Terra Drone(278A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,350円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

Terra Drone(278A)の上場日とIPO申込期間

Terra Drone(278A)の上場日は2024年11月29日(金)で、上場日可変タイプのグロービング(277A)の上場日が通常通り最短日(11月29日)で決まったとすれば2社同日上場となります。上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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このTerra Drone(278A)のIPO申し込み期間は11月14日(木)~11月20日(水)となっており、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理(資金移動)や申し込み忘れにご注意下さい。

Terra Drone(278A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

Terra Drone(278A)のIPO(新規上場)初値予想

Terra Drone(278A)のIPO想定価格は2,350円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、このTerra Drone(278A)のIPO仮条件は来週11月13日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

Terra Drone(278A)の事業内容

Terra Drone(278A)の事業内容は測量・点検・農業等におけるドローンを含むハード・ソフトの開発及びサービスの提供、安全かつ効率的なドローンや空飛ぶクルマの運航を管理するためのシステム(UTM)の開発・提供ということで、国内外でドローン活用による空撮や測量などのソリューションを提供しています。

Terra Drone(278A)IPO低空域経済圏のグローバルプラットフォーマー

このTerra Drone(278A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

Terra Drone(278A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

Terra Drone(278A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,350円としてオーバーアロットメント含め37.7億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売り出し株(OA含む)合わせて1,604,300株と比較的多めにありますが、今回の募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)もあり国内分の募集株数は減少するため、IPO株の当選確度はそれほど高くはないかもしれません。

そして今回もこのTerra Drone(278A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がドローン活用による空撮や測量などのソリューション提供ということで新規性はあり、世界でも上位クラスのドローン関連企業となることや、株主の中にはSaudi Aramco(サウジアラムコ)やINPEX(1605)などのオイルマネーから大手総合商社の三井物産(8031)や政府出資の株式会社海外交通・都市開発事業支援機構などが入っていることからも注目度は高そうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては株価設定に割安感は感じられず、今回のIPO募集は簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売があるものの、公開規模はIPO想定価格(2,350円)ベースで37.7億円と中規模サイズでこれまた悩ましいサイズ感となる上に投資家から警戒されやすい赤字上場となります。

上場日は2024年11月29日(金)で、上場日可変タイプのグロービング(277A)の上場日が通常通り最短日(11月29日)で決まったとすれば2社同日上場となり、両社ともに中規模サイズとなるため、資金分散の影響を受ける可能性がありそうです。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
グロービング42.1億円東証グロース三菱UFJ他
Terra Drone37.7億円東証グロースSMBC日興証券

Terra Drone(278A)のIPO新規上場承認発表時の記事でも書きました通り、個人的にこれまでドローン関連銘柄では良い思い出がなく、どうしても尻込みしてしまうため、管理人の個人的なこのTerra Drone(278A)のIPO参加スタンスは引き続き中立とし、今後の仮条件設定や大口(機関投資家、海外投資家)の評価など様子を伺いながら決めようと思います。

特にIPO主幹事のSMBC日興証券はIPO当選後のキャンセルは約1カ月間IPOに申し込めなくなるというペナルティが課せられ、今後年末IPOラッシュのことも考えるとペナルティは回避しておきたいので、慎重に行きたいと考えています。

Terra Drone(278A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのTerra Drone(278A)のIPO株(公募株及び売り出し株)13,959枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SMBC日興証券主幹事11,167枚80.0%
SBI証券698枚5.0%
野村證券419枚3.0%
大和証券279枚2.0%
東海東京証券279枚2.0%
みずほ証券140枚1.0%
楽天証券100%完全抽選140枚1.0%
松井証券前受け金不要140枚1.0%
岡三証券140枚1.0%
岩井コスモ証券140枚1.0%
水戸証券126枚0.9%
マネックス証券100%完全抽選69枚0.5%
丸三証券69枚0.5%
東洋証券69枚0.5%
極東証券42枚0.3%
香川証券42枚0.3%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,093枚あります。

積極的にこのTerra Drone(278A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSMBC日興証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多い大手ネット証券4社(SBI証券楽天証券松井証券マネックス証券)も勢揃いで入っており、マネックス証券以外は三桁レベルの持ち分があるため、可能性は低いものの狙えない数字ではなさそうです。

Terra Drone(278A)のIPO仮条件決定

Terra Drone(278A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,350円
IPO仮条件:2,250円~2,450円

IPO想定価格がちょうど中間値となるやや強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は36.1億円~39.3億円となりました。

尚、今回の訂正目論見書内ではIPO新ルールが追記されていますので、需要申告の結果、仮条件の範囲外で発行価格を決定する場合があり、仮条件の下限の80%以上かつ上限の120%以下である1,800円~2,940円の範囲内で公開価格が決定する場合もあるため、証券会社のIPO申し込み時の入金残高は最高値となる2,940円分で見ておく必要があります。

Terra Drone(278A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

Terra Drone(278A)の第二弾初値予想が発表され次第ココに追記致します。

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