技術承継機構(319A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,970円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

技術承継機構(319A)の上場日とIPO申込期間

技術承継機構(319A)の上場日は2024年2月5日(水)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。IPOチャレンジポイントはあまり話題になっていないようです。

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この技術承継機構(319A)のIPO申し込み期間は1月22日(水)~1月27日(月)となっており、他1社のIPO案件とIPO申し込み期間が微妙に被っていますが、申し込み日を少しずらせば資金の重複はかわせます。ただしその際は申し込み忘れにご注意下さい。

技術承継機構(319A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

技術承継機構(319A)のIPO(新規上場)初値予想

技術承継機構(319A)のIPO想定価格は1,970円となっているため、現時点では公募価格の0.9倍~1.1倍程度の初値形成になるのではないかと、弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっており、個人的な初値予想についても弱めD級評価に設定させて頂いております。

なお、この技術承継機構(319A)のIPO仮条件は再来週1月21日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

技術承継機構(319A)の事業内容

技術承継機構(319A)の事業内容は製造業の譲受、譲受企業の経営支援ということで、多くの製造業を含む中小企業が事業承継の課題を抱えている中で、ユニークな技術・技能を持つ企業が廃業を余儀なくされる事態を防ぐことを目的としたM&A(譲受)と経営支援を行っています。譲受した会社を再譲渡せず、長期的な目線で事業の継続と成長を目指しています。

技術承継機構(319A)IPOビジネスモデル

この技術承継機構(319A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

技術承継機構(319A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

技術承継機構(319A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,970円としてオーバーアロットメント含め32.9億円と規模的に東証グロース市場への上場としてはで中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。

IPO募集株数は公募株及び売出株(OA分)合わせて1,673,200株とやや多めにあり、IPO主幹事は抽選割合が多めのネット証券(SBI証券)となっているため、IPO当選の確度は低くは無さそうです。

そして今回もこの技術承継機構(319A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容が製造業に特化した独自のバリューアップによる経営支援と、M&Aに関連した時流に乗るビジネスを展開しており、業績規模も大きく堅調に推移しています。

IPO全体としては名証ネクスト市場上場のバルコス(7790)が実質的には2025年第一号IPOとなりますが、東証への上場案件としてはこの技術承継機構(319A)が第一号IPOとなるため、一定のご祝儀買いは見込めるかもしれません。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては公開規模がIPO想定価格(1,970円)ベースで32.9億円、簡易型のグローバルオファリングで海外投資家への販売(未定)があり、仮に海外販売分を20%~30%程度として差し引いたとしても25億円規模で、荷もたれ感は否めません。

事業面もM&Aと時流に乗ったビジネスモデルではあるものの、業種は金属製品と地味セクターの割安感のない中規模案件、おまけに逃げ足の早いネット証券(SBI証券)主幹事IPOとなると初値の伸びは限定的でしょうか。

いずれにしてもこの規模になると地合いに大きく左右される傾向があるため、2024年末のような地合いであれば堅調スタートもあり得そうですが、地合いが崩れていれば公募割れスタートという可能性も捨てきれません。

よって管理人の個人的なこの技術承継機構(319A)のIPO参加スタンスは引き続き中立で、今後のIPO地合いや仮条件設定などを見ながら慎重に判断したいと思います。

技術承継機構(319A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこの技術承継機構(319A)のIPO株(公募株及び売出株)14,550枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
SBI証券主幹事14,260枚98.0%
Jトラストグローバル証券146枚1.0%
アイザワ証券36枚0.25%
岩井コスモ証券36枚0.25%
松井証券前受け金不要36枚0.25%
むさし証券36枚0.25%
SBIネオトレード証券委託幹事決定?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が2,182枚あります。

積極的にこの技術承継機構(319A)のIPO株を狙いに行くのであれば、IPO主幹事となるSBI証券からのIPO申し込みは外せません。平幹事の中には抽選割合の多いネット証券(松井証券)も入っていますが、持ち分は二桁レベルしかないため、狙うには厳しい数字となりそうです。

技術承継機構(319A)のIPO仮条件決定

技術承継機構(319A)のIPO仮条件が決まり次第ココに追記致します。

技術承継機構(319A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

技術承継機構(319A)の第二弾初値予想が決まり次第ココに追記致します。

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