キオクシアホールディングス(6600)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(3,960円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、いつものように個人的な私見も含めてIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)配分数などを考察してみたいと思います。
キオクシアホールディングス(6600)の上場日は10月5日(月)で単独上場、上場市場は東証本則市場ですが一部になるか二部になるかはまだ未定(売出し条件決定後に決定する予定)で、IPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券及びゴールドマン・サックス証券、JPモルガン証券、SMBC日興証券、大和証券、みずほ証券の総勢7社の共同主幹事となっております。
ちなみにこの中でSMBC日興証券だけは口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため当選確率がアップします。さらに9月以降SMBC日興証券の主幹事件数は5社で平幹事は3社と合計8社のIPOに絡んでいるため、IPO投資を行っていく上では欠かせない証券会社の1社と言えます。
詳細や口座開設はコチラ ⇒ SMBC日興証券公式サイト
尚、このキオクシアホールディングス(6600)のIPO申し込み期間は9月18日(金)~9月25日(金)ですので、IPO申し込みを考えている方はお忘れなきようご注意下さい。
キオクシアホールディングス(6600)のIPO(新規上場)初値予想
キオクシアホールディングス(6600)のIPO想定価格は3,960円となっているため、現時点では公募価格前後の初値形成になるのではないかと公募割れも視野に入った弱めの初値予想となっており、個人的な評価についても弱めD級評価に設定させて頂いております。
このキオクシアホールディングス(6600)のIPO仮条件は明日9月17日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。
キオクシアホールディングス(6600)の事業内容はメモリ及びSSD等関連製品の開発・製造・販売事業等を営むグループ会社の経営戦略策定及び管理ということで、東芝(6502)が前身の世界2位のシェアを握るNAND型フラッシュメモリを製造する半導体メーカーとなります。
このキオクシアホールディングス(6600)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。
キオクシアホールディングス(6600)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日IPO新規上場承認発表のあった3社のうちの最後の1社です。超大型で …
キオクシアホールディングス(6600)の公開規模はIPO想定価格ベース(3,960円)で3,782.5億円(国内:1,323.9億円、海外:2,458.6億円)と規模的には東証で所属はまだ未定となっていますが、まず間違いなく一部で決定と考えて良いでしょう。今年(2020年)最大の超大型サイズとなります。
注目度はS級ですが、初値予想はやはり投資ファンドの出口(イグジット)案件とあって公募割れも視野に入れたD級評価となんとも複雑な銘柄です。上場のウワサが出ていたときの時価総額は3兆円規模でしたが、フタを開ければ2兆円規模、いずれしにても2018年12月にIPO(新規上場)したソフトバンク(9434)以来の超大型上場となります。
ちなみにこのソフトバンク(9434)は公開価格1,500円に対して付いた初値は大規模な通信障害などの悪材料が出たことなどから1,463円と公募割れスタート。国内IPO幹事の引受価格は1,463.75円だったことからシンジケートカバー取引による初値形成になったと思われます。上場後は一時的にIPO市場をぶっ壊してくれました。
当時、個人的には複数株取得で初値売り10万円程度の損失になったというイヤな記憶があります。通常取引で10万円程度の損失はなんとなく我慢できる範囲なのですが、IPO投資で10万円損失はなぜか記憶に残るほど悔しい気持ちになってしまいます^^;
そのソフトバンク(9434)は今PO(株式売出)の真っただ中で、またもや数千株抱えてしまっていることから損失を出してしまう可能性があります。となるとソフトバンク(9434)に二度ヤられてしまうという滑稽な図式となってしまいます。今のところ大丈夫そうですが、もしそうなるとそれこそもう二度と関わりたくない銘柄の一つとなるでしょうね。
話がそれてしまいましたが、ちなみにこのキオクシアホールディングス(6600)のIPO申し込み期間は9月18日(金)~9月25日(金)で雪国まいたけ(1375)の上場日は明日9月17日(木)です。雪国まいたけ(1375)の初値結果を見てから申し込むかどうかを決めることも可能です。
雪国まいたけ(1375)とは規模がまったく違うため参考にはならないかもしれませんが、一応グローバルオファリングの出口(イグジット)案件という共通点があるため多少なりとも参加不参加の指標にはなってくれるかもしれません。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのキオクシアホールディングス(6600)のIPO参加スタンスは基本スルーで最終的には海外需要や雪国まいたけ(1375)の初値結果、そしておそらく今後出て来ると思われるグレーマーケットでの取引価格などを見てから決めようと思います。
キオクシアホールディングス(6600)のIPO(新規上場)幹事配分数
このキオクシアホールディングス(6600)のIPO株(公募株及び売り出し株)306,710枚(国内分のみ)のIPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への推定割り当て数が以下の通り発表されています。
証券会社 | IPO株配分数 | 配分割合 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | 65,943枚 | 21.5% |
野村證券(主幹事) | 65,943枚 | 21.5% |
ゴールドマン・サックス証券(主幹事) | 4,600枚 | 1.5% |
JPモルガン証券(主幹事) | 4,600枚 | 1.5% |
SMBC日興証券(主幹事) | 56,740枚 | 18.5% |
大和証券(主幹事) | 47,540枚 | 15.5% |
みずほ証券(主幹事) | 44,473枚 | 14.5% |
クレディ・スイス証券 | 10,735枚 | 3.5% |
松井証券(前受け金不要) | 1,534枚 | 0.5% |
マネックス証券(100%完全抽選) | 1,534枚 | 0.5% |
楽天証券(100%完全抽選) | 1,534枚 | 0.5% |
SBI証券 | 1,534枚 | 0.5% |
auカブコム証券(委託幹事) | ?枚 | ?% |
上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が27,604枚あります。
IPO主幹事は総勢7社、うち国内でIPO抽選参加できる証券会社は5社、いずれも40,000枚~60,000枚程度あることから当選の確率は非常に高いと思われます。平幹事でも1,000枚を超える証券会社が多く、中には100%完全抽選の証券会社まであります。仮に全力で申し込んだとすれば、相当数の当選の二文字が見れそうな感じですね。
そして三菱UFJモルガン・スタンレー証券とSMBC日興証券の2社はIPO当選後のキャンセルはペナルティが課せられるため注意が必要です。安易な申し込みは止めておいた方が良いです。単価が高いということも含め申し込む際は慎重に検討した上での参加をオススメ致します。
<追記>
キオクシアホールディングス(6600)のIPO仮条件が決まりました。
IPO想定価格:3,960円
IPO仮条件:2,800円~3,500円
IPO想定価格よりも大幅に下ブレとなるかなり弱気なIPO仮条件設定となりました。IPO株数などの削減はありません。この下ブレ設定は完全にネガティブ視されそうですね。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は2,674.5億円~3,343.1億円となりました。
<追記>
キオクシアホールディングス(6600)の第二弾初値予想が発表されたようです。
3,400円~3,600円
IPO仮条件が大幅な下ブレ設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスもスルーで、IPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からのみの参加とさせて頂きます。
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