直近IPO銘柄が東証マザーズ指数など新興市場の下落と共にIPOバブル崩壊を彷彿させるような暴落っぷりとなっています。いずれはどこかで頭打ちになることは予想されていましたが、いよいよ来たかといった感じです。
ただ一方で関係者の間では今回の新興市場の下落は単なる調整で一時的という見方も多いようです。
【最近上場の銘柄、下げ急 高値警戒感、景気敏感へシフト】
23日の東京株式市場では前日に続いて新興市場の上場銘柄の下げ幅が大きくなった。新規上場銘柄も売られ、過去1年以内に上場した銘柄の値動きを指数にしたQUICK IPOインデックス(加重平均)は一時、前日比6%下落した。値動きの軽さから買われていた9月以降に上場した銘柄の下げが目立った。
(日本経済新聞社10月24日朝刊より一部引用)
とりあえず今週は4社がIPO(新規上場)する予定となっているので、まずはこの4社の初値結果を見守っておきたいと思います。今後IPOセカンダリ参戦を考えられている方はくれぐれもご注意下さい。これまでのような美味しい値動きにはならない可能性もありますので。
そして今回のこの下落の中でもひときわ目立つのはまだ上場して間もないアースインフィニティ(7692)ですね。10月19日(月)に異常な初値高騰となったものの初値形成以降は全く良いトコ無しでヒドい下げっぷりとなり、今回の直近IPO暴落の起因かどうかはわかりませんが、IPO市場に冷や水を浴びせた格好にはなっています。
これまでのIPO地合いが異常だったと言えばそれまでですが、通常は初日値付かずで2日目へ初値持ち越しとなった銘柄は初値形成日の翌日は規制解除で強いスタートとなるケースがほとんですが、このアースインフィニティ(7692)の値動きはこれまでとは全く違う動きとなりました。
しかも次のIPO(新規上場)は10月27日(火)のカラダノート(4014)で、およそ一週間ほどのIPO空白期間に入ることから、逆に資金が入って来てもおかしくないという有利な状況にも関わらずこの値動きなので、今後のIPOセカンダリは臆病になりそうです。以下時系列となります。
日付 | 始値 | 高値 | 安値 | 終値 |
10月19日(月) | 10,410円 | 10,710円 | 9,300円 | 9,990円 |
10月20日(火) | 8,790円 | 8,890円 | 8,490円 | 8,490円 |
10月21日(水) | 6,990円 | 6,990円 | 6,990円 | 6,990円 |
10月22日(木) | 6,590円 | 6,840円 | 5,990円 | 6,060円 |
10月23日(金) | 6,100円 | 6,200円 | 5,270円 | 5,520円 |
今回のこのアースインフィニティ(7692)の初値形成日は10月19日(月)なので翌日10月20日(火)は通常であれば規制解除で強いスタートになることが予想されましたが、まさかの売り気配スタートで始まり始値形成後からストップ安となる8,490円まで一気に急落、最終的にはストップ安比例配分での大引けとなりました。
さらにその翌日となる10月21日(水)もヒドい展開で、ザラバ中は一度も寄ることもなく、ストップ安となる6,990円比例配分での大引け。
4日目となる10月22日(木)もまさかのストップ安かと思いきや、さすがに買いが上回り、6,590円で一旦着地となりました。しかしその後は再び一時的にストップ安となる5,990円まで値を下げ6,060円で終了となりました。
5日目となる10月23日(金)はさすがに売り枯れるかと思いきや、またもや終日弱い展開で一時5,270円まで値を下げましたが、終値は5,520円まで回復して終了。下記はアースインフィニティ(7692)の日足・売買高チャートですが、倒産でもするのかと思わせるほど陰線しか無い実に汚いチャートです。久しぶりにこんな汚いチャート見ました^^;
結局公募価格1,970円に対して付いた初値は10,410円で上昇倍率約5.2倍となったIPOがわずか5日で5,520円まで値下がりするというかなりのポンコツっぷりを見せつけてくれました。しかも5日中3日はストップ安も見せてくれています。
半値と言うのは少し大げさですが、わずか5日でほぼ半値に近い株価まで暴落しています。誰が悪いというわけではないかもしれませんがヒドいIPOセカンポンコツ銘柄ですね。
実はここまで値動きを追いかけているのは理由があり、初日にIPOセカンダリに失敗したこともあり、こうなったらやはり騰がり過ぎだろうとSBI証券のHYPER空売りを仕掛けるタイミングを伺っていたのです。
結果的にはそろそろ下げた分の反動が来るかもしれないとビクつく毎日の中でチキンな管理人が仕掛けれるタイミングは一度も訪れませんでした。早い段階で決断して入っていればと、いつものタラレバを言っておきます><
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毎度のことですが、このディズニーランドのイベントのような東証の新規上場会社紹介動画、初値が高騰したあとに見るとそれなりの動画に見えるのですが、今はもう鐘の音すらどこかしら空しく響いています。
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まだ公募価格の 2.5 倍以上なのですから、ポンコツはかわいそうです。
この会社が悪いわけでも、この株が悪いわけでも、主幹事が悪いわけでもありません。
馬鹿高い初値までつり上げた買い手が悪いのです。
損をした人は、おそらくこれまで発値買いで荒稼ぎしてきたのでしょう。
損を取り返そうとムキになるのか、損が大き過ぎて撤退するのか・・・予想がつきませんね。
確変モードが続いている間は、発値バブルも続いてほしいのですが。
こんばんは、イーシャの舟さん。
ポンコツというのは初値に対して現在の騰落率の話で企業価値のことを申し上げているわけではありません。
ご意見は同じであくまでも買い手の問題なのでIPOセカンダリ目線で手出し無用のIPOセカンポンコツ銘柄と表現しています。
ちなみに誰が悪いということも言及できる立場に無いので、それも付け加えています。
なぜかポンコツという言葉に過敏な方が多いですね。
先日もポンコツという言葉を使った記事を書いた時に当ブログ宛てに暴言メールが送られてきたので、あえて今回もポンコツという表現を使ってみました。
ご気分を害されたならすいません。
そもそも私もポンコツですので^^;
おはようございます。
こちらこそ、ご気分を害されたならごめんなさい。
買った株が下落すると悪口を言う人がときどきいるので、ちょっと気になっただけです。
そう言えば、隣国では、暴落少年団とか何とかを擁するビッグマウスエンターテインメントとかいう芸能事務所(興味がないので正式名称は知りません:-)のIPO株が高値後半値近くまで下落して、「払い戻ししたい」とか大統領誓願する事態に発展しているそうです。
日本ではそこまでおかしなことは考えられないですが、IPOを始め株とは冷静につき合ってゆきたいですね。
おはようございます、イーシャの舟さん。
とんでもございません。大丈夫です。
おっしゃる通り負けている株を保有している方が悪口を言うのはよくありますね。
幸いにも管理人はこの株を持っていませんでしたが、もし持っていたら悪口言ってたかもしれません。
でもポンコツは悪口ですね。気を付けます。
今週も4社上場がありますが、IPOセカンダリ参戦するかどうか悩みます。
悪口言わなくて済むように^^