KIYOラーニング(7353)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。

IPO愛好家として連日のIPO新規上場承認発表は嬉しいのですが、いくらでも空き日がある中でわざわざ同日上場にするという点は普通に残念です。上場日となる7月15日(水)大安なのでそこに合わせて来ているのでしょうね。

KIYOラーニング(7353)の上場日は7月15日(水)アイキューブドシステムズ(4495)GMOフィナンシャルゲート(4051)3社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はSMBC日興証券となっております。

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SMBC日興証券IPO

KIYOラーニング(7353)のIPO(新規上場)情報

設立:2010年1月4日
業種:サービス業
事業の内容:個人向けオンライン資格講座及び法人向け社員教育クラウドサービスの提供

KIYOラーニング(7353)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード7353
名称KIYOラーニング
公募株数300,000株
売出し株数40,200株
オーバーアロットメント51,000株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
SBI証券
楽天証券
auカブコム証券委託幹事
IPO発表日6月12日(金)
上場日7月15日(水)
仮条件決定日6月29日(月)
ブック・ビルディング期間6月30日(火)~7月6日(月)
公開価格決定日7月7日(火)
IPO申し込み期間7月8日(水)~7月13日(月)
吸収金額7.7億円
想定価格1,980円(198,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのKIYOラーニング(7353)のIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となるauカブコム証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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KIYOラーニング(7353)のIPO(新規上場)事業内容等

KIYOラーニング(7353)はIT(情報技術)を用いて、個人や企業での学習を効率化するクラウドサービスを展開しており、主に個人向けのオンライン資格講座である「スタディング」事業、法人向けの社員教育クラウドサービスである「エアコース」事業を提供しております。

KIYOラーニング(7353)IPO事業概要

スタディング事業

スタディングは「学びやすく、わかりやすく、続けやすい」をコンセプトとしたオンライン資格講座で、スマートフォンやタブレット、PC等で受講でき、分かりやすい動画講座や問題練習によって、忙しい人でも「すきま時間」を使って資格取得のための学習ができます。
KIYOラーニング(7353)IPOスタディング事業

エアコース事業

エアコースでは各種の社員教育コースが受け放題で受講でき、自社独自の教育コースも簡単に作成・配信できます。また、エアコースはクラウドサービスであり、オフィス内だけでなく、在宅、営業所、店舗、外出先、移動中、海外拠点など離れていてもスマートフォンさえあればどこでもコースを受講することが可能です。
KIYOラーニング(7353)IPOエアコース事業

10年以上に渡って蓄積してきた人や組織の「学習」を変革する「ラーニング・テクノロジー」を基盤とした組織能力と、そこから生み出される資産の強みを、主に個人向けの「スタディング」事業、法人向けの「エアコース」事業に活用しながら、さらに強みを強化することで持続的な競争優位性を生み出しております。

KIYOラーニング(7353)IPO事業系統図

【手取金の使途】
手取概算額541,480千円に本第三者割当増資の手取概算額上限92,576千円を合わせた、手取概算額合計上限634,056千円については、1.事業サービス強化のためのシステム開発、2.事業拡大を目的とした人員増強のための費用、3.借入金の返済、4.広告宣伝費に充当する予定です。
なお、上記以外の残額につきましては、当社サービス「スタディング」の認知度アップ及びエンドユーザーの獲得を目的とした広告宣伝費の一部として、2020年12月期、2021年12月期及び2022年12月期に充当を予定しております。また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(KIYOラーニングのIPO目論見書より一部抜粋)

KIYOラーニング(7353)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

KIYOラーニング(7353)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,980円としてオーバーアロットメント含め7.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。

KIYOラーニング(7353)の事業内容は教育とIT(情報技術)を組み合わせたeラーニング教育事業ということで、いわゆるEducation(教育)とTechnology(テクノロジー)を組み合わせた「EdTech(エドテック)」関連として、コロナ禍という環境下のもとで今後更なる成長が期待される分野として人気化しそうな業態です。

KIYOラーニングと社名がネット企業っぽくなく少々ダサい感じがしますが、代表取締役社長の綾部 貴淑(あやべ きよし)さんからもじっていたらすいません。

KIYOラーニングのスタディング説明動画

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

新規有料登録会員数もスマートフォンやタブレットの普及効果もあり、右肩上がりで増加傾向となっており、それに伴って売上高も比例しています。しかしながらSaaS形態でありながらも広告宣伝費の使い過ぎからか利益面はマイナス続き(当記事下部の業績内経常損失参照)となっています。赤字のままとはいえ、上場までたどり着いている以上、大丈夫かとは思いますが業績にはやや不安が残りますね。

KIYOラーニング(7353)IPO新規有料登録会員数と売上高の推移

KIYOラーニング(7353)の株主の中には今回の上場時の売り出し放出分9,000株を除いたベンチャーキャピタルの保有株が10社615,000株あります。1社48,000株には180日間のロックアップが掛かっており、残り9社567,000株には90日間のロックアップが掛かっているものの、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。

KIYOラーニング(7353)のIPO目論見書にはAI(人工知能)、クラウド、SaaSとIPO人気ワードが目白押し、加えて公開規模はIPO想定価格(1,980円)ベースで7.7億円と軽量感もあることから、赤字のままの上場であることや3社同日上場になることを差し引いても需給主導で初値は好発進が期待できそうです。初値予想評価としてはB級評価といったところでしょうか。

よって管理人の個人的なこのKIYOラーニング(7353)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。とは言うもののIPO株数は公募株及び売り出し合わせて3,402枚しかないため、狭き門であることには変わりません。IPO主幹事が個人IPO愛好家に優しいSMBC日興証券ということで、少しは期待してしまいますが。

個人的にはそろそろステージ制の恩恵も受けてみたいところです。ちなみにこのSMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため、当選確率がアップします。

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SMBC日興証券IPO

<追記>
やはりauカブコム証券がこのKIYOラーニング(7353)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

KIYOラーニング(7353)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
KIYOラーニング(7353)IPOauカブコム証券

KIYOラーニング(7353)のIPO(新規上場)業績等

KIYOラーニング(7353)のIPO経営指標
KIYOラーニング(7353)IPO経営指標

KIYOラーニング(7353)のIPO売上高及び経常損失
KIYOラーニング(7353)IPO売上高及び経常損失

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