ボードルア(4413)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。なんだかんだで11月9社目と結局は例年よりも多いIPO件数となっています。

ボードルア(4413)の上場日は11月30日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事もIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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今年(2021年)はこれまでみずほ証券のIPO主幹事が目立っていましたが、みずほ銀行問題が関係しているのか、なんとなく勢いが弱くなってきたように感じます。

ボードルア(4413)のIPO(新規上場)情報

設立:2007年4月20日
業種:情報・通信業
事業の内容:ITインフラストラクチャにおけるクラウド導入支援、5G/IoT対応ネットワークインテグレーション及びセキュリティ構築運用等

ボードルア(4413)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4413
名称ボードルア
公募株数590,000株
売出し株数810,200株
オーバーアロットメント210,000株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SBI証券
野村證券前受け金不要
いちよし証券
松井証券前受け金不要
楽天証券100%完全抽選
IPO発表日10月27日(水)
上場日11月30日(火)
仮条件決定日11月11日(木)
ブック・ビルディング期間11月12日(金)~11月18日(木)
公開価格決定日11月19日(金)
IPO申し込み期間11月22日(月)~11月26日(金)
時価総額144.1億円
吸収金額29.7億円
想定価格1,850円(185,000円必要)

上記幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうですね。

ボードルア(4413)のIPO(新規上場)事業内容等

ボードルア(4413)はITインフラストラクチャにおける、コンサルティングから保守運用まで、高度な顧客ニーズに応えるサービスと技術を提供しており、ネットワーク、サーバーのIT技術であり、システムの中でもこのインフラストラクチャ分野に特化したプロフェッショナル集団として関連技術の開発に注力することにより、常に最先端の技術ナレッジを蓄積することが可能となっております。

ボードルア(4413)IPO事業概要

ITインフラストラクチャの新規導入やシステム更改における現状の課題や要望をヒアリング、要件定義を行い、設計します。得意分野である基本的なネットワーク・サーバーの構築の他、近年需要が高い仮想化、ロードバランサー、セキュリティ、ワイヤレスなど、オンプレミス・クラウドどちらの環境上でも設計・検証・構築を支援。構築後は、導入、運用(監視、保守、障害分析、改善業務など)もサービス提供しております。

ボードルア(4413)IPO事業内容

【手取金の使途】
差引手取概算額996,180千円については、①人材確保に係る人材紹介会社への手数料支払い等の採用費として308,718千円、②採用した社員を早期に育成するための教育費として131,104千円、③採用した社員の研修期間(3カ月程度)における給与等の人件費として316,050千円をそれぞれ充当する予定であります。残額につきましては、採用した社員の研修後の実務訓練期間(3カ月程度)における給与等の人件費として2024年2月期までに充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(ボードルアのIPO目論見書より一部加筆修正して抜粋)

ボードルア(4413)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ボードルア(4413)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,850円としてオーバーアロットメント含め29.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型で、やや荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,002枚と一応万枚超えで比較的多めにあります。

上述の通りボードルア(4413)の事業内容はITインフラストラクチャにおけるクラウド導入支援、5G/IoT対応ネットワークインテグレーション及びセキュリティ構築運用等ということで、ITインフラストラクチャ分野に特化した事業を行っているネットワークインフラ技術分野のフロントランナーとなります。

IPO目論見書や公式サイトでも「ITインフラストラクチャ」という言葉が何度も多用されており、やたらと目立ちますが、業界に携わっていない人にとってこういった横文字はわかりずらいのではないでしょうか。当然ながら管理人も横文字が苦手ということもあって、お恥ずかしながら意味がわかりませんでした^^;

この「ITインフラストラクチャ」はIT用語の一つで企業のITサービス及びIT環境の運用や管理に必要な構成要素を組み合わせたものらしく、ひと言で言うと「複雑化したインターネットシステムを整理する」という意味を持っているそうです。「IT」「インフラ」「ストラクチャ」と文字を分解して考えればわかりやすかったのかもしれません。上記事業紹介欄にも画像添付していますが、以下のようなイメージですね。

ボードルア(4413)IPO事業概要

ボードルア(4413)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の大きな売り圧力はありません。

IPO市場では人気化しやすい純粋なネット系IPOとなります。クラウド導入支援やセキュリティ構築運用などDX(デジタルトランスフォーメーション)関連となることから業績は赤字かと思いましたが、直近5年はしっかり黒字経営、それどころか売上収益ともに右肩上がりで伸びています。セクターも人気の情報・通信業で「クラウド」「5G」「IoT」「SDN」などIPO人気ワードも盛りだくさんでテーマ性もあります。

IPO想定価格(1,850円)ベースで29.7億円と東証マザーズ市場への上場としてはやや荷もたれ感のあるサイズとなりますが、最近はネット系IPOでこのサイズ感(吸収金額30億円前後)が多く登場しています。どれも初値は穏当スタートとなっていることから、このボードルア(4413)も好スタートとなりそうです。ひとまずの初値評価はB級評価が妥当でしょうか。

今のIPO地合い(悪い)では過度な期待は禁物かもしれませんが、さすがにこの内容で公募割れすることも無いと考えられることから、とりあえず管理人の個人的なこのボードルア(4413)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。

IPO主幹事は最近この手の人気(?)案件の取り扱いが増えたSMBC日興証券です。個人的には相性も良く、通常当選はもちろんのこと、ステージも一定上げていることから優遇当選も含めて積極的にIPO当選を狙って行きたいところです。

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ボードルア(4413)のIPO(新規上場)業績等

ボードルア(4413)のIPO経営指標
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ボードルア(4413)のIPO売上高及び経常利益
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