設の処理能力を維持または一部増強するための設備資金として、2024年9月期に全額充当する予定です。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(成友興業のIPO目論見書より一部抜粋)

成友興業(9170)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

成友興業(9170)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,430円としてオーバーアロットメント含め3.6億円と規模的に地方市場(名古屋証券取引所メイン)への上場としては東証と違って小型サイズとは言い難く、やや荷もたれ感のある水準となりそうです。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて1,300枚と少なめです。

上述の通り成友興業(9170)の事業内容は汚染土壌処理業、建設系産業廃棄物の収集運搬及び中間処理、建設業ということで、工事現場から出る産業廃棄物を建設資材に再生させる環境事業と道路工事を始めとした建設事業を融合させシナジーを生み出す事業を展開しています。

環境事業、建設事業及び環境エンジニアリング事業を兼ね備えていることにより、事業間または他企業との再資源化を経営戦略の中に取り込んでおり、建設現場で発生する廃棄物等を環境事業で再資源化して再び建設事業で再利用し、さらに環境ソリューション機能を加えることで調査分析から収集運搬・中間処理・再利用までのワンストップ体制を整えています。

成友興業(9170)IPOシナジー

成友興業(9170)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主には解除価格条項無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。売り出し株式100,000株のうち13,000株を上限として福利厚生を目的に従業員持株会に売付け(親引け)する予定となっています。

設立から50年近い老舗企業の漢字社名、社会的信頼はあるものの、すでに成熟状態となっており、今後の成長に対する期待値は低く、業績もおおむね横ばいとなっています。事業内容は再資源化(リサイクル)関連とはいえ不人気業態の建設業となる上に流動性の乏しい地方市場(名古屋証券取引所メイン)への上場、投資家の逃げ足の早いネット証券主幹事案件と、一通りの不人気材料が詰まっています。初値評価はひとまずD級評価といったところになるでしょうか。9月IPOの初値結果次第では評価の下ブレもありそうです。

よって現時点の管理人の個人的なこの成友興業(9170)のIPO参加スタンスはよほどの好材料が隠れていない限りはスルーとなりそうです。SBI証券主幹事案件となりますが、今回も人気IPOとはならない可能性が高いため、IPOチャレンジポイントの考察は無しの予定です。

成友興業(9170)のIPO(新規上場)業績等

成友興業(9170)のIPO経営指標
成友興業(9170)IPO経営指標

成友興業(9170)のIPO売上高及び経常利益
成友興業(9170)IPO売上高及び経常利益

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