Appier Group(4180)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月24日)IPO新規上場承認発表のあった2社のうちの1社で、3月13社目のIPOとなります。ちなみに読み方は「Appier Group」と書いて「エイピアグループ」と読みます。
もう1社のスパイダープラス(4192)のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。
スパイダープラス(4192)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(2月24日)は下記の通りIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社の …
Appier Group(4180)の上場日は3月30日(火)で上記スパイダープラス(4192)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は3社共同主幹事でSMBC日興証券とみずほ証券とBofA証券となっております。SMBC日興証券は口座開設後3カ月間はIPO優遇抽選(ブロンズ)対象となるため当選確率がアップします。
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Appier Group(4180)のIPO(新規上場)情報
設立:2018年4月20日(実質上:2012年6月8日)
業種:情報・通信業
事業の内容:最先端の機械学習を活用したAI技術によって、マーケティングとセールスの領域において、企業の持つデータが真の価値を発揮することを可能にするAIプラットフォームの提供
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 4180 |
名称 | Appier Group |
公募株数 | 9,101,000株 国内: 海外: |
売出し株数 | 国内:2,203,000株 海外: |
オーバーアロットメント | 984,700株 |
IPO主幹事証券 | SMBC日興証券 みずほ証券 BofA証券 |
IPO引受幹事証券 | 野村證券(前受け金不要) 楽天証券(100%完全抽選) SBI証券 UBS証券 |
IPO発表日 | 2月24日(水) |
上場日 | 3月30日(火) |
仮条件決定日 | 3月12日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 3月15日(月)~3月19日(金) |
公開価格決定日 | 3月22日(月) |
IPO申し込み期間 | 3月23日(火)~3月26日(金) |
時価総額 | 1,398.2億円 |
吸収金額 | 264.2億円 → 274.6億円 |
想定価格 | 1,400円(140,000円必要) |
公募株9,101,000株については国内海外でも販売される予定となっており、国内募集株式数4,362,400株及び海外募集株式数4,738,600株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は公開価格決定日2021年3月22日(月)に決定される予定となっております。
売出し株8,789,500株についても国内海外でも販売される予定となっており、国内売出株式数2,203,000株及び海外売出株式数6,586,500株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は公開価格決定日2021年3月22日(月)に決定される予定となっております。
Appier Group(4180)のIPO(新規上場)事業内容等
Appier Group(4180)は将来全ての企業のソフトウェアにAIが搭載され、企業の意思決定がより正確で自動的にかつユーザーの行動を先回りするような形で実行されるようになると想定しており、デジタルマーケティングとセールスの領域のソフトウェアの変革から事業を開始しています。
AIマーケティングのソリューションをSaaSモデルで提供するパイオニアを自負しており、AIによって自動的に消費者の行動を予測するという特徴をもったマーケティング及びセールスの活動の全領域を支援するソリューションを提供しています。これにより顧客企業は自社の課題に関連するソリューションを容易に選ぶことができます。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
国内募集における差引手取概算額5,543百万円及び本件第三者割当増資の手取概算額上限1,280百万円に、海外募集における差引手取概算額6,021百万円を合わせた、手取概算額合計上限12,844百万円について、投融資を通じて以下に充当する予定であります。
①製品開発を行うエンジニア、営業人員、その他バックオフィス人員等に係る人件費(資産化の要件を満たした開発関連支出を含む。)として、10,193百万円(2021年12月期:3,862百万円、2022年12月期:5,349百万円、2023年12月期:982百万円)
②SaaSサービスを提供するためのクラウドサービス利用料として、1,254百万円(2021年12月期:526百万円、2022年12月期:728百万円)
③新規顧客獲得のための広告宣伝費として、253百万円(2021年12月期:102百万円、2022年12月期:151百万円)
④借入金の返済資金として、2021年12月期に1,144百万円
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(Appier GroupのIPO目論見書より一部抜粋)
Appier Group(4180)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
Appier Group(4180)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,400円としてオーバーアロットメント含め264.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて178,905枚と多くありますが海外販売もあります。
上述の通り今回の募集はグローバルオファリングとなり、その募集株式内訳予定は「国内公募株式48.0%、国内売出し株式25.0%」に対して「海外公募株式52.0%、海外売出し株式75.0%」と海外販売比率が多くなっています。
雰囲気的には昨年(2020年)12月に上場したプレイド(4165)を連想された方も多いのではないでしょうか。そのプレイド(4165)は予定海外販売数が当初よりも多くなったことから海外人気が高く、大型IPOでまさかの初日値付かずとなりました。翌日はさすがに売り気配スタートとなってしまいましたが、それでも公募価格1,600円に対して付いた初値は3,190円とほぼ2倍の初値形成となりました。
既存の株主は外国人や海外企業、海外ファンドが大多数で占められているため、ベンチャーキャピタルなどの見分けが付きませんが、雰囲気的には投資ファンドらしき株主が多く散見されます。日本企業としてはソフトバンクグループ株式会社やLINE株式会社の出資もありますね。
2020年12月末時点でこのAppier Groupと契約しており、Appier Groupのソリューションを1種類以上利用している企業グループの総数はすでに827社にのぼり、その一部だけを見ても世界的に有名な大手企業がズラリと並んでいます。
上述の通り、Appier Group(4180)の事業内容はAI(人工知能)及びSaaS関連と、IPO市場では人気の高い業態となりますが、多くの投資ファンドが保有するグローバルオファリングの大型IPOとなると、良い前例がありながらも腰が引けてしまうというのが正直なところです。株主の中に多才な錬金術を持つソフトバンクグループ株式会社が入っているということも腰が引ける要因の一つかもしれません。初値評価はひとまず大型IPOということからC級評価というのが妥当なところでしょうか。
いずれにしてもここまでの大型IPOとなると個人でIPO参加スタンスを決めるのは難しいです。ひとまずのIPO参加スタンスは中立とし、まずは大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てからIPO参加スタンスを決めたいと思います。いずれにしてもいざという時に動けるための事前準備は必要かと思いますので、Appier Group(4180)のIPO主幹事となるSMBC日興証券とみずほ証券の証券口座はあった方が良いと思います。
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Appier Group(4180)のIPO(新規上場)業績等
Appier Group(4180)のIPO経営指標
Appier Group(4180)のIPO売上収益及び経常収益
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