ゼネテック(4492)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。なんと本日は3社のIPO新規上場承認発表がありました。3社同日発表の3社同日上場です。残り2社の関通(9326)と日本インシュレーション(5368)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。
ゼネテック(4492)の上場日は3月19日(木)で、関通(9326)と日本インシュレーション(5368)と3社同日上場、上場市場はJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。
ゼネテック(4492)のIPO(新規上場)情報
設立:1985年7月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:組込みソフトウェア及びハードウェアのシステム受託開発、製造業を中心とするエンジニアリングソリューションの提供
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 4492 |
名称 | ゼネテック |
公募株数 | 312,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 129,300株 |
オーバーアロットメント | 66,100株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 岡三証券 いちよし証券(前受け金不要) SBI証券 マネックス証券(100%完全抽選) 岡三オンライン証券(委託幹事) |
上場日 | 3月19日 |
仮条件決定日 | 2月28日 |
ブック・ビルディング期間 | 3月3日~3月9日 |
公開価格決定日 | 3月10日 |
IPO申し込み期間 | 3月11日~3月16日 |
吸収金額 | 8.6億円 |
想定価格 | 1,700円(170,000円必要) |
そして上記をご覧の通りこのゼネテック(4492)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っていることから、岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
ゼネテック(4492)のIPO(新規上場)事業内容等
ゼネテック(4492)はグループ会社で株式会社ゼネテック及び子会社1社により構成されており「システム受託開発事業」及び「エンジニアリングソリューション事業」を主たる事業としております。
移動体通信機分野(ポケットベル、携帯電話、PHSなど)の各種情報端末、自動車関連(カーナビ、カーオーディオ、インフォテインメントなど)の組込みシステムの設計開発をコア事業としています。
「製造業向け3次元CAD/CAMソリューション」「ロボットティーチングシステム」「工場・物流・マテハン3Dシミュレーションシステム」について、輸入販売、導入・技術支援、サポート、教育・研修などのソリューションサービス事業を行っております。
緊急地震速報の受信と同時に、事前に合意登録されている家族の最新の居場所が自動配信され、お互いの安否が把握できるスマートフォン用防災アプリである、災害時位置情報自動通知システム「ココダヨ」を提供しております。
【手取金の使途】
手取概算額483百万円のうち、431百万円を運転資金に充当する予定であり、具体的には当社グループが培ってきたシステム開発力、販売力を活かし、製造業の変革、デジタルトランスフォーメーションの推進に向けた新製品・サービスソリューションを開発するための開発費用や展示会出展費用等の広告宣伝費として186百万円(2021年3月期88百万円、2022年3月期97百万円)を充当いたします。既存事業であるシステム受託開発事業においては、優秀なエンジニアを確保するための採用費およびエンジニアの教育訓練費に183百万円(2021年3月期65百万円、2022年3月期118百万円)を充当いたします。また、エンジニアリングソリューション事業につきましては、販売代理店のトレーニング強化に要する費用および取扱商品に係るマーケティング強化のための費用として62百万円(2021年3月期36百万円、2022年3月期26百万円)を充当いたします。 残額については、借入金の返済及び社債の期日前償還原資として2021年3月期に充当する予定です。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定です。
(ゼネテックのIPO目論見書より一部抜粋)
ゼネテック(4492)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ゼネテック(4492)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め8.6億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズとなります。
いよいよ本格的に3月のIPOラッシュに入ったようですね。例年よりも少し早めのスタートとなり、このペースで行けば本当に当初のウワサ通り3月は30社前後の登場となるかもしれません。
そしてこのゼネテック(4492)はようやく待ちに待ったIPO市場では人気セクターとなる「情報・通信業」です。事業内容もソフト面とハード面の一体型開発力や幅広いソリューションサービスの販売力に注力しており、IoT分野でもモニタリングプラットフォームとなる「Surve-i」を自社開発し、製造機械・設備の稼働監視システムや防犯・災害対策用遠隔カメラ監視ソリューションとしての販売も行っております。
設立からおよそ35年のオールド企業となるため、さすがに業績に大きな伸びは見受けらませんが、今後益々成長が見込まれるIoT分野へも進出していることや、公開規模の小さい情報・通信業ということから、個人投資家を中心に人気を集めそうです。
ベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には90日間のロックアップが掛かっています。公開価格の1.5倍以上になれば解除されますが、初値形成後でないと売却することができないため、初値自体には影響がありません。IPOセカンダリ組は別として公募株取得組にとっては良い感じですね。みずほ証券特有でしょうかね。
ただ3月は早くも大混雑状態となっており、現時点ですでに3社同日上場が3営業日もある超過密スケジュールの真っ只中という点はやはり気掛りです。今後まだまだラッシュが来ることが予想されるため、IPOが増え過ぎるとさすがに資金分散の影響や買い疲れなどから初値は抑えられる可能性はあるかもしれません。
いずれにしても、この規模とこの内容であれば初値高騰が予想されるため、管理人の個人的なこのゼネテック(4492)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。評価的にはA級評価といったところでしょうか。
<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのゼネテック(4492)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ゼネテック(4492)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
ゼネテック(4492)のIPO(新規上場)業績等
ゼネテック(4492)のIPO経営指標
ゼネテック(4492)のIPO売上高及び経常利益
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ゼネテック 当たりました! このような状況でも初値期待できそうですか!(^^♪
おはようございます、山ちゃんさん。
おめでとうございます。
さすがに大丈夫そうな銘柄ですが、本日上場のコンピューターマネージメント(4491)次第といった面もあるかもしれませんね。