ラストワンマイル(9252)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。11月7社目のIPO登場となりますが、重複上場がなく良い感じと言っていた途端の重複上場です^^;
ラストワンマイル(9252)の上場日は11月24日(水)で、サイエンスアーツ(4412)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。銘柄的にもさすがに今回はIPOチャレンジポイントの話題での盛り上がりそうですね。
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ラストワンマイル(9252)のIPO(新規上場)情報
設立:2012年6月4日
業種:サービス業
事業の内容:インサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売および自社サービス「まるっとシリーズ」の提供
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 9252 |
名称 | ラストワンマイル |
公募株数 | 128,000株(新株式発行) 43,200株(自己株式の処分) |
売出し株数 | 179,200株 |
オーバーアロットメント | 52,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | あかつき証券 岡三証券 松井証券(前受け金不要) 水戸証券 極東証券 東洋証券 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) 丸三証券 東海東京証券 岡三オンライン証券(委託幹事) SBIネオトレード証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 10月20日(水) |
上場日 | 11月24日(水) |
仮条件決定日 | 11月4日(木) |
ブック・ビルディング期間 | 11月8日(月)~11月12日(金) |
公開価格決定日 | 11月15日(月) |
IPO申し込み期間 | 11月16日(火)~11月19日(金) |
時価総額 | 36.3億円 |
吸収金額 | 5.3億円 |
想定価格 | 1,330円(133,000円必要) |
そしてこのラストワンマイル(9252)のIPO主幹事はSBI証券ということで、毎度のことながらIPO株数が少ない割に中堅及び地場証券を中心に無駄にIPO幹事団(シンジケート)が多いパターンで、現時点ですでに11社あります。
そこにIPO主幹事がSBI証券となることからSBIネオトレード証券、IPO幹事団(シンジケート)の中に岡三証券が入っているため、岡三オンライン証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性も高いことから、最終的には13社まで増えることになりそうです。
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ラストワンマイル(9252)のIPO(新規上場)事業内容等
ラストワンマイル(9252)は「セールスとサービスのハイブリッドプロバイダー」として、サービス提供事業者とエンドユーザーの双方へ価値を提供しており、サービス提供事業者には新規顧客の獲得・拡販という価値を提供し、エンドユーザーにはサービス提供企業のサービスを提供するだけでなく、自社サービス「まるっとシリーズ」の開発を行い、エンドユーザーの求めるより良いサービス提供を行う価値を提供しています。
ラストワンマイル(9252)のラストワンマイル事業はグループ会社で完全分業制としており、個人向けサービス販売事業者として「株式会社まるっとチェンジ」、法人向けサービス販売事業者として「株式会社ITサポート」をそれぞれ分社化し、サービス提供事業者、サービス販売事業者、両方の立場を運営している企業としてのノウハウを活かし、顧客の悩みを一手に解決できることがラストワンマイル事業の最大の強みであります。
【手取金の使途】
差引手取概算額199,480千円及び第三者割当増資の手取概算額上限64,239千円を合わせた、手取概算額合計上限263,719千円については、①事業拡大に伴う人件費及び採用費及び②人材確保及び教育訓練にかかる人材教育費、並びに③業務基幹システム強化に係る外注費用に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ラストワンマイルのIPO目論見書より一部抜粋)
ラストワンマイル(9252)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
ラストワンマイル(9252)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,330円としてオーバーアロットメント含め5.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,504枚と少なめです。
上場日は11月24日(水)で大安ということから2社同日上場となっています。こういった引っ越しなどインフラ絡みの会社は特に暦注など縁起を担ぎそうですね。
ウィキペディア(Wikipedia)によりますとこの「ラストワンマイル」には社名以外の意味があり、元々は通信業界に用いられていた用語で「生活者や企業に対し、通信接続を提供する最後の区間」を意味していたそうです。その後現在は物流、交通業界において多く用いられ「顧客にモノ・サービスが到達する最後の接点」を指すそうです。
ちなみにIPO愛好家の間ではラストワンマイル(9252)のIPO主幹事がSBI証券ということからIPOチャレンジポイントのインフレ化を揶揄って「最後のIPOチャレンジポイント使用機会」とも言われているそうです。なんとなく意味が分かってしまうところが微妙な心境ですね^^;
ラストワンマイル(9252)の事業内容はインサイドセールス等を活用した新電力、新ガス、インターネット回線等のインフラサービスの取次販売および自社サービス「まるっとシリーズ」の提供ということで、9月28日(火)に東証マザーズ市場に上場したリベロ(9245)とほぼ同業態となり、まるで新生活サポートプラットフォームの再来(リベンジマッチ)のようです。
そのリベロ(9245)は上場時のIPO環境が悪かったこともあり、仮条件は想定価格(1,680円)から引き下げられたレンジ設定(1,250円~1,400円)で、公募価格は仮条件上限価格の1,400円での決定となりました。公開規模は7.6億円。
公募価格1,400円に対して付いた初値は1,940円と悪環境に加え4社同日上場という過密スケジュールも重なって小型案件にしては初値売買代金も5.9億円とおとなしめだったものの、10月11日(月)にいちよし経済研究所が投資判断を最上位評価A(買い)として調査を始めたとのリポートで、2日連続ストップ高となり、昨日10月20日(水)終値では2,602円まで値を上げています。これは素直に追い風となりそうです。
ラストワンマイル(9252)がメインターゲットとする新生活市場は転勤、結婚、住宅購入など様々なライフイベントを迎えるたびに購買活動が活発になる経済効果の高いマーケットとなり、こういった新生活における引っ越しやライフラインの手続きなどの悩みに「エンドユーザー」だけでなく「サービス提供事業者」も含めて双方の目線からワンストップサービスで応えています。
ラストワンマイル(9252)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が3社112,500株あり、それぞれ90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
AI(人工知能)などの超人気業態とまでは言えないものの、セクターはサービス業で一応ネット関連、公開規模はIPO想定価格(1,330円)ベースで5.3億円と小型案件となるため、需給不安もありません。
今のIPO環境(悪い)であれば初値高騰までは厳しいかもしれませんが、逆に公募割れするような銘柄でも無いと考えます。ひとまずの初値評価はA級評価と行きたいところですが、やはり今のIPO市場の環境を考慮するとA級評価ではなくB級評価が妥当なラインとなりそうです。
いずれにしても管理人の個人的なこのラストワンマイル(9252)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定です。そしてやはりSBI証券主幹事案件ということでIPOチャレンジポイントを使用するかどうかで悩みそうですね。
まず一点、単価が低いことから思い切った使い方をするのが難しそうです。そしてIPO市場が何かしら「1.5倍ルール」にしばられ、1.5倍が一つの目標みたいな形になっている点も気掛かりです。とりあえずIPOチャレンジポイントについての考察はまた次の初値予想記事の際にでも書きたいと思います。
<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのラストワンマイル(9252)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ラストワンマイル(9252)のIPO取り扱い決定(岡三オンライン証券)
<追記>
やはりSBIネオトレード証券もこのラストワンマイル(9252)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。
ラストワンマイル(9252)のIPO取り扱い決定(SBIネオトレード証券)
ラストワンマイル(9252)のIPO(新規上場)業績等
ラストワンマイル(9252)のIPO経営指標
ラストワンマイル(9252)のIPO売上高及び経常利益
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