アイキューブドシステムズ(4495)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,630円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、個人的な私見も含めて考察してみたいと思います。
ちなみにこのアイキューブドシステムズ(4495)は4月の上場中止(延期)組なので、過去に一度初値予想記事を書いているため、当記事はその過去記事に加えて今回IPO(新規上場)するにあたっての内容変更や現在の市況変化なども考慮して加筆修正を行っております。
アイキューブドシステムズ(4495)の今回の上場日は7月15日(水)でGMOフィナンシャルゲート(4051)とKIYOラーニング(7353)と3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は野村證券となっております。
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尚、このアイキューブドシステムズ(4495)のIPO申し込み期間は6月29日(月)~7月3日(金)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れなく。
アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)初値予想
アイキューブドシステムズ(4495)のIPO想定価格は2,630円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~1.9倍程度の初値形成になるのではないかとやや強めの初値予想となっておりまずが、個人的な評価については強めA級評価に設定させて頂いております。4月IPO(新規上場)予定時は悪地合いの影響もあり公募割れの可能性も含めたD級評価だったことを考えると大幅に改善され、期待値が上がっていることがわかります。
このアイキューブドシステムズ(4495)のIPO仮条件は明日6月25日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
アイキューブドシステムズ(4495)の事業内容は法人向けモバイルデバイス管理(Mobile Device Management)サービスの提供で業界では最大手となり、業態的にテーマ性もあることから、IPO市場では初値高騰が見込まれる人気化しやすいセクターとなります。
このアイキューブドシステムズ(4495)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
アイキューブドシステムズ(4495)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。 昨日(6月11日)IPO新規上場承認発表のあった2社のうちの1社で、も …
アイキューブドシステムズ(4495)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,630円)で4.5億円と東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。
4月IPO(新規上場)予定時の26.8億円よりも大幅に規模縮小が行われており、IPO株数も897,900株から172,500株と大幅に削減されています。売り出し株は完全に無くなりゼロとなっていることから出口(イグジット)案件感も無くなっています。
代わりに当初アイキューブドシステムズ(4495)の売り出し人となっていたベンチャーキャピタルの保有株2社400,000株と売り出し人に入っていなかったジャフコ系VC保有分933,340株と合わせて1,333,340株ものベンチャーキャピタルの売りがロックアップ解除となる公開価格の1.5倍で待ち構えているという点は警戒しておいた方が良いかもしれません。
ただし日本最大級を誇るベンチャーキャピタルのジャフコ系VC保有分が1,333,340株のうち933,340株あるため、この分はさすがに1.5倍など早い段階での下手な売却はしてこないことが予想されます。残りの400,000株については予測不能ですが、結局のところ初値1.5倍以上はベンチャーキャピタル次第といったところでしょうか。
とりあえず公開規模の縮小及びIPO株数の削減により需給不安は完全に無くなったと考えて良いかと思います。すでに開示されている第3四半期の業績も好調で、かつ人気業態となることから普通に初値高騰は見込めそうです。3社同日上場という点は本当にもったいないですね。
IPO銘柄 | 公開規模 | 上場市場 | 主幹事証券 |
アイキューブドシステムズ | 4.5億円 | 東証マザーズ | 野村證券 |
GMOフィナンシャルゲート | 12.4億円 | 東証マザーズ | 大和証券 |
KIYOラーニング | 7.7億円 | 東証マザーズ | SMBC日興証券 |
よって管理人の個人的なこのアイキューブドシステムズ(4495)のIPO参加スタンスは当初の予定通り、全力申し込みで行きます。ただしIPO株数が8割ほどと大幅に削減されたこともあり、IPO主幹事が野村證券となることから、IPO当選はさらに狭き門となったと考えられます。それでも申し込まないと当たることもないのでもちろん全力で申し込みますけどね^^
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アイキューブドシステムズ(4495)のIPO(新規上場)幹事配分数
そして推定となりますがこのアイキューブドシステムズ(4495)のIPO株(公募株)1,500枚のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
野村證券(主幹事) | 1,320枚 | 88.0% |
大和証券 | 30枚 | 2.0% |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 30枚 | 2.0% |
SBI証券 | 30枚 | 2.0% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 30枚 | 2.0% |
西日本シティTT証券 | 30枚 | 2.0% |
岡三証券 | 15枚 | 1.0% |
岩井コスモ証券 | 15枚 | 1.0% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
岡三オンライン証券(前受け金不要) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が225枚あります。
IPO配分割合の多いネット証券が4社あるものの、元々のIPO株数が1,500枚と少ないことから、平幹事はもとよりIPO裏幹事(委託幹事)に至っての当選倍率は数百倍レベルでは収まらないかもしれません。となるとやはり頼みの綱はIPO主幹事となりますが、これもマンモス野村とあって厳しい争奪戦が強いられそうです。全力申し込みスタンスではありますが、個人的には早くもやや諦めモードとなっています^^;
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<追記>
アイキューブドシステムズ(4495)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:2,630円
IPO仮条件:2,720円~3,120円
IPO想定価格よりも窓開けとなる超強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は4.6億円~5.3億円となりました。強気が続きますね。ちょっとしたIPOバブルでしょうか。
<追記>
アイキューブドシステムズ(4495)の第二弾初値予想が発表されたようです。
7,000円~10,000円
IPO仮条件が窓開けの超強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも大幅に上昇するという強気な初値予想となっております。個人的な評価についてもA級評価のままで変更無しで、IPO参加スタンスも全力申し込みで変更無しとさせて頂きます。
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