コンフィデンス(7374)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。本日(5月24日)は月曜日ということでおとなしめで1社のみのIPO新規上場承認発表となりました。
6月のIPOはこれで19社目(リート含む)となりますが、某情報によりますと6月は年末(12月)や年度末(3月)並みのIPO(新規上場)ラッシュとなるそうで、リート含め計23社が予定されているようです。となると残りは4社となります。
もう完全な空席は6月29日(火)と6月30日(水)しかありませんが、6月28日(月)も含め、いずれかの日は否が応でもまたしても重複上場日となるのでしょうかね。
IPO愛好家にとってIPOの登場はもちろん嬉しいですが、資金分散や買い疲れの影響による初値抑制や、IPO申し込みの際の資金繰りや手数なども含めて同日上場はやはり嬉しさが半減してしまいます^^;
コンフィデンス(7374)の上場日は6月28日(月)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はまたもや当たりにくいイメージが先行するみずほ証券となっております。
コンフィデンス(7374)のIPO(新規上場)情報
設立:2014年8月5日
業種:サービス業
事業の内容:ゲーム・エンターテイメント業界向け人材派遣・人材紹介・受託事業及びメディア事業
上場市場 | 東証マザーズ |
コード | 7374 |
名称 | コンフィデンス |
公募株数 | 290,000株 |
売出し株数 | 250,000株 |
オーバーアロットメント | 81,000株 |
IPO主幹事証券 | みずほ証券 |
IPO引受幹事証券 | SBI証券 SMBC日興証券 松井証券(前受け金不要) 楽天証券(100%完全抽選) エース証券 マネックス証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 5月24日(月) |
上場日 | 6月28日(月) |
仮条件決定日 | 6月8日(火) |
ブック・ビルディング期間 | 6月10日(木)~6月16日(水) |
公開価格決定日 | 6月17日(木) |
IPO申し込み期間 | 6月18日(金)~6月23日(水) |
時価総額 | 78.4億円 |
吸収金額 | 10.6億円 |
想定価格 | 1,720円(172,000円必要) |
コンフィデンス(7374)のIPO(新規上場)事業内容等
コンフィデンス(7374)はグループ会社で、株式会社コンフィデンス及び連結子会社である株式会社Dolphinで構成されております。コンフィデンスグループでは、事業セグメントとして「人材事業」及び「メディア事業」を展開しております。
①人材派遣
ゲーム業界の会社をクライアントとして、コンフィデンス社員であるクリエイターを派遣契約に基づき配属し、クライアントのニーズに合わせたサービス提供を行っております。
②人材紹介
転職・就職の希望者を募集・登録し、同時に求人情報を収集して相互のニーズをマッチングする有料職業紹介事業であります。
③受託
クライアントのゲーム開発及び運営のうち、外部委託可能な業務をコンフィデンスが引き受けて代行する事業であります。
女性向け情報サイト「Lovely」の運営・管理を行っており、女性向けにファッションや美容に関する解説記事などユーザーのニーズに応える情報を提供しており、サイト内には広告出稿枠を設け、主にアドネットワーク事業者を通じて募集した広告主が提供する商材について広告を掲載し、ユーザーに配信することで広告収入を得ております。
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
【手取金の使途】
手取概算額448,896千円については、①新規拠点の開設費用として90,000千円(2022年3月期23,000千円、2023年3月期43,000千円、2024年3月期以降24,000千円)及び②事業拡大のための人材採用費用及び人件費298,896千円(2022年3月期80,000千円、2023年3月期90,000千円、2024年3月期以降128,896千円)③自社メディア運営に係る初期投資60,000千円(2022年3月期30,000千円、2023年3月期20,000千円、2024年3月期10,000千円)に充当する予定であります。
なお、上記調達資金については、各々の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(コンフィデンスのIPO目論見書より一部抜粋)
コンフィデンス(7374)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
コンフィデンス(7374)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,720円としてオーバーアロットメント含め10.6億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて5,400枚と少なく希少性があります。
社名を見た瞬間にドラマや映画でも話題になっていた女優の長澤まさみさん主演の「コンフィデンスマン(confidence man)」が頭に思い浮かびました。「コンフィデンス(confidence)」の意味は「信頼」「確信」「信用」だそうですが「コンフィデンスマン(confidence man)」は「詐欺師」という意味だそうです。マン(man)が付くか付かないかで意味合いがまるっきり変わってしまうようなので結構デンジャラスな社名ですね^^;
上述の通りコンフィデンス(7374)の事業内容はゲーム・エンターテイメント業界向け人材派遣・人材紹介・受託事業及びメディア事業ということで、ゲーム業界に特化した人材派遣及び人材紹介エージェントとなります。人気ゲームメーカーの案件は100社以上(2021年3月時点の取引実績累計182社)あり、非公開求人も多数取り扱っています。
株主の中にベンチャーキャピタルの保有株が筆頭株主の投資ファンド(ベンチャーキャピタル)含め3社2,788,000株あり、今回のIPO(新規上場)に際する売り出しでの放出はありません。
投資ファンド(ベンチャーキャピタル)2社及びその他既存の上位大株主には解除価格無しで90日間及び180日間のロックアップが掛かっていますが、ベンチャーキャピタル1社400,000株のみ公開価格の1.5倍となれば解除され売却可能となります。ただしみずほ証券主幹事案件特有の初値形成後でないと売却できないタイプのロックアップとなります。
公開規模はIPO想定価格(1,720円)ベースで10.6億円と東証マザーズ市場への上場としては小型で事業内容は特化型の人材事業。特にゲーム業界はまだまだ伸びしろのある業界となります。そこにコロナ禍による巣ごもり需要が加わり、直近の業績は売上及び収益ともに右肩上がりで伸びていることから期待できそうなIPO案件に見えますね。
となると初値評価はA級評価を付けたいところですが、やはり連日の上場劇から来る買い疲れなどを考慮すると伸び悩む可能性もあるため、ひとまずはB級評価と控えめにさせて頂きます。ビビり過ぎかもしれませんが、ここまでのIPOラッシュとなるとなかなか思い切った評価が出せないと言うのが正直なところです^^;
いずれにしてもこの内容で公募割れする要素は無いため、管理人の個人的なこのコンフィデンス(7374)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。さすがにIPO株数が公募株及び売り出し株合わせて5,400枚しかないみずほ証券主幹事IPOとなると当選は極めて困難となりそうですが。
<追記>
マネックス証券がこのコンフィデンス(7374)のIPO裏幹事(委託幹事)になると公式サイトで発表がありました。
コンフィデンス(7374)のIPO取り扱い決定(マネックス証券)
コンフィデンス(7374)のIPO(新規上場)業績等
コンフィデンス(7374)のIPO経営指標
コンフィデンス(7374)のIPO売上高及び経常損益
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