ナイル(5618)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,440円~1,790円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。
ナイル(5618)の上場日とIPO申込期間
ナイル(5618)の上場日は2023年12月20日(水)で、ロココ(5868)の上場日決定次第では2社同日上場となる可能性があります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券とSBI証券の2社共同主幹事となっております。
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このナイル(5618)のIPO申し込み期間は12月5日(火)~12月11日(月)となっており、年末IPOラッシュ分の申し込み期間中となっているため、他IPO案件と複数社のIPO申し込み期間被りがあるため、資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。
ナイル(5618)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾
ナイル(5618)のIPO想定価格は1,440円~1,790円(平均価格:1,615円)となっているため、現時点では公募価格(平均価格:1,615円)の0.9倍~1.2倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
なお、このナイル(5618)のIPO仮条件は来週12月4日(月)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。
ナイル(5618)の事業内容
ナイル(5618)の事業内容は自動車産業DX事業(オンライン主体のマイカーサブスク関連サービスを提供)、ホリゾンタルDX事業(DX・マーケティングに関するコンサルティングなどを提供)ということで、DX(デジタルトランスフォーメーション)及びマーケティングを中心にインターネットを活用した各種技術、ノウハウを蓄積し、その強みを活用して「自動車産業DX事業」及び「ホリゾンタルDX事業」を運営しています。
このナイル(5618)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。
ナイル(5618)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月16日)はIPO新規上場承認発表が1社のみありました。これで12月IPOはちょ …
ナイル(5618)のブルベア要素とIPO参加スタンス
ナイル(5618)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,440円~1,790円(平均価格:1,615円)としてオーバーアロットメント含め21.8億円~27.1億円(平均価格:24.5億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。
IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて13,208枚と万枚超えで多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあるため、IPO株の当選確率はそれほど高くはなさそうです。
そして今回もこのナイル(5618)のブル要素(ポジティブ材料)とベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。
まずブル要素(ポジティブ材料)としては東証グロース上場の情報・通信業セクターで事業内容はDX(デジタルトランスフォーメーション)関連とIPO市場では一定人気化する条件は揃っており、売上も順調に伸ばしています。
公開規模はIPO想定価格(1,440円~1,790円)ベースで21.8億円~27.1億円と荷もたれ感のある水準となりますが、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあるため、海外投資家への販売割合次第では軽量化されます。大口(機関投資家、海外投資家)の評価次第では堅調スタートとなる可能性はありそうです。
一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては売上は右肩上がりで順調に伸ばしているものの収益は縮小傾向とは言え赤字の状態で、特に新規性やテーマ性も無いことから赤字が許容される業態では無さそうです。
IPO想定価格(1,440円~1,790円)に幅を持たせている点も値決めの難しさを語っているようで、公開価格の1.5倍となれば解除されるベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株も多く、一部は売り出し放出されるため、出口(イグジット)色もあります。
年末IPOラッシュ中盤戦とあって、重複上場による資金分散の影響や買い疲れの影響も出る可能性もありそうです。今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価次第にはなると思いますが、他にも選択肢がある中であえてリスクを取る必要も無いと考えていることから、現時点での管理人の個人的なこのナイル(5618)のIPO参加スタンスはスルー(IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券は参加)となる可能性が高そうです。
ナイル(5618)のIPO幹事配分数
そして推定となりますがこのナイル(5618)のIPO株(公募株及び売り出し株)13,208枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
SMBC日興証券(主幹事) | 11,558枚 | 87.5% |
SBI証券(主幹事) | 660枚 | 5.0% |
松井証券(前受け金不要) | 198枚 | 1.5% |
大和証券 | 198枚 | 1.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 132枚 | 1.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 132枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 66枚 | 0.5% |
丸三証券 | 66枚 | 0.5% |
極東証券 | 66枚 | 0.5% |
岡三証券 | 66枚 | 0.5% |
東洋証券 | 66枚 | 0.5% |
大和コネクト証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,981枚あります。
積極的にこのナイル(5618)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO共同主幹事となるSMBC日興証券とSBI証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中にも抽選割合の多いネット証券(松井証券、楽天証券、マネックス証券)が入っており、いずれも三桁レベルの持ち分があるため、確率は低いものの狙えない数字では無さそうです。
ナイル(5618)のIPO仮条件決定
ナイル(5618)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:1,440円~1,790円(平均価格:1,615円)
IPO仮条件:1,620円~1,680円(平均価格:1,650円)
平均価格で見るとIPO想定価格時点よりも上ブレで強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は24.6億円~25.5億円となりました。
ナイル(5618)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾
ナイル(5618)の第二弾初値予想が発表されたようです。
1,650円~1,800円
IPO仮条件は強気な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限は下ブレで下限は上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続きスルー(IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券は参加)で変更はありません。
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