Photosynth(4379)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。読み方は「Photosynth」と書いて「フォトシンス」と読みます。
Photosynth(4379)の上場日は11月5日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券と外資系証券のクレディ・スイス証券の2社共同主幹事となっております。
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そしてすでにこのPhotosynth(4379)のIPO主幹事が大和証券となっていることから、グループ会社となる大和コネクト証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りも決定しています。
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Photosynth(4379)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年9月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:IoT関連機器及びクラウド関連技術の研究開発、「Akerun入退室管理システム」を含むIoT・クラウドサービスの開発・提供
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4379 |
名称 | Photosynth(フォトシンス) |
公募株数 | 700,000株 |
売出し株数 | 5,613,300株 |
オーバーアロットメント | 946,900株 |
IPO主幹事証券 | 大和証券 クレディ・スイス証券 |
IPO引受幹事証券 | みずほ証券 SBI証券 いちよし証券 大和コネクト証券(委託幹事) SBIネオトレード証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 9月30日(木) |
上場日 | 11月5日(金) |
仮条件決定日 | 10月19日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 10月20日(水)~10月26日(火) |
公開価格決定日 | 10月27日(水) |
IPO申し込み期間 | 10月28日(木)~11月2日(火) |
時価総額 | 228.5億円 |
吸収金額 | 108.9億円 |
想定価格 | 1,500円(150,000円必要) |
売出株式5,613,300株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日10月27日(水)に決定されます。
そして冒頭でも記載しております通り、このPhotosynth(4379)のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となるCONNECT(コネクト)のIPO委託幹事(裏幹事)入りもすでに決定しています。大和証券主幹事案件なのでそこそこ期待できそうですね。
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Photosynth(4379)のIPO(新規上場)事業内容等
Photosynth(4379)の事業内容はHESaaS(Hardware Enabled Software as a Service)企業・アクセス認証基盤提供企業として、スマートロックAkerun(アルケン)を中心とした、クラウド型入退室管理システムを法人向け・住宅向けに開発及び提供を行っております。
既存の扉(サムターン)に後付けするだけの「Akerun Pro」と、電気制御の扉(自動ドアやフラッパーゲート等)を後付け制御できる「Akerunコントローラー」を提供しています。扉をインターネットにつなげ、ブラウザやスマートフォンアプリで、鍵権限発行・履歴閲覧等の入退室管理ができ、API により、勤怠管理・会員管理・カメラ連携等も可能になります。
建築用錠前で国内最大手の美和ロックとの合弁会社「株式会社MIWA Akerun Technologies」を設立し、住宅向けのスマートロックを開発しています。美和ロックが開発・提供する電気錠を「Akerun ID」で開閉することができるようになります。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額1,035百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限1,413百万円については、①広告宣伝費、②賃貸用資産への投資、③ソフトウェア開発費、④借入金の返済に充当する予定であります。
なお、上記使途以外の残額は、将来における当社の成長に寄与する支出又は投資に充当する方針でありますが、当該内容等について具体化している事項はなく、具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(PhotosynthのIPO目論見書より一部抜粋)
Photosynth(4379)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
Photosynth(4379)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,500円としてオーバーアロットメント含め108.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて63,133枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。
上述の通りPhotosynth(4379)の事業内容はIoT関連機器及びクラウド関連技術の研究開発、「Akerun入退室管理システム」を含むIoT・クラウドサービスの開発・提供ということで、スマートロック等のIoT機器及びクラウド型認証プラットフォームを活用したサービスを開発し、サブスクリプションモデルにより提供しております。IPO市場では鉄板のSaaS関連銘柄となります。
世界初の後付け型スマートロック「Akerun Smart Lock Robot(販売終了)」やNFC(近距離無線通信)で鍵が開くスマートロック「Akerun Pro」など法人向けにクラウドセキュリティサービスを提供しており、元々は個人向けの製品が今は法人ニーズの方が多くなっているようです。
下記の通り「クラウド型入退室管理システム」「法人向けスマートロック」「スマートロック」の3分野にて三冠を達成し、現在の契約者数は3,700社、アカウント登録数は91万人と業種問わず、様々な企業で利用されています。
沿革に記載がありましたが、2014年9月に五反田のマンションの1室で6名でスタートしたそうです。翌月には国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から支援も受けています。おそらく当時はわずか7年でIPO(新規上場)までたどり着き、時価総額200億円まで成長するとは思ってもみなかったでしょうね。それとも当時からすでに計画されていたのでしょうか。ちなみにPhotosynth(4379)の代表取締役社長の河瀬 航大氏はまだ33歳です^^;
今回のPhotosynth(4379)の募集株の内訳は公募株700,000株に対して売り出し株5,613,300株とおよそ8.0倍で売り出し株放出元のほとんどがベンチャーキャピタルや投資ファンドとなっていることから、出口(イグジット)色が強いものの、基本的CVC(Corporate Venture Capital)となることからネガティブ感は感じません。
ベンチャー企業の将来性に投資していたという意味で、ベンチャーキャピタルや投資ファンドの出資は成長期待があるということは逆にポジティブに捉えることができそうです。海外投資家や機関投資家にも好まれやすい業態で、最終的な海外配分割合も売り出し株の半数は堅そうな雰囲気を感じます。
まだ赤字の企業ですが少しづつ赤字割合も減っており、法人メインのサブスクモデルとなることから赤字先行は当たり前(?)的な部分もあり、今後の黒字化ももう目の前まで来ている感じです。東証マザーズ上場の大型案件となりますが、初値は堅調なスタートになることが予想されるため、ひとまずの初値評価はC級評価といったところが妥当でしょうか。
とりあえず現時点での管理人の個人的なこのPhotosynth(4379)のIPO参加スタンスは積極参加で行く方向で考えていますが、やはり大型案件となるため、大手初値予想会社さんの第一弾初値予想の見解も見てみたいところです。本格的なIPO参加スタンスの決定はそれを確認してからということにさせて頂きます。
Photosynth(4379)のIPO(新規上場)業績等
Photosynth(4379)のIPO経営指標
Photosynth(4379)のIPO売上高及び経常損失
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