豆蔵デジタルホールディングス(202A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日はおよそ一週間ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。豆蔵と書いて「マメゾウ」と読みます。
これで6月IPOは10社目となりますが、まだ明日は週末(金曜日)なので6月分の最終駆け込みIPOの上場発表が複数社出て来そうな雰囲気がしますね。
豆蔵デジタルホールディングス(202A)の上場日は2024年6月27日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券とモルガン・スタンレーMUFG証券の3社共同主幹事となっております。
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豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)情報
設立:2020年11月11日
業種:情報・通信業
事業の内容:企業のデジタルシフトを実現し、顧客とともにデジタル競争力を高めるためのクラウドコンサルティングサービス、AIコンサルティングサービス、AIロボティクス・エンジニアリングサービス、モビリティ・オートメーションサービス
上場市場 | 東証グロース |
コード | 202A |
名称 | 豆蔵デジタルホールディングス |
公募株数 | 50,000株 |
売出し株数 | 4,480,000株 |
オーバーアロットメント | 607,500株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 モルガン・スタンレーMUFG証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 みずほ証券 野村證券 香川証券 SBI証券 松井証券(前受け金不要) マネックス証券(100%完全抽選) 東海東京証券 auカブコム証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 5月23日(木) |
上場日 | 6月27日(木) |
仮条件決定日 | 6月10日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 6月11日(火)~6月17日(月) |
公開価格決定日 | 6月18日(火) |
IPO申し込み期間 | 6月19日(水)~6月24日(月) |
上場時発行済株式総数 | 16,050,000株 |
時価総額 | 205.4億円 |
吸収金額 | 65.7億円 |
想定価格 | 1,280円(128,000円必要) |
今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなるため、売出株式4,480,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日6月18日(火)に決定されます。
そしてこの豆蔵デジタルホールディングス(202A)の3社共同主幹事の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券、平幹事の中には大和証券が入っているため、大和コネクト証券がぞれそれIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)事業内容等
豆蔵デジタルホールディングス(202A)はグループ会社で、株式会社豆蔵デジタルホールディングス及び連結子会社3社(株式会社豆蔵、株式会社コーワメックス、株式会社エヌティ・ソリューションズ)の計4社で構成されており、情報サービス関連事業を主たる業務としています。情報サービス関連事業は「クラウドコンサルティング」「AIコンサルティング」「AIロボティクス・エンジニアリング」及び「モビリティ・オートメーション」の4つのサービスに大別されています。
連結子会社の株式会社豆蔵及び株式会社エヌティ・ソリューションズが、幅広い業種の大手企業に対して、クラウドをはじめとする最先端技術を活用した内製化推進コンサルティング、ERP導入、教育サービス等を提供しています。
連結子会社の株式会社豆蔵が、デジタルトランスフォーメーションを推進する企業に対して、AIを活用したデータ利活用・システムの企画、設計、アルゴリズムの開発およびコンサルティング、生成AI導入支援サービスを提供しています。
連結子会社の株式会社豆蔵が、自動車・ロボット等の組込系システムを扱う企業に対してAIソフトウェア開発の技術導入支援、モデルベース開発(MBSE)、プロセス改善等のコンサルティングを提供しています。
連結子会社の株式会社コーワメックスが、自動車 ・航空宇宙・船舶分野に関連したAIソフトウェア・ハードウェアの開発支援並びに教育サービス、ファクトリーオートメーション実現に向けたコンサルティングを提供しています。
【手取金の使途】
手取概算額41,880千円については、連結子会社における今後の持続的な成長に資する人材の確保を目的とする採用費として、連結子会社への投融資に充当する予定であります。連結子会社においては、高度な技術力に基づいたITソリューションとサービスの提供を行うに当たり優秀な技術者の積極的な採用を行うため、2025年3月期に全額を充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(豆蔵デジタルホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)
豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
豆蔵デジタルホールディングス(202A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,280円としてオーバーアロットメント含め65.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズから大型サイズの範囲となり、荷もたれ感のある水準となります。
IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて5,137,500株と比較的多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)及び480,000株上限の親引けもあるため、国内分の募集株は減少します。
上述の通り豆蔵デジタルホールディングス(202A)の事業内容は企業のデジタルシフトを実現し、顧客とともにデジタル競争力を高めるためのクラウドコンサルティングサービス、AIコンサルティングサービス、AIロボティクス・エンジニアリングサービス、モビリティ・オートメーションサービスということで、主に4つのサービスを提供していますが、グループ各社を取りまとめ、グループ運営の方向付けを行うグループの中核会社となります。
豆蔵デジタルホールディングス(202A)の筆頭株主は前身であり親会社となる株式会社豆蔵K2TOPホールディングス(旧豆蔵ホールディングスのMBOを目的として設立された投資会社)で、2020年6月にインテグラル支援でMBO実施に伴い東証一部市場を上場廃止となっていることから、再上場案件という位置付けとなりそうです。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株は4,480,000株で売り出し比率は89.6倍、売り出し株の放出人は株式会社豆蔵K2TOPホールディングスとなることから親会社(投資ファンド)の出口(イグジット)感がありますが、オファリング・レシオはおよそ32.0%と、それほど高くはありません。
業績は売上収益とも堅調に推移しており、事業内容は情報サービス関連事業で、IPO目論見書にはクラウド、AI、DXとIPO人気ワードが散りばめられていますが、投資家から毛嫌いされやすい再上場案件かつ出口(イグジット)案件となることから、IPO目線(短期目線)では不人気銘柄となりそうです。ひとまずの初値評価はD級評価といったところになるでしょうかね。
いずれにしてもこういったパッと見不人気銘柄のIPO参加スタンスは素人では決めるのが難しいため、現時点での管理人の個人的なこの豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO参加スタンスは中立で、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから決めたいと思います。
豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO(新規上場)業績等
豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO経営指標
豆蔵デジタルホールディングス(202A)のIPO売上高及び経常利益
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