関通(9326)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日IPO新規上場承認発表のあった3社のうちの1社となります。1社のゼネテック(4492)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう1社の日本インシュレーション(5368)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。
ゼネテック(4492)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。なんと本日は3社のIPO新規上場承認発表がありました。3社同日発表の3社同日上場です。 …
関通(9326)の上場日は3月19日(木)で、ゼネテック(4492)と日本インシュレーション(5368)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はまたもやみずほ証券となっております。12月や3月のIPOラッシュ時はみずほ証券がIPO主幹事になることが多いように感じますが気のせいでしょうかね。
関通(9326)のIPO(新規上場)情報
設立:1986年4月28日
業種:倉庫・運輸関連業
事業の内容:主にEコマースを展開する顧客の配送センター業務を代行する「EC・通販物流支援サービス」等
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 9326 |
名称 | 関通 |
公募株数 | 600,000株 |
売出し株数 | 250,000株 |
オーバーアロットメント | 127,500株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 SMBC日興証券 エース証券 マネックス証券(100%完全抽選) 岡三証券 極東証券 岩井コスモ証券 むさし証券(前受け金不要) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
上場日 | 3月19日 |
仮条件決定日 | 3月2日 → 2月28日 |
ブック・ビルディング期間 | 3月3日~3月9日 |
公開価格決定日 | 3月10日 |
IPO申し込み期間 | 3月11日~3月16日 |
吸収金額 | 4.5億円 |
想定価格 | 470円(47,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこの関通(9326)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っていることから、岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
関通(9326)のIPO(新規上場)事業内容等
関通(9326)はEコマース(インターネットを通じた電子商取引)及び通信販売事業を展開するお客様の販売商品の入庫、在庫管理及び出庫等の配送センター業務を代行する「EC・通販物流支援サービス」を主たるサービスとして物流サービス事業を展開しております。
2000年頃のインターネット通販の黎明期から培ってきたノウハウをもち、そのノウハウを当社開発の倉庫管理システム「クラウドトーマス」に機能として搭載すること等により、サービス提供を行っております。
倉庫管理システム「クラウドトーマス」の使い方
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額252,940千円に第三者割当増資の手取概算額上限55,131千円を合わせた手取概算額合計上限308,071千円については、設備投資資金に充当する予定であります。 具体的には、2021年2月期にEC・通販物流支援サービスにおけるソフトウエアのバージョンアップを目的に71,000千円、埼玉県和光市に新設の物流センターの物流設備及び付帯設備の一部として1,000千円を充当する予定であります。 また、2022年2月期に埼玉県和光市に新設の物流センターの物流設備及び付帯設備の一部として85,000千円、兵庫県尼崎市に新設の物流センターの物流設備及び付帯設備の一部として151,071千円を充当する予定であります。
(関通のIPO目論見書より一部抜粋)
関通(9326)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
関通(9326)の市場からの吸収金額はIPO想定価格470円としてオーバーアロットメント含め4.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては完全に小型サイズとなります。
設立から34年の漢字社名の物流系と言えば、先入観からIPO的には弱いイメージでしたが主な事業内容は「EC・通販物流支援サービス」で、倉庫管理システム「クラウドトーマス」やクラウド型チェックリストシステム「アニー」など、さらにはRPAの導入でチェック業務の自動化を実現させるなどと失礼ながら社名からは想像も付かない新しい今風の事業を展開しております。両サイトともに日本語ドメインを使用しているのは微妙な感じですが^^;
さらに社長のヒストリーが面白いです。1983年7月に一台の軽トラックから始まったようです。一つの事を考え続けていたら、時代の動きの中に新たなビジネスの「光」が見えたとか。この車を社長が運転していたのかと想像するとたたき上げっぽくてどこかしら渋さを感じます。
関通(9326)の株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、余計な売り圧力もありません。業績も好調で特に直近の利益には目を見張るものがありますね。
公開規模は東証マザーズで4.5億円と小型で上記のように事業内容にも魅力を感じます。完全に漢字社名がジャマをしている感じですが、間違いなく初値高騰コースと見て取れます。ただただ3月のIPOラッシュでさらに3社同日上場という過密スケジュールが残念でなりません。ですが、もちろん管理人の個人的なこの関通(9326)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。
単価が1,000円未満でかつIPO想定価格ベースで470円だったことから、もしかすると300株配分もあり得るかと思いましたが、すでにみずほ証券の公式サイトでは200株1セットとの記載がありました。ただどちらにしても複数配分は当選すれば嬉しいですが、当選確率は単純に半分となり狭き門となるため、申し込み前時点の心境としては複雑です。
<追記>
やはり岡三オンライン証券がこの関通(9326)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
関通(9326)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
関通(9326)のIPO(新規上場)業績等
関通(9326)のIPO経営指標
関通(9326)のIPO売上高及び経常損益
IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。