キューブ(7112)がIPO(新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(9月5日)もIPO新規上場承認発表が1社ありました。内容云々は別として今のこの適度な量とスケジュール感は非常に良い流れですね。いつもこういうペースだと嬉しいのですが。
キューブ(7112)の上場日は2022年10月7日(金)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。
キューブ(7112)のIPO(新規上場)情報
設立:1994年12月9日
業種:小売業
事業の内容:MARK&LONA等の自社ブランドの衣料品の企画、並びに小売・卸売事業
上場市場 | 東証グロース |
コード | 7112 |
名称 | キューブ |
公募株数 | 734,000株 |
売出し株数 | 702,000株 |
オーバーアロットメント | 215,400株 |
IPO主幹事証券 | 野村證券 |
IPO引受幹事証券 | 大和証券 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 SBI証券 東海東京証券 岩井コスモ証券 楽天証券(100%完全抽選) LINE証券(委託幹事) 大和コネクト証券(委託幹事) auカブコム証券(委託幹事) |
IPO発表日 | 9月5日(月) |
上場日 | 10月7日(金) |
仮条件決定日 | 9月16日(金) |
ブック・ビルディング期間 | 9月20日(火)~9月27日(火) |
公開価格決定日 | 9月28日(水) |
IPO申し込み期間 | 9月29日(木)~10月4日(火) |
上場時発行済株式総数 | 6,074,000株 |
時価総額 | 129.9億円 |
吸収金額 | 35.3億円 |
想定価格 | 2,140円(214,000円必要) |
そしてこのキューブ(7112)のIPO主幹事は野村證券となっていることから、グループ会社となるLINE証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りはほぼ確定で、平幹事の中には大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が入っているため、グループ会社となる大和コネクト証券とauカブコム証券もIPO委託幹事(裏幹事)入りとなる可能性が高いです。
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キューブ(7112)のIPO(新規上場)事業内容等
キューブ(7112)は主に主力ブランドである「MARK&LONA」をはじめとしたゴルフ関連の衣料品及び雑貨等の企画並びにそれらの小売・卸売事業を行っており、衣料品及び雑貨等の企画及び販売に係る事業の単一セグメントとなります。
スノーボード関連のギア等を中心とするセレクトショップのオープンを発端に、アパレル商材の企画及び販売により規模を拡大。その後2008年3月に「MARK&LONA」誕生させ、当該ブランドをはじめとする自社企画商品の販売を求める日本全国の代理店に対する国内卸事業を皮切りに、国内リテール、国内EC及び海外ECを展開しています。
韓国の代理店と「MARK&LONA」の独占販売及び使用許諾契約を締結の上、韓国の主要都市における路面店や百貨店で代理店を通じて店舗を展開しており、自社ブランドのライセンスを付与し、自社商品の輸入販売だけでなく韓国においてライセンス商品の企画・生産・販売による展開も行っております。
【手取金の使途】
手取概算額1,434,099千円について、運転資金、及び設備資金に充当する予定であります。また、残額については運転資金として中長期的な当社の持続的成長に向けた継続した採用費及び人件費に充当する予定であります。
なお、上記調達資金は、実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(キューブのIPO目論見書より一部抜粋)
キューブ(7112)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス
キューブ(7112)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,140円としてオーバーアロットメント含め35.3億円と規模的に東証グロース市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感のある水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて14,360枚とやや多めにありますが、海外投資家への販売はありません。
上述の通りキューブ(7112)の事業内容はMARK&LONA等の自社ブランドの衣料品の企画、並びに小売・卸売事業ということで、主にゴルフ関連の衣料品や雑貨の企画及び小売・卸売事業を展開しています。珍しく文章が少なく画像の多いIPO目論見書でしたが、文章が不要なほど単純明快な事業内容という意味で捉えて良いでしょうかね。
ゴルフをされる方ならご存知なのかもしれませんが、お恥ずかしながら管理人はゴルフをしない上にブランド品にも疎いため、ゴルフ関連で富裕(ハイエンド)層向けブランド品となると、もはやまったくもって縁がありません。俳優、タレントとして活躍している元SMAPメンバーの木村拓哉氏がブランドアンバサダーとして起用されているようですが、それも知りませんでしたし、ブランド名自体も完全に初耳です^^;
※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。
キューブ(7112)の株主の中にはベンチャーキャピタル(投資ファンド)の保有株は無く、既存の上位株主(新株予約権者含む)には解除価格無しで90日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。
IPO市場では人気化しにくい地味な小売セクターで業績は堅調に推移しているものの公開規模はIPO想定価格(2,140円)ベースで35.3億円と中規模サイズ。時期的にIPO閑散期になるとは思いますが、この内容でこの規模でと考えると、大きな売り圧力は無いとはいえ、よほどIPO地合いが絶好調か何かしらのポジティブ材料が眠っていない限り、買いも限定的で厳しいスタートになるのではないかと言うのが第一印象です。初値評価はD級評価と言ったところでしょうか。
現時点でこのキューブ(7112)のIPO参加スタンスを決めるには難しいIPO案件に感じるため、ひとまず管理人の個人的なIPO参加スタンスは中立(スルー寄り)とし、今後のIPO環境はもちろんのこと、仮条件設定や大手初値予想会社の見解などを見てから本格的に申し込みスタンスを決めようと思います。
キューブ(7112)のIPO(新規上場)業績等
キューブ(7112)のIPO経営指標
キューブ(7112)のIPO売上高及び経常損益
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