HCSホールディングス(4200)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(5月21日)IPO新規上場承認発表された6社のうちの3社目となります。
すでにセレンディップ・ホールディングス(7318)とアルマード(4932)のIPO詳細については下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。
セレンディップ・ホールディングス(7318)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月21日)IPO新規上場承認発表された6社のうちの2社目 …
アルマード(4932)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。やはり今日(5月21日)は予想通り魔の金曜日のようで、前代未聞のIPO新規上場承認発表 …
残り3社のベイシス(4068)とステムセル研究所(7096)と日本電解(5759)のIPO詳細記事についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。まだあと3社もあるんですね^^;
HCSホールディングス(4200)の上場日は6月24日(木)でアルマード(4932)とセレンディップ・ホールディングス(7318)とベイシス(4068)と4社同日上場、上場市場は可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事は毎回IPOチャレンジポイントの話題で盛り上がるSBI証券となっております。ここに来てSBI証券主幹事が増えるのは素直に嬉しいですが、日程がタイト過ぎる点がもう残念過ぎます><
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HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)情報
設立:2016年7月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:情報サービス事業、ERP事業、デジタルマーケティング事業を営むグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務
上場市場 | JASDAQスタンダード |
コード | 4200 |
名称 | HCSホールディングス |
公募株数 | 360,000株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 270,000株 |
オーバーアロットメント | 94,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 丸三証券 水戸証券 岩井コスモ証券 エイチ・エス証券 東海東京証券 東洋証券 むさし証券 藍澤證券 極東証券 SBIネオトレード証券(委託幹事) GMOクリック証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 5月21日(金) |
上場日 | 6月24日(木) |
仮条件決定日 | 6月7日(月) |
ブック・ビルディング期間 | 6月9日(水)~6月15日(火) |
公開価格決定日 | 6月16日(水) |
IPO申し込み期間 | 6月17日(木)~6月22日(火) |
時価総額 | 43.5億円 |
吸収金額 | 12.5億円 |
想定価格 | 1,730円(173,000円必要) |
これまたIPO株数の割にIPO幹事団(シンジケート)が総勢11社とSBI証券主幹事案件特有の無駄にIPO幹事団(シンジケート)が多いパターンです。
そこに加えてIPO主幹事がSBI証券となることから、前受け金不要でIPO申し込みができるSBIネオトレード証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いことから全12社となりそうです。
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HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)事業内容等
HCSホールディングス(4200)はグループ会社で、株式会社HCSホールディングス、連結子会社6社及び関連会社1社により構成されており「情報サービス事業」「ERP事業」「デジタルマーケティング事業」を主たる業務としております。純粋持株会社であるHCSホールディングスはグループ経営戦略の策定、コーポレート・ガバナンスの構築、経営資源のグループ内最適配分などを行っております。
①システムインテグレーションサービス
製造、運輸、公共、金融等の幅広い分野において、大手エンドユーザ系情報子会社や大手システムインテグレータ等の開発案件に主に2次請けとして参画しており、常駐型を中心に、主に業務ソフトウェアの設計・開発・保守及び運用サービスを提供しております。
②マスターファイルソリューションサービス
HCSホールディングスグループの前身となるリッカー株式会社の電算センターにて、顧客管理を目的に住所マスターが開発され、1970年に同センターが子会社化される際に事業譲渡を受けた後、1972年より外販を開始いたしました。以来、HCSホールディングスグループでは、全国住所マスターである国土行政区画コードマスター及び関連製品・サービス等を提供しております。
①SAP導入支援・開発サービス
SAPジャパン株式会社よりサービスパートナー認定を取得しており、大手コンサルティングファームや大手システムインテグレータ等からのSAP導入・保守案件に、主に2次請けとして参画しており、常駐型を中心に、独SAP社のERPソフトウェア(SAP ERP、S/4 HANA等)導入支援、カスタマイズ、アドオン開発、保守及び運用サービスを提供しております。
②リソースプランニングサポートサービス(RPSサービス)
SAPシステム及び運用管理ツール等の保守・運用及びヘルプデスク業務について、HCSホールディングスグループのサポートセンター(RPSセンター)からリモートによる支援サービスを提供しております。
①マーケティングソリューションサービス
ユーザーをお客様のWebサイトに効率良く集客し、商品購入や問い合わせ、会員登録等の成果に導くために、インターネット広告に関する広告プラン策定及び広告運用(主にGoogle、Twitter等へのディスプレイ広告掲載)等のサービスを提供しております。
②パッケージソリューションサービス
点検・検査報告書作成アプリケーションである点検エースの開発・販売をしております。
【手取金の使途】
手取概算額566,976千円については第三者割当増資の手取概算額上限150,406千円と合わせた手取概算額合計上限717,382千円について、①情報サービス事業におけるサービスの拡大費用、②借入金の返済に充当する予定であります。
なお、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品で運用する予定です。
(HCSホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)
HCSホールディングス(4200)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
HCSホールディングス(4200)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,730円としてオーバーアロットメント含め12.5億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて6,300枚と比較的少なめです。
上述の通りHCSホールディングス(4200)の事業内容は情報サービス事業、ERP事業、デジタルマーケティング事業を営むグループ会社の経営管理及びそれに付帯する業務ということで、IPO市場では人気セクターとなる情報・通信業のDX(デジタルトランスフォーメーション)関連ビジネスとなります。
上場市場が東証マザーズではなくJASDAQスタンダードとなったのはやはり設立が古いからということでしょうか。一応設立は2016年となっていますが、これはあくまでもホールディングス(持株会社)化したタイミングであって、前身となる株式会社日比谷コンピュータシステム(株式会社日比谷電算センター)は1970年からあります。この「日比谷」「コンピュータ」「システム」のそれぞれの頭を取ってHCSとなっているようですね。
株主の中に投資ファンド(ベンチャーキャピタル)の保有株が2社160,000株あるものの、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。これら投資ファンド(ベンチャーキャピタル)保有分にはすべて90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。その他既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。
HCSホールディングス(4200)の公開規模はIPO想定価格(1,730円)ベースで12.5億円と小型でIPO市場では鉄板的な人気を誇るDX(デジタルトランスフォーメーション)関連となれば需給ひっ迫となる予定ですが、連日の重複上場の悪影響がどこまで出るのかはある意味未知の部分となります。ひとまずの評価はこれまたA級評価と言いたいところですが、やはり連日の重複上場で無傷とは行かないと考えられることから、安全圏ということでワンランクダウンのB級評価が妥当でしょうか。
それでもこの規模でこの事業内容であればさすがに公募割れすることは無いと思われるため、管理人の個人的なこのHCSホールディングス(4200)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。IPO主幹事がSBI証券ということでIPOチャレンジポイント使用による配分枚数や当選ボーダーなどが気になるところですが、それはまた改めて初値予想記事アップの際に考察してみたいと思います。
<追記>
やはりSBIネオトレード証券がこのHCSホールディングス(4200)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
HCSホールディングス(4200)のIPO取り扱い決定(SBIネオトレード証券)
HCSホールディングス(4200)のIPO(新規上場)業績等
HCSホールディングス(4200)のIPO経営指標
HCSホールディングス(4200)のIPO売上高及び経常利益
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