のむら産業(7131)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。早くも12月第一号IPOの登場です。とりあえず日程的に11月は9社で終了っぽいですね。

ただこれから年末に掛けて30社も来る予定となると、重複上場は物理的に不可避となるでしょうね。資金繰りや申し込み作業などを含めて嬉しいようなそうでもないような微妙な心境です。

のむら産業(7131)の上場日は12月2日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では可もなく不可もなくのJASDAQスタンダード市場への上場で、IPO主幹事も可もなく不可もなくのみずほ証券となっております。

てっきりみずほ証券みずほ銀行問題の関係で、おとなしく自粛でもしているのかと思いましたが、まったく関係無いみたいですね^^;

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)情報

設立:1965年11月9日
業種:卸売業
事業の内容:包装資材部門と包装機械部門で構成される包装関連事業、物流梱包事業

のむら産業(7131)IPO上場承認

上場市場JASDAQスタンダード
コード7131
名称のむら産業
公募株数0株
売出し株数661,900株
オーバーアロットメント99,200株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SBI証券
いちよし証券
水戸証券
丸三証券
極東証券
あかつき証券
楽天証券100%完全抽選
IPO発表日10月29日(金)
上場日12月2日(木)
仮条件決定日11月12日(金)
ブック・ビルディング期間11月15日(月)~11月19日(金)
公開価格決定日11月22日(月)
IPO申し込み期間11月24日(水)~11月29日(月)
時価総額18.7億円
吸収金額9.2億円
想定価格1,210円(121,000円必要)

上記幹事団(シンジケート)構成ではIPO委託幹事(裏幹事)は無さそうです。

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)事業内容等

のむら産業(7131)はグループ会社で、のむら産業株式会社及び連結子会社2社(山葉印刷株式会社パックウェル株式会社)で構成されており、「米穀精米袋を中心とした包装資材の企画開発・販売」と「米穀用自動計量包装機を中心とした計量包装機械の企画開発・製造販売」からなる「包装関連事業」と「包む・埋める・封をする」といった梱包における問題を解決するための商品及びサービスを提供する「物流梱包事業」により事業を展開しております。

のむら産業(7131)IPO事業系統図

包装関連事業

<包装資材部門>
設計からデザインまで行う完全オリジナル米袋から、ベースのデザインにお好きな内容を組み合わせるハーフメイド米袋など多種多様な米袋を取り揃えており、近年ではSDGsの実現に貢献するため、環境保全型の製・商品の開発や販売の取り組みを推し進めております。
のむら産業(7131)IPO包装資材部門

<包装機械部門>
米穀業界における包装機械のメーカーとして、精米工場の生産から出荷までの合理化を目指した自動計量包装機を中心に米穀用機械及び菓子や新規分野の機械の企画開発を行っております。企画開発した機械と関連する製品・部品等を全農系統卸や米穀卸等の精米工場、米穀小売、外食企業、生産業者に販売しております。
のむら産業(7131)IPO包装機械部門

物流梱包事業

物流梱包事業においては、「包む」、「埋める」、「封をする」といった梱包における問題を解決するための商品・サービスを提供しており、顧客の作業等の効率化に貢献すべく、海外メーカーの商材を仕入れ、直接又は販売会社を通じてエンドユーザーに販売、メンテナンス等を行っております。
のむら産業(7131)IPO物流梱包事業


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

のむら産業(7131)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

のむら産業(7131)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,210円としてオーバーアロットメント含め9.2億円と規模的にJASDAQスタンダード市場への上場としては小型で、荷もたれ感を感じるサイズではありません。IPO株数も公募株無しの売り出し株のみで6,619枚と多くはありません。

上述の通りのむら産業(7131)のセクターは「卸売業」で事業内容は包装資材部門と包装機械部門で構成される包装関連事業、物流梱包事業ということで、米穀包装機の製造及び販売、包装システムラインの設計・施工、包装製品を展開している企業と、堅実な事業内容ではあるものの、地味な業態となることから、残念ながらIPO市場では人気化するのは厳しい内容かと思います。

設立からおよそ56年の老舗企業と、社会的信頼度は高いものの業績は売上収益ともに横ばいで成長期待は薄く成熟感たっぷりで、今さら上場感が否めません。中長期目線はわかりませんが、少なくともIPO向きでは無さそうな案件です。

上場市場もJASDAQスタンダード市場となっていますが、本来であれば東証二部市場に上場したかったところが、東証二部市場への上場基準には満たずJASDAQスタンダード市場になったという感じで、さらに上場審査が緩いうちに無理矢理にでも上場して資金を回収しておこうというベンチャーキャピタルの意図が垣間見えてる?など、色々ネガティブな憶測を抱いてしまいます。

のむら産業(7131)IPOイメージ画像

のむら産業(7131)の今回のIPO新規上場)に際する募集株の内訳は公募株無しの売り出し株のみとなります。しかもその売り出し株の放出元はすべてベンチャーキャピタルとなることから出口(イグジット)案件となるため、少なくとも個人投資家からは毛嫌いされやすいIPO新規上場)となります。

設定に不慣れということなのかもしれませんが、会社紹介のためのYouTube動画に広告を出している点もどうかと思いましたし、失礼ながら正直12月第一号案件が「これ?」みたいな残念感があります。唯一の救いはJASDAQスタンダード市場上場でIPO想定価格(1,210円)ベースの9.2億円という軽量感でしょうか。

何かしら隠れたポジティブ材料があるのかもしれませんが、個人的な第一印象はネガティブ感しか感じません。まだ上場日まで日数がありますが、今のような積極的に買いが入らないIPO環境であれば小型案件とはいえ、公募割れの可能性もあるような気がします。ひとまずの初値評価はD級評価が妥当でしょうか。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこののむら産業(7131)のIPO参加スタンスはよほどのことが無い限りスルーの方向で、IPOチャレンジポイント狙いでのSBI証券からのみの参加となりそうです。社名的には野村證券を主幹事にすれば洒落が効いていたかもしれませんが、筆頭株主がみずほ系のベンチャーキャピタルMCP4投資事業有限責任組合)となることからみずほ証券主幹事は致し方ないところでしょうかね。

どこかしらネガティブ感の多い悪意ある記事みたいになってしまいましたが、あくまでも企業云々ではなく、IPO目線と言うことでご理解下さい。企業としては56年も継続しているということは立派なことだと思います。

のむら産業(7131)のIPO(新規上場)業績等

のむら産業(7131)のIPO経営指標
のむら産業(7131)IPO経営指標

のむら産業(7131)のIPO売上高及び経常利益
のむら産業(7131)IPO売上高及び経常利益

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