いつも(7694)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(11月16日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの1社です。
すでに1社のインバウンドテック(7031)については下記記事にてご紹介させて頂いておりますが、残り1社のポピンズホールディングス(7358)についてはまた後ほど改めて別記事にてご紹介させて頂きます。
インバウンドテック(7031)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(11月16日)はまたもや3社のIPO新規上場承認発表がありましたので、1 …
いつも(7694)の上場日は12月21日(月)でポピンズホールディングス(7358)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はまたまたみずほ証券となっております。なんとなく社名的にSBI証券主幹事案件かと思ってしまいました^^;
いつも(7694)のIPO(新規上場)情報
設立:2007年2月14日
業種:小売業
事業の内容:EC総合支援
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 7694 |
名称 | いつも |
公募株数 | 800,000株 |
売出し株数 | 600,000株 |
オーバーアロットメント | 210,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券 岩井コスモ証券 松井証券(前受け金不要) 極東証券 SBI証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 11月16日(月) |
上場日 | 12月21日(月) |
仮条件決定日 | 12月1日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 12月3日(木)~12月9日(水) |
公開価格決定日 | 12月10日(木) |
IPO申し込み期間 | 12月11日(金)~12月16日(水) |
時価総額 | 77.7億円 |
吸収金額 | 23.1億円 |
想定価格 | 1,440円(144,000円必要) |
いつも(7694)のIPO(新規上場)事業内容等
いつも(7694)はEC市場の成長やD2Cの流れが加速し、メーカーがデジタル化やEC事業への参入、強化をしている中、ブランドメーカーに対する支援を行っています。 ECワンプラットフォーム単一事業であり、セグメント情報を記載しておりませんが「ECマーケットプレイスサービス」と「ECマーケティングサービス」の2つのサービスを展開しております。
ブランドメーカーとのEC分野での販売契約に基づき、国内、海外の最適なプラットフォームで販売を支援します。具体的には、ブランドメーカーのD2Cを総合支援するサービスであり、主にブランドメーカー企業を対象としている「ECビジネスパートナー」とEC専用のカスタマーサービス、倉庫保管・物流サービスを提供している「ECフルフィルメント」の2つのサービス区分で構成されており、主として大手企業向けのサービスであります 。
EC未出店、出店中を問わず、大手企業から中小企業まで、取引先の個別課題・ニーズに合わせて、国内の主要ECプラットフォーム・自社ECサイトにおける、マーケティング・コンサルティング、デザイン、サイト運営等のEC業務をサポートし、取引先のEC戦略の実行を支援します。具体的には、当社コンサルタントが取引先のサイト運営状況を分析し、売上拡大のためのアドバイスをする「ECコンサルティング」、ECサイト構築・広告運用・制作を代行する「マーケティング・クリエイティブ」、Amazon、楽天市場での市場規模、販売数予測、検索占有率データ等を提供し改善アドバイスをする「ECビッグデータ」で構成されます。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額1,049,840千円については第三者割当増資の手取概算額上限278,208千円と合わせた、手取概算額合計上限1,328,048千円について、①運転資金(仕入資金、採用費及び人件費)及び②設備投資資金、並びに③借入金返済に充当する予定であります。なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(いつものIPO目論見書より一部抜粋)
いつも(7694)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
いつも(7694)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,440円としてオーバーアロットメント含め23.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,000枚とそこそこ多めにあります。
いつも(7694)の事業内容は上述の通りEC総合支援ということで主にBtoC型のメーカーを支援するDtoC(D2C)ビジネスでブランドメーカーのデジタル化やEC事業への参入及び強化に対する支援を行っています。
「Business to Consumer」の略で、企業が一般消費者を対象に行うビジネス形態のことです。
「Direct to Consumer」の略で、メーカーが自社で企画・製造した商品を自社のECサイトを用いて直接ユーザーに届けるビジネス形態のこと。
2020年7月17日時点での契約案件数は9,582件と、大手から中堅メーカーと数多くの導入実績があります。
最近のIPO銘柄は「アララ」に「かっこ」に「いつも」と日ごろ使われている単語そのままを社名に使っている企業が目立ちますね。またもやIPO抽選結果発表日にはオヤジギャグが散見されそうです^^;
株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、筆頭株主は株式会社つづくとなっており、検索しても出て来ませんでした。「株式会社いつも」の筆頭株主が「株式会社つづく」と何かしら意味や狙いがあるのでしょうか。どうでも良いですが^^;
EC支援サービス会社は競合も多く、新規性はありませんが、コロナ禍による巣ごもり需要で今後成長が期待される分野であることには違いありません。東証マザーズ上場のネット関連ということから公開規模(23.1億円)にはやや荷もたれ感を感じるもののやはり初値は鉄板でしょうか。パッと見での初値評価はIPOラッシュを差し引いてB級レベルかと感じます。
よって管理人の個人的なこのいつも(7694)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。この数日で一気にIPO(新規上場)が登場してきたことからもうすでに何がなんだかわからなくなってきている状況の中でこういった変わった社名はインパクトがありますね。
<追記>
マネックス証券がこのいつも(7694)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
いつも(7694)のIPO取り扱い決定(マネックス証券)
いつも(7694)のIPO(新規上場)業績等
いつも(7694)のIPO経営指標
いつも(7694)のIPO売上高及び経常損益
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