アスマーク(4197)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月30日)はおよそ10日ぶりにIPO新規上場承認発表が1社ありました。12月分のIPO銘柄となるため、11月は3社で打ち止め濃厚となりそうです。そして今回もIPO新ルール適用銘柄ではありません。
アスマーク(4197)の上場日は2023年12月4日(月)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場ではやや人気の劣る東証スタンダード市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。
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アスマーク(4197)のIPO(新規上場)情報
設立:2001年12月21日
業種:情報・通信業
事業の内容:マーケティング・リサーチ事業
上場市場 | 東証スタンダード |
コード | 4197 |
名称 | アスマーク |
公募株数 | 85,000株 |
売出し株数 | 425,000株 |
オーバーアロットメント | 76,500株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 岡三証券 極東証券 松井証券(前受け金不要) あかつき証券 SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 10月30日(月) |
上場日 | 12月4日(月) |
仮条件決定日 | 11月14日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 11月16日(木)~11月22日(水) |
公開価格決定日 | 11月24日(金) |
IPO申し込み期間 | 11月27日(月)~11月30日(木) |
上場時発行済株式総数 | 1,085,000株 |
時価総額 | 24.9億円 |
吸収金額 | 13.4億円 |
想定価格 | 2,300円(230,000円必要) |
そしてこのアスマーク(4197)のIPO主幹事はSBI証券となっており、平幹事の中には大和証券と岡三証券も入っていることから、それぞれグループ会社となるSBIネオトレード証券と大和コネクト証券と岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。
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アスマーク(4197)のIPO(新規上場)事業内容等
アスマーク(4197)は消費者が本当に望んでいるもの、本当に魅力を感じるものを作るための情報を科学的に集め、分析し、商品計画等に反映させる手法「マーケティング・リサーチ」に関するサービスを国内外で提供しています。
マーケティング・リサーチ事業の内容は「オンライン・リサーチ」「オフライン・リサーチ」「パネル・リクルーティング」の各サービスに大別されます。
課題整理を始めとしてWEB調査表作成、依頼メール配信、実査(回答データ収集)、集計、調査レポート作成にいたる一連の業務です。
WEB上での対象者リクルーティング、オフライン・リサーチ実査、集計、調査レポート作成にいたる一連の業務です。
クライアント自身がオフライン・リサーチを実施する際に、調査対象者をWEB上でリクルーティングして、パネルを実査会場へ誘導するまでの一連の業務です。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額153,860千円については第三者割当増資の手取概算額上限161,874千円とあわせて、既存リサーチ事業をより強化するためのリサーチシステム開発費(2024年11月期に60,000千円、2025年11月期に60,000千円)、HRテック事業を成長させるための広告宣伝費
(2024年11月期に40,000千円、2025年11月期に60,000千円)、セキュリティ対策を始めとしたインフラ関連の設備強化費用(2024年11月期に25,000千円、2025年11月期に25,000千円)、業容拡大に伴う人員増加に係る採用費用(2024年11月期に20,734千円、2025年11月期に25,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記資金使途につきましては、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運営していく方針であります。
(アスマークのIPO目論見書より一部抜粋)
アスマーク(4197)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
アスマーク(4197)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,300円としてオーバーアロットメント含め13.4億円と規模的に東証スタンダード市場への上場としては10億円超えではあるもののまだ小型サイズの範囲となり、荷もたれ感を感じるほどのサイズではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,100枚と少なめです。
上述の通りアスマーク(4197)の事業内容はマーケティング・リサーチ事業ということで、マーケティング・プロセスに必要な解決方法をすべて網羅的に有しており、顧客のマーケティング課題に合わせて、課題整理、調査企画・設計、調査実施、集計・分析、レポート作成に至るまで、リサーチの川上から川下まで、マーケティング・プロセスにおけるトータルサポートを可能にしています。
アスマーク(4197)は昨年(2022年)1月にプロ向け市場となるTOKYO PRO Market市場に上場しているので、TOKYO PRO Market市場から東証スタンダード市場への鞍替え上場となるため、上場前日2023年12月3日付でTOKYO PRO Marketを上場廃止となります。
直近2年間の株式の月別売買高及び月別最高・最低株価は以下の通り、2022年1月に1,100円で取引されており、その時の売買高は100株のみで、それ以降の取引はありません。ちなみに2022年1月31日にプロ向け市場となるTOKYO PRO MarketにIPO(新規上場)した際の公開価格は1,100円で初値も同値の1,100円です。
今回のアスマーク(4197)のIPO(新規上場)時のIPO想定価格は現時点で2,300円となっているので、TOKYO PRO Market上場時の株価(1,100円)を基準価格とすれば、2.1倍のアップラウンド上場(鞍替え)となります。
アスマーク(4197)のTOKYO PRO Market上場時の時価総額は11.0億円で、今回上場時の時価総額は24.9億円で2.2倍となるため、時価総額から算出した株価設定に大きな乖離はありませんが、およそ2年で2倍まで企業価値が上がっているのかという点には微妙な感じもします。
セクターは人気の情報・通信業で、事業内容はマーケティング・リサーチ事業と人気はほどほどにある業態、上場市場は初値上昇率の低い東証スタンダード市場で、業績はおおむね横ばい、公開規模はIPO想定価格(2,300円)ベースで13.4億円と荷もたれ感の無いサイズ、既存株主には総じて180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。
全体的に可もなく不可もなくといったところから連敗続きで逃げ足の早いネット証券(SBI証券)主幹事案件という点を差し引くと、ひとまずの初値評価はC級評価といったところが妥当でしょうか。
とはいえ、この内容であれば公募割れとなる可能性は低く、堅調にスタートする可能性の方が高いため、管理人の個人的なこのアスマーク(4197)のIPO参加スタンスは参加で行く予定です。SBI証券主幹事案件となりますが、人気IPOとは言えないため、IPOチャレンジポイントの考察は無しの予定です。個人的にIPOチャレンジポイントの使用もありません。
アスマーク(4197)のIPO(新規上場)業績等
アスマーク(4197)のIPO経営指標
アスマーク(4197)のIPO売上高及び経常損益
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