IPO投資を行っている方ならIPOの当選確率がどの程度あるのか一度は
考えたことがあるのではないでしょうか。特に最近はひと昔前と比べて
も格段にIPOの当選確率が下がっていると実感されている方も多いので
はないでしょうか。
そんなIPOの当選確率について管理人自身の過去データをさかのぼって
みました。店頭から頂いたものは数字には入れていません。裁量配分と
なるため、あくまでもこの記事は抽選枠での数であって完全に管理人の
独断と偏見で書いておりますことをあらかじめご理解及びご了承下さい。
そして記事下部では5通りのIPOの当選確率を少しでも高めることができ
るちょっとした方法もご紹介させて頂いておりますので、是非ご参考に
されてみて下さい。
年度 | 当選確率 |
---|---|
2019年 | 0.3% |
2018年 | 1.2% |
2017年 | 1.7% |
2016年 | 2.9% |
2015年 | 3.7% |
2014年 | 2.2% |
2013年 | 3.6% |
2012年以前は手書きでのIPO管理ですでに廃棄してしまったためデータ
が取れませんでした。ただおそらく2012年以前は3%程度だったのでは
ないかということはうっすらと記憶に残っています。
ひと昔前IPO界ではIPOの当選確率は2%~3%と言われていました。
2%~3%という数字はつまりは100人に2人ないし3人しかIPOに当選しな
いということになります。これを少ないと見るか多いと見るかは人それ
ぞれで意見が分かれると思います。
管理人はIPO投資を始めた頃からこのIPOの当選確率の数字は理解して
いましたし、実績からそう思っていました。上記過去データから見ても
今も2%~3%が平均的なIPOの当選確率と理解しています。
しかし2017年以降から2%を切るIPO当選確率となり、今年(2019年)に
至ってはまだ途中ですが特にヒドく0.3%と333人に1人という競争率の高
さとなっています。この数字は異例かもしれません。
証券会社の中には裏でブラックリストでもあるのではないかというウワ
サもたまに聞くことがありますが、管理人はそれは無いと考えています。
考えていますというよりは無いと信じたいです^^;
このご時世にそんなことが表に出たら信用度がガタ落ちですからね。
ですのでこのIPOの当選確率が下がった理由は単純にIPO参加者が増えた
からという一言に尽きると思います。分母が増えれば必然ですからね。
IPO参加者が大きく増えたのはおそらく皆さんもご存知、2015年11月に
IPO(新規上場)した日本郵政グループ3社のIPO(新規上場)がこの
IPOというローリスク投資を世間に多く広めたのではないでしょうか。
実際に当ブログ読者様より頂くご質問の中には「日本郵政グループ3社
からIPO投資を始めたが」という文言でスタートする方が多いです。
中にはあまりのIPOの当選確率の低さから効率が悪いと考え、すでに
IPO投資を止められた方もいらっしゃるようです。同じく私の知人など
もほとんどがもう止めています。
確かにIPO投資を止めるお気持ちもわかります。
管理人も他にローリスクな投資法があったり、資金が潤沢にあれば他の
投資に乗り換えるということを考えたかもしれません。
しかし残念ながら管理人には投資スキルがありません。
投資に携わっている期間は12年以上と一人前にありますが、それに伴っ
てスキルが身に付いているのかと言いますとIPO投資専門(簡単な投資)
という点からスキルはほぼ付いていません><
ですので管理人は他の投資法に手を出すことはあってもまだIPO投資を
止めるということは考えていません。考えていないというよりは他に術
がないというのが本音です^^;
そして読者様よりたまにIPOの当選確率を高める方法は無いのかといっ
たご質問を頂くことがありますので、この記事でお答えさせて頂きたい
と思います。もちろんIPOの当選確率を少しでも高める方法ですので必
ず当選するということではありませんことをご了承下さい。
もうすでに有名になり過ぎているためご存知の方も多いとは思いますが
まだご存知ない方もいらっしゃると思いますのでご存知の方はスルーし
て頂いた方が良いかもしれません。
1.SBI証券のIPOチャレンジポイントを貯める
これはもうIPO投資を行っている方ならほとんどの方がご存知でしょう。
SBI証券は落選するたびにIPOチャレンジポイント1ポイントがもらえます。
このポイントを貯めれば必ずA級銘柄に当選できるという優れものです。
管理人はこれまでIPOチャレンジポイントを使用した際の当選は7回あり、
それに伴って得た利益額は合計2,582,000円あります。
中には未成年口座での当選もあります。
SBI証券のIPOチャレンジポイントの概要
※見にくい場合は上記画像クリックで拡大します。
詳細は過去記事でも記載しておりますのでご覧下さい。
⇒ SBI証券のIPOチャレンジポイントとは
2.大和証券でチャンス回数を増やす
このチャンス回数を増やせばIPOの当選確率が少し上がります。
チャンス回数はMAX10回まで貯めることが可能で名前の通りチャンス
回数を増やせば当選チャンスが増えIPOの当選確率が上がります。
これまでの管理人のこのチャンス抽選での当選は13回あります。
大和証券のチャンス回数預け入れ資産・ステージの概要
チャンス回数を増やす方法としては2通りあり、株主優待で増やす方法
と預け入れ資産で増やす方法があります。
詳細は過去記事でも記載しておりますのでご覧下さい。
⇒ 大和証券でIPOの当選確率を上げる方法
3.エイチ・エス証券でIPOポイントを貯める
これは意外と実行されている方は少ないようです。
なぜならこのIPOポイントを貯める方法は取引などが絡んでくるため、
ローリスクで貯めることができないからです。有効期限もあります。
残念ながらまだ管理人自身、このIPOポイント当選経験はありません。
しかしこのIPOポイントもまれにIPOポイントプレゼントキャンペーン
を開催しているためノーリスクでポイントをGETできる機会があります。
こういったIPOポイントプレゼントキャンペーンを逃さずに参加してお
けば比較的簡単にIPOポイントを貯めることができます。
エイチ・エス証券開運スクラッチ大あたり画像
詳細は過去記事でも記載しておりますのでご覧下さい。
⇒ エイチ・エス証券のIPOポイントプレゼントキャンペーン
4.SMBC日興証券でステージランクを上げる
これはSMBC日興証券ダイレクトコース限定で最近導入された制度です
が、預り資産残高及び信用取引建玉金額に応じて設定された4つのステ
ージにてIPO当選確率が最大25倍になるステージ別抽選となります。
ただ残念ながらこの方法は別名「お金持ち優遇制度」と呼ばれており、
裏技などが無いため、資金が潤沢にある方が有利な制度となります。
そのためまだ管理人自身この恩恵を受けることはできていません。
SMBC日興証券のIPO優遇特典・ステージ別抽選の概要
詳細は過去記事でも記載しておりますのでご覧下さい。
⇒ SMBC日興証券のダイレクトコース限定IPO優遇特典とは
5.可能な限り証券口座の口座数を増やす
これはもう当たり前ということになりますが、IPOは申し込まないと
当選することはありません。宝くじで言うところの買わなければ当た
ることもないというのと同じです。
しかしIPOは宝くじと違って参加するために見せ金はいるものの落選
すれば資金は全額戻ってきますのでそこにリスクはありません。
ほとんどの証券会社は口座開設料や口座管理料なども取っていないた
め、無料で口座を保有することもできますし、無料で口座開設するこ
ともできます。
ですので、できる限り多くの証券会社の口座を開設し、できる限り多
くの証券会社からIPOに申し込むということです。
もちろんIPO引き受け証券会社の中でもIPO主幹事での当選確率が一
番高いということは言うまでもありません。しかし長年IPO投資を行
っていれば平幹事やIPO裏幹事(委託幹事)でも当選した経験がある
という方も少なくないのではないでしょうか。
IPO主幹事だけ申し込んでおけば十分と考えるのではなく、平幹事は
当然としてIPO裏幹事(委託幹事)からも申し込むことを管理人は強
くオススメ致します。これによってIPOの当選確率は確実に上がります。
管理人のオススメの証券会社は以下でご紹介させて頂いております。
⇒ ⇒ IPO投資用オススメ証券会社ランキング
このように昨今のIPO当選確率はひと昔前と比べるとかなり低くなって
いますが、様々な方法を使って少しでもIPOの当選確率を高める方法が
実際に存在します。努力は必ず報われます。
諦めず最後まで努力された方がIPO当選に近づけるのではないかと管理
人はいつも考えています。