日本電解(5759)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。一昨日(5月21日)IPO新規上場承認発表された6社のうちの最後の6社目となります。いやはやさすがに6社ものIPO同時発表はキツかったですね^^;

IPO新規上場承認発表6社2021.5.21

すでにセレンディップ・ホールディングス(7318)とアルマード(4932)とHCSホールディングス(4200)とベイシス(4068)とステムセル研究所(7096)の5社のIPO詳細については下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

日本電解(5759)の上場日は6月25日(金)ステムセル研究所(7096)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家には人気の高いSMBC日興証券となっております。

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日本電解(5759)のIPO(新規上場)情報

設立:2016年6月17日(実質上:1958年10月1日)
業種:非鉄金属
事業の内容:電解銅箔の製造販売

日本電解(5759)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード5759
名称日本電解
公募株数50,000株
売出し株数6,285,700株4,953,000株
オーバーアロットメント842,300株642,400株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券野村證券前受け金不要
SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
楽天証券100%完全抽選
岩井コスモ証券
水戸証券
IPO発表日5月21日(金)
上場日6月25日(金)
仮条件決定日6月9日(水)
ブック・ビルディング期間6月10日(木)~6月16日(水)
公開価格決定日6月17日(木)
IPO申し込み期間6月18日(金)~6月23日(水)
時価総額179.8億円
吸収金額178.0億円
想定価格2,480円(248,000円必要)

売出株式6,285,700株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日2021年6月17日(木)に決定されます。

日本電解(5759)のIPO(新規上場)事業内容等

日本電解(5759)はグループ会社で、日本電解株式会社及び連結子会社1社で構成され、硫酸銅を主成分とする電解液から電気分解により金属銅を薄膜状に析出生成させ、加工する電解銅箔製造事業を営んでおります。なお日本電解グループの事業は、電解銅箔製造事業の単一セグメントであるため、事業別セグメントに区分した記載は省略しております。

電解銅箔は、製品そのものを見かける機会はほぼありませんが、電子・電気機器には必ず使用されている重要な素材で、電子・電気機器を制御する電気信号を伝える回路基板の導体は、ほとんどが電解銅箔で形成されています。

日本電解(5759)IPO取り扱い製品

当社の製品には、車載電池用銅箔と回路基板用銅箔があり、車載電池用銅箔は、主として電気自動車(EV)やハイブリッド型自動車(HV)に搭載されるリチウムイオン電池(LIB)の素材に、回路基板用銅箔は、携帯電話などの5G関連デバイス含む電子機器に実装する回路基板の素材等に使用

車載用LIBにおける日本電解ビジネスモデル
日本電解(5759)IPO車載用LIBにおけるビジネスモデル

5G関連プロダクツにおける日本電解ビジネスモデル
日本電解(5759)IPO5G関連プロダクツにおけるビジネスモデル

【手取金の使途】
差引手取概算額96,700千円は、連結子会社であるDenkai America Inc.への投融資資金に全額充当予定です。この投融資資金は、Denkai America Inc.において、車載電池用銅箔の生産設備新設のための設備投資費用として2022年3月期より2023年3月期にかけての期間に充当予定です。
上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(日本電解のIPO目論見書より一部抜粋)

日本電解(5759)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

日本電解(5759)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,480円としてオーバーアロットメント含め178.0億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて63,357枚と多くありますが、海外募集もあります。

上述の通り日本電解(5759)の事業内容は電解銅箔の製造販売となっておりが、電解銅箔という製品そのものを見かける機会はほぼ無いとのことですが、プリント基板の導体パターンを作る銅張積層板の銅の層に使用している薄い銅シートのことを言うそうです。

正直なんのこっちゃですが、もしかすると電化製品を分解した際に自然と触れるか見掛けてはいるかもしれませんね。電解銅箔の読み方は「でんかいどうはく」と素直に読むそうです。銅が10年ぶりの最高値となっていることや、見ようによってはいま旬の半導体関連?とも見えそうですが、強引過ぎるでしょうかね^^;

日本電解(5759)IPO銅箔製造工程

今回の募集株の内訳は公募株50,000株に対して売り出し株6,285,700株及びオーバーアロットメント分842,300株を含めた売り出し比率はおよそ142.5倍となります。

株主は3社しかなく、筆頭株主は6,408,000株(89.0%)を保有する投資ファンド(ベンチャーキャピタル)ですが、今回のIPO新規上場)に際する売り出しでオーバーアロットメント分含めると全株放出する形となります。ちなみに720,000株保有する第2位株主も全株放出することになるため、残る既存株主は第3位株主の1社72,000株のみとなります。

時価総額179.8億円に対して吸収金額178.0億円と上場時発行済株式数の98.9%もの株式が市場に出る形になるため、オファリング・レシオが極限まで高くなることから完全なる出口(イグジット)案件と言えますね。

とは言え今年(2021年)3月に上場したヒューマンクリエイションホールディングス(7361)もオファリング・レシオ95.8%と高かったにも関わらず、地合いに恵まれたことからか公募価格2,120円に対して付いた初値は3,505円と好スタートとなっているので、一概にオファリング・レシオが高いからと言っても公募割れするということには繋がらないかもしれません。

一見すると単なる投資ファンド(ベンチャーキャピタル)の大型の出口(イグジット)案件に見えますが、もしかすると非常に重要な事業を担う企業なのかもしれません。この手の業態の中身がよくわからないというのが正直なところです^^;

ただ言葉選ばずに申し上げますと、IPOラッシュ期にこういった大型の出口(イグジット)案件という「消化試合」みたいなIPO銘柄を入れてくるのは、なんともKYで迷惑極まりない感じがします。初値評価はやはりD級評価が妥当なところでしょうか。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこの日本電解(5759)のIPO参加スタンスは中立で、まずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てから決めたいと考えております。もちろん海外配分もあるため、海外配分割合次第ということにもなると思います。業績好調の半導体関連と見られれば海外人気が高くなる可能性もありそうですね。

いずれにしてもIPO主幹事が個人的に相性の良いSMBC日興証券ということになるため、もし良案件という立ち位置になった際はステージ抽選も含めてIPO当選に期待してみたいところです。

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日本電解(5759)のIPO(新規上場)業績等

日本電解(5759)のIPO経営指標
日本電解(5759)IPO経営指標

日本電解(5759)のIPO売上高及び営業利益
日本電解(5759)IPO売上高及び営業利益

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