管理人の昨年(2018年)の数少ないIPO当選銘柄の一つで12月21日(金)
に上場し大幅な公募割れの餌食となった自律制御システム研究所(6232)
が1月8日(火)に公募価格3,400円を奪還し、本日は上場来最高値3,650円
まで一時値を上げました。
自律制御システム研究所(6232)日足・売買高チャート(2019年1月10日)
東証マザーズ市場への上場で吸収金額が100億円超えと大型なため警戒感
は高かったもののドローンベンチャーというテーマ性や初モノIPOだった
ことから、上場前の初値予想は堅調にスタートするとされていました。
しかしながら実際上場日となる12月21日(金)にフタを開けてみれば初値
結果は4社同日上場による資金分散やソフトバンク(9434)ショック、さ
らには止まらないアメリカの株安などの影響を受け、2,830円と幹事の引
き受け価格(3,128.00円)となるシンジケートカバー取引が入っても買い
支えることができず、-570円と大幅な公募割れスタート。
初値形成後もさらなる急落で一時はその日のストップ安水準となる2,330
円まで値を下げるという最悪な上場劇は記憶にまだ新しいです。
管理人の当選分100株はマイルールに従って初値で売却したため-57,000円
とIPO投資開始以来1単元最大の損失となり、昨年(2018年)全体でも見て
も100株単位での初値売却損失額No.1に輝いていました。
そんな自律制御システム研究所(6232)が上記日足チャートをご覧の通り
上場日翌日の最安値2,133円を付けて以降、右肩上がりで推移しています。
ちなみに本日の終値は3,640円とほぼ高値引けです。
だからと言って初値で売却せずに保有していれば良かったとはまったくも
って思っていません。得しても損してもあくまでも自分のマイルールは
初値売りです。今後もこのスタンスを変えるつもりはありませんし、何よ
りも初値売りこそがIPO投資の王道だと思っています。
いまだにソフトバンク(9434)のIPO株を大量に抱えている知人もいます
が、毎日眠りが浅いと嘆いています。先日1憶6,000万円分のソフトバンク
(9434)のIPO株を損切りし、およそ500万円分の損失を確定されたとい
う方もネットニュースでお見掛けしました。
このタイミングでの損切りが正解か不正解かは管理人にはわかりませんが、
少なくとも損切りという決断を何かしらご自分のマイルールをもってして
行うことができることは投資家としてはスゴいことだと思います。
プロの投資家の方からすれば当たり前なのかもしれませんが、損切りって
難しいです。管理人もいまだに損切りのタイミングを逃して損失を拡大さ
せることも多々あります。まあ単なる下手くそなだけなのですが^^;
2日連続でマイルール関係の記事になってしまいましたが、ソフトバンク
(9434)上場後、初値で売却していない方からの売却タイミング相談の
ご連絡を頂くことが多くなり、つくづくマイルールは大切であると痛感し
た次第です。
もちろん売却に関するタイミングは自己責任となるため明確なお答えは
どなたにも控えさせて頂いております。そもそも管理人は経験だけは多い
ですが取引は下手くそなのでその立場にはありませんので^^;
しっかりマイルールを作ってそのルール通りに売り買いすることが投資の
中で生き残る最大の防御法なのではないかと思います。
そして本日もIPO新規上場承認発表はありませんでした。
というオチです^^;