MFS(196A)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月17日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの3社目となります。

IPO新規上場承認発表3社2024.5.17

当記事はMFS(196A)のIPO詳細記事となりますが、残る2社のPostPrime(198A)とタウンズ(197A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。

MFS(196A)の上場日は2024年6月21日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券みずほ証券マネックス証券3社共同主幹事となっております。

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MFS(196A)のIPO(新規上場)情報

設立:2009年7月1日
業種:その他金融業
事業の内容:オンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の開発・提供、不動産投資の総合プラットフォーム「INVASE」の開発・提供

MFS(196A)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード196A
名称MFS
公募株数2,700,000株
売出し株数1,624,200株
オーバーアロットメント648,600株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
みずほ証券
マネックス証券
IPO引受幹事証券野村證券
SBI証券
東海東京証券
楽天証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
中銀証券
IPO発表日5月17日(金)
上場日6月21日(金)
仮条件決定日6月5日(水)
ブック・ビルディング期間6月6日(木)~6月12日(水)
公開価格決定日6月13日(木)
IPO申し込み期間6月14日(金)~6月19日(水)
上場時発行済株式総数9,072,600株
時価総額36.2億円
吸収金額19.8億円
想定価格400円(40,000円必要)

今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなるため、公募株式2,700,000株及び売出株式1,624,200株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集の需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日6月13日(木)に決定されます。

このIPO幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無い可能性が高いです。

MFS(196A)のIPO(新規上場)事業内容等

MFS(196A)はグループ会社で、株式会社MFS及び連結子会社のコンドミニアム・アセットマネジメント株式会社の計2社で構成されており、住宅ローン及び不動産投資用ローンの媒介「モゲチェック事業」と、投資用不動産の媒介「INVASE事業」を主な事業として取り組んでいます。

MFS(196A)IPO事業概要

モゲチェック事業

サービス名である「モゲチェック」は、「モーゲージ」の略である「モゲ」と「チェック」からなる造語です。モーゲージ(mortgage)とは、住宅ローンを指す英単語で「住宅ローンのことをチェックしよう」というサービスの内容・目的を「モゲチェック」というサービス名で表しています。

「モゲチェック」はウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて、住宅購入予定者に対する住宅ローンの媒介を主要業務としています。当該媒介業務においてユーザーの住宅ローン審査申込に際して審査申込先銀行と契約している広告代理店より広告宣伝費を受領しています。
MFS(196A)IPOモゲチェック事業

INVASE事業

INVASE事業は、サービス名を「INVASE」として、ウェブサービス及びスマートフォン向けアプリを通じて2つの主要業務を営んでおります。

1つ目は投資用物件購入予定者に対する投資用不動産の仲介です。2つ目は当該投資用不動産の仲介に係る顧客獲得を目的とした各種業務となります。具体的には投資用物件購入予定者及び投資用物件保有者に対する不動産投資用ローンの媒介、投資用物件購入予定者に対する投資用不動産物件の紹介、不動産会社に対する投資用物件購入予定者の紹介等をしています。
MFS(196A)IPO INVASE事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額984,600千円に、海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限238,684千円を合わせた、手取概算額合計上限1,223,284千円については、全額を運転資金として、①人件費として274,000千円(2025年6月期:77,000千円、2026年6月期:134,000千円、2027年6月期以降:63,000千円)、②告宣伝費として477,000千円(2025年6月期:247,000千円、2026年6月期:230,000千円)に充当する予定であります。
なお、残額につきましては、広告宣伝費の一部として2027年6月期以降に充当する予定であり、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(MFSのIPO目論見書より一部抜粋)

MFS(196A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

MFS(196A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格400円としてオーバーアロットメント含め19.8億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて4,972,800株と比較的多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売もあるため、国内分の募集株は減少します。

上述の通りMFS(196A)の事業内容はオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」の開発・提供、不動産投資の総合プラットフォーム「INVASE」の開発・提供ということで、低金利の住宅ローンを探す・申し込む・金融機関と交渉するという手間を省く「モゲチェック」及び不動産投資ローンの借り入れ、借り換え、購入の申し込みから審査完了までの手続きができるサイト「INVASE(インベース)」の運営を行っています。

オンラインサービスへの需要の高まりや、コロナ禍において在宅勤務が普及したことによる住環境の見直しなどで、社会全体のオンライン化が進む中、住宅ローンの分野でも今後ますますオンラインサービスの需要は増えることが予想され、下記グラフの通り⽉次の会員数も綺麗に右肩上がりで増加しています。

MFS(196A)IPOモゲチェックサービス会員数

MFS(196A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が社15社3,286,200株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで5社856,800株放出(うち2社は全株放出)するものの2,429,400株が残ります。8社2,334,800株には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。

社名の「MFS」は「Mortgage Financial Solutions」の略に由来しており、日本初のオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」等を提供しています。ITを活用した金融サービスの提供はいわゆるフィンテック企業としてIPO市場では人気化しやすい業態となります。

業績については売上は右肩上がりで伸びていますが、収益は直近5期は赤字続きで今期も第三四半期時点ではまだ赤字のままです。投資家の赤字上場に対する見方が厳しくなっている中で、どのような判断が下されるでしょうか。

MFS(196A)の上場日は6月21日(金)で、今のところは単独上場となりますが、今後さらに増える可能性もあり、特に6月18日(火)以降は連日上場で中には3社同日上場などもあり、タイトなスケジュール感となっているため、資金分散の影響を受ける可能性もありそうです。

公開規模はIPO想定価格(400円)ベースで19.8億円とやや荷もたれ感のあるサイズですが、簡易型のグローバルオファリングで公募売出ともに海外投資家への販売(未定)があるため、規模は今よりも縮小されます。

過密スケジュールの中の上場で業績は赤字、中規模サイズの人気業態と悩ましい案件となりますが、やはり今回も個人投資家が手を付けやすい低位株設定となっていることから公募割れするまでには至らないと考えています。ひとまずこのMFS(196A)の初値評価はC級評価ぐらいが妥当でしょうか。

よって現時点での管理人の個人的なこのMFS(196A)のIPO参加スタンスは一応参加の方向で考える予定ですが、IPO地合いはもちろんのこと、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価、そして大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に判断をしたいと思います。

サブ主幹事とはいえ、久しぶりにマネックス証券が入っているのは嬉しいですね。引き受け株数は平幹事よりも多くなる上に、100%完全抽選となることから狙いに行くのであれば積極的に狙って行きたいところです。

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MFS(196A)のIPO(新規上場)業績等

MFS(196A)のIPO経営指標
MFS(196A)IPO経営指標

MFS(196A)のIPO売上高及び経常損失
MFS(196A)IPO売上高及び経常損失

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