ZEALS（9255）IPO上場承認発表と初値予想！業界シェアNo.1を誇るチャットコマース！

ZEALS（9255）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日（11月17日）IPO新規上場承認発表があった5社のうちの最後の5社目となります。でもやっと終わったと思えばまた今日も新たに7社登場。2日連続徹夜となりそうです＞＜

すでに5社中の4社となるラバブルマーケティンググループ（9254）とサインド（4256）とTHECOO（4255）とリニューアブル・ジャパン（9522）については下記記事にてご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

ZEALS（9255）の上場日は12月23日（木）で、ハイブリッドテクノロジーズ（4260）とクルーバー（7134）と三和油化工業（4125）とエクサウィザーズ（4259）と5社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高い大和証券とクレディ・スイス証券の2社共同主幹事となっております。

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ZEALS（9255）のIPO（新規上場）情報

設立：2014年4月1日
業種：サービス業
事業の内容：チャットボットを活用した会話型広告サービス事業

売出株式4,912,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場（米国及びカナダ除く）の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月15日（水）に決定されます。

そしてこのZEALS（9255）のIPO主幹事は大和証券となっていることから、グループ会社となるCONNECT（コネクト）のIPO委託幹事（裏幹事）入りがほぼ確定でしょうか。大和証券主幹事案件だけに当選も含めて期待値が上がってしまいますね。

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さらにIPO幹事団（シンジケート）の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っていることから、グループ会社となるauカブコム証券もIPO委託幹事（裏幹事）入りとなる可能性が高いです。

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ZEALS（9255）のIPO（新規上場）事業内容等

ZEALS（9255）はチャットボットを通じておもてなしを提供する顧客エンゲージメントプラットフォームを提供しており、チャットボット技術を用いることで、クライアントがユーザーに対してLINEやFacebook messengerなど身近なプラットフォームを通じ、従来は実店舗でしか受けられなかった接客体験を提供いたします。

サービス提供に当たっては、商品購入・来店予約・会員登録など、クライアントそれぞれの目的に合わせた最適なコミュニケーションの流れを設計しており、個々のユーザーに合わせた接客体験をチャットボットによって自動で提供することが可能となります。

ZEALS（9255）のサービスが選ばれる理由としては双方向のマーケティングによる高CVR（成果率）の実現と消費者行動の多様化に合ったエンゲージメント構築ツールにあります。

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
手取概算額3,777百万円及び第三者割当増資の手取概算額上限1,695百万円については、①人件費の増加分、②業務委託費・非正規社員人件費の増加分、③採用費、④オフィス移転に伴う地代家賃の増加分、⑤サーバー代の増加分、⑥広告宣伝費、⑦研究開発費・海外展開費用、⑧借入金返済に充当する予定です。
なお、具体的な資金需要の発生及び充当までは、現預金等の安全性の高い金融資産等で運用していく方針であります。
（ZEALSのIPO目論見書より一部抜粋）

ZEALS（9255）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ZEALS（9255）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,530円としてオーバーアロットメント含め130.4億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で、荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて74,128枚と多くありますが、海外投資家への販売もあります。

上述の通りZEALS（9255）の事業内容はチャットボットを活用した会話型広告サービス事業ということですが、チャットボットとはコミュニケーションツール「LINE」や「Facebook messenger」などのプラットフォーム上で、エンドユーザーと自動的に会話を行うシステムのことを言います。セクターはサービス業となっていますが、IPO的には人気化しそうな業態となります。

ZEALS（9255）は業界シェアNo.1を誇るチャットコマースということから、コスメ、健康食品、エステ、人材、教育、金融等の業界を中心に、エンタープライズ（大規模企業）を含め幅広い企業にサービスを提供しており、2021年9月現在における契約アカウント数は245社となっております。

ZEALS（9255）の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が5社3,796,800株ありますが、今回のIPO（新規上場）に際する売り出しで2,052,400株放出するものの、まだ1,744,400株残ります。ただ珍しく解除価格は無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力とはなりません。

ただやはり今年（2021年）の年末IPOラッシュは過去に例のない過密スケジュールとなっており、動向が読めません。それでもさすがにやり過ぎ感があり、中でも12月の4週目はかなりヒドく、現時点で20日（月）は3社同日上場、21日（火）は4社同日上場、22日（水）は驚異の6社同日上場、23日（木）は5社同日上場で、このZEALS（9255）の上場日は23日（木）なので13社上場後の5社の日となります。さすがに投資家の買い疲れは半端ないでしょう。もちろんまだ増える可能性もあります。

この過密スケジュールの中での130.4億円の重量案件となれば、いくら海外販売があるとはいえ、今のIPO地合いのままであれば公募割れリスクが高くなるのではないでしょうか。ひとまずの初値評価はこれまたD級評価ですね。ある意味公募割れしなければ万々歳という気がしないでもないですが。

よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのZEALS（9255）のIPO参加スタンスは中立で、海外投資家への販売もあることから、海外人気、そして肝心のIPO地合い、そして大手初値予想会社の見解などを総合的に見て判断したいと思います。

ZEALS（9255）のIPO（新規上場）業績等

ZEALS（9255）のIPO経営指標

ZEALS（9255）のIPO売上高及び経常損益