QPS研究所(5595)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(10月31日)はIPO新規上場承認発表が1社ありました。まだ12月初旬分のIPO案件ですが、いよいよ年末IPOラッシュの足音が聞こえ始めて来た感じでしょうか。願わくばラッシュではなくこのまま均等に出てくれると嬉しいですね。

IPO新規上場承認発表1社2023.10.31

QPS研究所(5595)の上場日は2023年12月6日(水)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSMBC日興証券となっております。

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QPS研究所(5595)のIPO(新規上場)情報

設立:2005年6月15日
業種:情報・通信業
事業の内容:小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売

QPS研究所(5595)IPO上場承認

上場市場東証グロース
コード5595
名称QPS研究所
公募株数5,720,800株
売出し株数0株
オーバーアロットメント858,100株
IPO主幹事証券SMBC日興証券
IPO引受幹事証券みずほ証券
SBI証券
東海東京証券
岡三証券
FFG証券
香川証券
楽天証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
マネックス証券100%完全抽選
岡三オンライン委託幹事決定
IPO発表日10月31日(火)
上場日12月6日(水)
仮条件決定日11月17日(金)
ブック・ビルディング期間11月20日(月)~11月27日(月)
公開価格決定日11月28日(火)
IPO申し込み期間11月29日(水)~12月4日(月)
上場時発行済株式総数31,802,300株
時価総額120.8億円
吸収金額25.0億円
想定価格380円(38,000円必要)

今回の募集は簡易型のグローバルオファリングとなるため、公募株式5,720,800株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっています。国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、公募価格決定日11月28日(火)に決定されます。

そしてこのQPS研究所(5595)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンラインIPO委託幹事(裏幹事)に入る可能性が高いです。

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QPS研究所(5595)のIPO(新規上場)事業内容等

QPS研究所(5595)は地球から反射する太陽光を光学カメラやセンサーによって観測する光学衛星における課題(夜間や天候不良時の撮影が不可)を解決し、地球のリアルタイム観測が当たり前となった世界を実現するため、①夜間や悪天候時でも撮影が可能であること、②常に衛星が上空を飛んでいる状態にするために多数の衛星を打ち上げること、①②の両方を実現するべく、小型SAR衛星の開発及び製造を行い、小型SAR衛星により取得した地球観測データ及び画像の提供を主な事業としています。

QPS研究所(5595)IPO準リアルタイム観測

SAR衛星とは、Synthetic Aperture Rader合成開口レーダー)と呼ばれるリモートセンシング技術を利用した地球観測のための人工衛星で、衛星自身が観測地点に対して電波を発射し、反射した電波によって対象物の大きさや表面の性質や距離等を測定します。観測地点からの太陽光の反射に頼らないSAR衛星は天候や時間帯に左右されることなく常時地球を観測できる大きな利点を持っています。

QPS研究所(5595)IPO SAR衛星

【手取金の使途】
手取概算額1,971,991千円に、海外販売の手取概算額(未定)及び本第三者割当増資の手取概算額上限298,941千円を合わせた、手取概算額合計上限2,270,933千円については、小型SAR衛星の製造費用として2024年5月期に710,065千円、残額を2025年5月期に充当する予定であります。
また、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(QPS研究所のIPO目論見書より一部抜粋)

QPS研究所(5595)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

QPS研究所(5595)の市場からの吸収金額はIPO想定価格380円としてオーバーアロットメント含め25.0億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は売り出し株無しの公募株のみで57,208枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングとなるため海外投資家への販売もあります。

上述の通りQPS研究所(5595)の事業内容は小型SAR衛星の開発、製造、小型SAR衛星より取得した画像データ販売ということで、世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」の開発及び製造を行い、夜間や天候不良時でも任意の対象を高分解能・高画質で観測できるSAR(合成開口レーダー)衛星で取得した画像の提供を行っています。


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

QPS研究所(5595)の株主の中にはベンチャーキャピタル投資ファンドなどの保有株が24社14,081,600株と発行済株式総数26,081,500株のおよそ54%と多くありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、多くは公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。

国内募集株式5,720,800株のうちの一部(10.0億円に相当する株式数を上限)を企業価値向上に資する目的として指定販売先2社(りそなアセットマネジメント株式会社が運用を行うファンド及びリアルテックグロースファンド1号投資事業有限責任組合)に売付け(親引け)する予定となっています。

今回のIPO(新規上場)に際する売り出しは無く、公開規模はIPO想定価格(380円)ベースで25.0億円となりますが、簡易型のグローバルオファリングで海外販売があり、親引け(10.0億円)も行われる予定となっているため、海外販売分と親引け分を除くと公開規模は10.0億円~15.0億円程度まで縮小される可能性があります。

業績は第16期(2021年5月)から売上が発生しているものの収益はまだ赤字(縮小傾向)となっています。業態的に仕方のないところかもしれませんね。ただ主要取引先が防衛相内閣府経済産業省などの公的機関や国立研究開発法人JAXA(宇宙航空研究開発機構)などで占められていることから安心感はあります。

QPS研究所(5595)IPO主要取引先

社名(QPS研究所)を見たときはてっきりバイオ関連企業かと思いましたが、中身は期待値抜群の宇宙ベンチャー企業です。QPSは「Q-shu Pioneers of Space」の頭文字を取っており、九州宇宙産業の開拓者となること、そして九州の地より日本並びに世界の宇宙産業の発展に貢献するとの思いが込められているそうです。

宇宙ベンチャー企業と言えば今年(2023年)4月12日(水)上場のispace(9348)が連想されますね。ちなみにそのispace(9348)は公募価格254円に対して付いた初値は1,000円とおよそ4倍まで化けました。AI(人工知能)やSaaS(クラウド)を抜いて今のIPO市場で宇宙関連はもはや人気ナンバー1の地位に君臨しているかもしれません。

公開価格の1.5倍となればロックアップ解除されるベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株がおよそ1,300万株程度あるものの、取得単価はほぼ700円となっているため1.5倍で売却してくる可能性は低く、海外販売分と親引け分を差し引くと公開規模も縮小され、軽量感が増します。

単価も個人投資家が買いやすい低位株設定となっているため、宇宙ベンチャーというテーマ性でのお祭り効果や需給主導で初値は高騰となりそうです。初値評価はA級評価で問題ないところでしょうか。12月IPOラッシュに向けての起爆剤となってほしいところですね。

低位株となるため初値高騰となっても複数株取得でない限り売却益自体は少ないと思われますが、期待値の高いお祭りIPOということも含めて現時点での管理人の個人的なこのQPS研究所(5595)のIPO参加スタンスは積極参加で行く予定で考えています。IPO主幹事はSMBC日興証券となっていることからステージ抽選による優遇当選も含めて積極的に狙って行きたいと思います。

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QPS研究所(5595)のIPO(新規上場)業績等

QPS研究所(5595)のIPO経営指標
QPS研究所(5595)IPO経営指標

QPS研究所(5595)のIPO売上高及び経常損失
QPS研究所(5595)IPO売上高及び経常損失

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