AnyMind Group(5027)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(11月15日)もIPO新規上場承認発表が2社ありました。11月10日(木)から毎日ちょうど2社づつは偏りがなく、良いペースです。引き続きこのペースでお願いしたいところです。

IPO新規上場承認発表2社2022.11.15

当記事はひとまずAnyMind Group(5027)のIPO詳細記事となり、もう1社のmonoAI technology(5240)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。

AnyMind Group(5027)の上場日は2022年12月15日(木)スマートドライブ(5137)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券2社共同主幹事となっております。

見覚えのある企業名かと思いますが、このAnyMind Group(5027)は元々2022年3月30日(水)に上場を予定していましたが、仮条件決定予定日となる3月11日(金)にウクライナ情勢や株式市場の動向等諸般の事情を理由に上場中止(延期)を発表した企業です。どうやら3月とか12月とか混んでる時期に上場するのがお好きなようですね。

AnyMind Group(5027)のIPO(新規上場)情報

設立:2019年12月26日
業種:情報・通信業
事業の内容:ブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャー及びクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供

AnyMind Group(5027)IPO上場承認

上場市場 東証グロース
コード 5027
名称 AnyMind Group
公募株数 885,300株
売出し株数 1,804,200株
オーバーアロットメント 403,400株
IPO主幹事証券 みずほ証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
IPO引受幹事証券 SBI証券
松井証券前受け金不要
SMBC日興証券
岩井コスモ証券
岡三証券
三菱UFJ eスマート証券委託幹事
岡三オンライン委託幹事
IPO発表日 11月15日(火)
上場日 12月15日(木)
仮条件決定日 11月29日(火)
ブック・ビルディング期間 11月30日(水)~12月6日(火)
公開価格決定日 12月7日(水)
IPO申し込み期間 12月8日(木)~12月13日(火)
上場時発行済株式総数 56,986,200株
時価総額 552.7億円
吸収金額 30.0億円
想定価格 970円(97,000円必要)

公募株式885,300株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公開価格決定日12月7日(水)に決定されます。

売出株式1,804,200株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日12月7日(水)に決定されます。

そしてこのAnyMind Group(5027)のIPO主幹事の1社は三菱UFJモルガン・スタンレー証券となっていることから、グループ会社となる三菱UFJ eスマート証券、平幹事の中には岡三証券が入っていることから、グループ会社となる岡三オンラインがそれぞれIPO委託幹事(裏幹事)となる可能性が高いです。

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AnyMind Group(5027)のIPO(新規上場)事業内容等

AnyMind Group(5027)はブランド構築、生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理等のソリューションをワンストップで支援するプラットフォームを提供するテクノロジーカンパニーです。

プラットフォーム上で様々なデータを活用し、一気通貫で事業支援をすることでビジネスをより簡単によりシンプルに行える世界の実現を目指しており、事業はインターネット関連事業の単一セグメントでありますが「ブランドコマース」と「パートナーグロース」の2つの領域にて事業を展開しております。

AnyMind Group(5027)IPO事業概要

ブランドコマース事業

インフルエンサーマーケティング等のマーケティングと、ブランドの設計・企画から、生産管理、ECサイトの構築・運用、物流管理に至るまでのバリューチェーン全体を「ブランドコマース」と定義し、その各プロセスでサービスを提供しております。

パートナーグロース事業

インターネットメディアやモバイルアプリ運営事業者などのパブリッシャーやYouTuberやTikToker等のクリエイターを中心とする当社パートナーに対して、データ分析、収益化支援、ユーザーエンゲージメント向上支援を行っており、これらのパートナーの成長支援を行う一連のソリューションを「パートナーグロース」と定義しております。パブリッシャー向けにはパブリッシャーグロースプラットフォーム「AnyManager」、クリエイター向けにはクリエイターグロースプラットフォーム「AnyCreator」を提供しております。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
差引手取概算額760百万円に、海外販売の手取概算額(未定)及び第三者割当増資の手取概算額上限359百万円を合わせた、手取概算額合計上限1,120百万円については、既存事業の事業拡大と当社プラットフォームに係る機能開発のための人件費の一部に充当する予定であります。また、当社グループの主たる事業運営は当社の連結子会社にて行われているものであるため、手取概算額の充当は連結子会社への投融資の上で行う予定であります。
なお、上記調達資金は、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(AnyMind GroupのIPO目論見書より一部抜粋)

📢 【期間限定】公開から72時間以内の最新IPO情報

  • 現在、公開から72時間以内の新しい記事はありません。

※投稿から72時間経過すると閲覧制限がかかる場合があります。

AnyMind Group(5027)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

AnyMind Group(5027)の市場からの吸収金額はIPO想定価格970円としてオーバーアロットメント含め30.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて26,895枚と多めにありますが、海外投資家への販売もあります。

上述の通りAnyMind Group(5027)の事業内容はブランド企業向けマーケティング支援、パブリッシャー及びクリエイター向け収益化支援、D2C支援に関するプラットフォームとサービスの開発・提供とうことで、ブランド構築、生産管理、メディア運営、ECサイト構築・運営、マーケティング、物流管理等のソリューションをワンストップで支援するプラットフォーマーとなります。一応前回上場予定時から今回上場にかけての主な変更点を下記に記載しておきます。

前回 今回
公募株数 3,868,100株 885,300株
売出株数 3,678,400株 1,804,200株
売出株数(OA) 1,131,900株 403,400株
時価総額 637.5億円 552.7億円
吸収金額 99.8億円 30.0億円
想定価格 1,150円 970円

上記に加えてIPO幹事団(シンジケート)に岡三証券が追加さています。

設立は2019年12月となっていますが、2016年4月にシンガポールで現CEOの十河宏輔氏と現CCOの小堤音彦氏の2人によってAdAsia Holdingsとして創業し、マーケティングテック事業からスタート。その後インフルエンサーマーケティング事業、クリエイターサポート・マネジメント事業に事業領域を拡大し、アジア・中東を中心に世界13カ国、17拠点にまで事業を拡大しました。現在はブランドの商品企画・生産、EC構築・運用、マーケティング、物流までを一括で支援できるプラットフォームを開発、提供しています。

AnyMind Group(5027)IPO数字で見る

AnyMind Group(5027)のセクターは情報・通信業とIPO市場では人気のセクターとなりますが、事業内容は前回同様多岐に渡り海外展開が多いためイマイチよくわかりません。前回から半年以上経過しているものの、赤字は解消されておらず、前回よりも大幅な円安になっていながらも黒字が見えない状態です。昨日(11月15日)上場のベースフード(2936)もしっかり赤字上場で買い手不在の公募割れとなってしまいました。

AnyMind Group(5027)の公開規模はIPO想定価格(970円)ベースで30.0億円と前回上場予定時(99.8億円)よりも1/3程度までコンパクトになっており、需給面はかなり改善されています。また、タイミング的にも先日(11月10日)アメリカが発表した消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回ったことで金利上昇に歯止めが掛かる(インフレ鎮静)との見方が浮上し、既上場の赤字のグロース株が回復傾向にあることも赤字上場企業には追い風となる可能性がありそうです。初値評価は引き続きD級評価継続ではありますが、前回よりも公募割れリスクは低くなったように感じます。

とはいえ、この規模と内容ではやはりプロの意見が聞きたいところです。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのAnyMind Group(5027)のIPO参加スタンスは中立で、今後の株式市場の動向や海外人気、そして一番重要な大手初値予想会社の見解などを見ながら判断して行きたいと思います。

AnyMind Group(5027)のIPO(新規上場)業績等

AnyMind Group(5027)のIPO経営指標
AnyMind Group(5027)IPO経営指標

AnyMind Group(5027)のIPO売上収益及び営業損失
AnyMind Group(5027)IPO売上収益及び営業損失

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西 和仁

この記事を書いた人:西 和仁(IPO投資歴18年)

2006年からIPO投資を続け、一度はブログを卒業しましたが、現在は「緩く、自然体」をモットーにIPO情報を発信しています。18年間の経験から見える「負けないためのIPOとの付き合い方」を大切にしています。

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