カウリス(153A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月22日)IPO新規上場承認発表があった3社のうちの2社目となります。
当記事はカウリス(153A)のIPO詳細記事となりますが、残る2社のうちの1社の情報戦略テクノロジー(155A)のIPO詳細についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いており、もう1社のマテリアルグループ(156A)のIPO詳細についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。記事が出来上がりましたら上記社名テキスト部にもリンクさせて頂きます。
情報戦略テクノロジー(155A)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(2月22日)もまたIPO新規上場承認発表が3社ありました。わずか3日で …
カウリス(153A)の上場日は2024年3月28日(木)で、情報戦略テクノロジー(155A)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はSBI証券と大和証券の2社共同主幹事となっております。
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カウリス(153A)のIPO(新規上場)情報
設立:2015年12月4日
業種:情報・通信業
事業の内容:法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの提供等
上場市場 | 東証グロース |
コード | 153A |
名称 | カウリス |
公募株数 | 380,000株 |
売出し株数 | 1,210,700株 |
オーバーアロットメント | 238,600株 |
IPO主幹事証券 | SBI証券 大和証券 |
IPO引受幹事証券 | 楽天証券(100%完全抽選) マネックス証券(100%完全抽選) SMBC日興証券 岡三証券 松井証券(前受け金不要) SBIネオトレード証券(委託幹事決定) 大和コネクト証券(委託幹事決定) 岡三オンライン(委託幹事決定) |
IPO発表日 | 2月22日(木) |
上場日 | 3月28日(木) |
仮条件決定日 | 3月8日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 3月12日(火)~3月18日(月) |
公開価格決定日 | 3月19日(火) |
IPO申し込み期間 | 3月21日(木)~3月26日(火) |
上場時発行済株式総数 | 6,086,700株 |
時価総額 | 87.6億円 |
吸収金額 | 26.3億円 |
想定価格 | 1,440円(144,000円必要) |
そしてこのカウリス(153A)のIPO主幹事は2社共同主幹事でSBI証券と大和証券となっていることから、それぞれグループ会社となるSBIネオトレード証券と大和コネクト証券がすでにIPO委託幹事(裏幹事)に加わることが確定しており、平幹事の中には岡三証券が入っているため、こちらもグループ会社となる岡三オンラインがIPO委託幹事(裏幹事)に加わる可能性が高いです。
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カウリス(153A)のIPO(新規上場)事業内容等
カウリス(153A)はマネー・ローンダリング及びサイバーセキュリティ対策事業の単一セグメントで、法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」を提供し、個社ごとにモニタリングし不正利用者を検知するアプローチから、クラウド・APIを活用し、顧客が相互に過去の不正利用者情報を開示するアプローチで成り立つビジネスモデルを構築しています。
「Fraud Alert(フロードアラート)」は、マネー・ローンダリング対策・サイバーセキュリティ対策等として 、銀行、証券会社等の資金移動業、並びに、膨大な個人ユーザーを有する通信キャリア、ガス等のインフラ事業者、その他のサービス事業者に対してサービス提供しています。
インターネットバンキングなどの各種サービスにおけるWEBサイトに、JavaScriptのコードを数行埋め込むことでアクセス解析されたデータを取得し、解析結果を元にした追加認証やメール通知など、ログイン後の挙動をカスタマイズできるサービスとなります。
【手取金の使途】
手取概算額485,424千円については、事業規模拡大のための資金及び財務基盤の強化が重要であると考え、①人材への投資として128,924千円(2024年12月期:30,000千円、2025年12月期:49,212千円、2026年12月期:49,712千円)、②セキュリティ投資として55,500千円(2024年12月期:18,500千円、2025年12月期:18,500千円、2026年12月期:18,500千円)、③借入金の返済として301,000千円(2024年12月期:51,000千円、2025年12月期:150,000千円、2026年12月期:100,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(カウリスのIPO目論見書より一部抜粋)
カウリス(153A)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
カウリス(153A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,440円としてオーバーアロットメント含め26.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて15,907枚と万枚超えで比較的多めにあります。
上述の通りカウリス(153A)の事業内容は法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの提供等ということで、不正が疑われるログイン試行や不正アクセスを未然に検知してサイバー犯罪者が本人なりすましにより不正アクセスすることを未然に防止するため、犯罪のビッグデータをアルゴリズムと掛け合わせることで、クラウド(SaaS)型アルゴリズムサービスを提供する事業モデルを構築しています。
カウリス(153A)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が3社355,200株ありますが、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しで106,500株放出するものの248,700株が残ります。90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。
今回のIPO(新規上場)に際する募集株の内訳は公募株380,000株に対して売り出し株は1,210,700株で売り出し比率はおよそ3.2倍と多めですが、オーバーアロットメント分238,600株を含めたオファリング・レシオはおよそ30.0%と、それほど不安視する必要は無さそうです。
事業内容は法人向けクラウド型不正アクセス検知サービス「Fraud Alert(フロードアラート)」の提供で、銀行や証券会社、外国為替証拠金取引業者や暗号資産交換業者、クレジットカード事業者や貸金業者などの金融機関で幅広く利用されており、我々も日常では気付かないレベルで、実は身近なところでカウリス(153A)の「Fraud Alert(フロードアラート)」に守ってもらってるかもしれませんね。
サイバーセキュリティ関連銘柄はIPO市場では人気化しやすい業態となり、業績もグロースらしく売上は綺麗な右肩上がりで伸びており、収益も3期前の第7期(2021年12月期)からはしっかり黒字化しています。公開規模はIPO想定価格(1,440円)ベースで26.3億円と中規模サイズとなりますが、今の好地合いであれば余裕で吸収は可能と考えられます。
ただやはり問題は上場日ですね。カウリス(153A)の上場日は3月28日(木)で、情報戦略テクノロジー(155A)と2社同日上場となり、前日3月27日(水)は3社同日上場、前々日3月26日(火)は4社同日上場とIPOラッシュでタイトなスケジュールとなっていることから、資金分散の影響や買い疲れなどが起きている可能性は否定できません。
とはいえ、この内容であればよほどIPO地合いが崩れない限り初値は好スタートとなりそうです。ひとまずの初値評価はB級評価といったところになるでしょうか。よってとりあえず現時点での管理人の個人的なこのカウリス(153A)のIPO参加スタンスは参加の方向で行く予定です。
カウリス(153A)のIPO(新規上場)業績等
カウリス(153A)のIPO経営指標
カウリス(153A)のIPO売上高及び経常損益
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